劇場公開日 2000年6月24日

ザ・ハリケーンのレビュー・感想・評価

全14件を表示

3.0可もなく不可もなく

2022年2月16日
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ボクサーだった黒人のルービンが、殺人事件の犯人として逮捕されたが、黒人差別による冤罪であった。
その後、服役中にルービンが書いた自叙伝をたまたまレズラが見つけ、友人とともにルービンの無罪を証明しようと動く、という実話に基づく話。

全体的に可もなく不可もなくという印象。
大きなどんでん返しなどもなく、淡々とした流れ。
見ていて不快になるところもないが、逆に大きく感動するところもない。

奥さんがいたはずだが、逮捕された後どうなったのか?
新たに見つけた証拠は検証なし?
最後の判決の後、冤罪を作り上げた人たちへの対処は?
ルービンの無罪を証明しようと動く人たちの邪魔をした人のその後は?
などの疑問が残る。

あと、レズラは同じ黒人としてルービンに共感するところがあったようだが、カナダ人の白人である友人がどういう流れでルービンに感銘を受けたのかが描かれておらず、レズラに連れられいきなり無罪を証明するのに参加している印象だった。

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た

人種差別

2021年12月18日
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鑑賞方法:VOD

とても実話とは思えない露骨な人種差別。黒人に生まれたというだけで差別され刑務所暮らし。1966年なんてそんなに大昔の話じゃない。なのに自由の国アメリカの称号を汚すような話。欧米の伝統的な人種差別の諸悪の根源である白人至上主義。

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HILO

4.0無実の罪によって30年投獄された実在の黒人ボクサー

2021年10月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ボブ・ディランも解放運動に参加して歌を作った。デンゼル・ワシントンがこの映画のために27キロも減量して臨んだなどと話題が尽きない映画。

 レズラ少年がルービン・カーターを知ったのは中古本市。自伝が発売された当時じゃなかったということも過ぎ去った年月の重さを感じます。最初の州法廷では陪審員が全員白人だったことに背筋が凍るような気がしました。また、法廷で闘う弁護士や市民団体が活躍するものだと思っていたら、レズラ少年と彼を受け入れたカナダの家族の情熱が熱かった。

 憎まれ役の刑事を演ずるダン・ヘダヤ・・・多くの映画の脇役であるが、すごくいい演技・・・ブルドッグが眼鏡をかけたような、と表現されているのが面白かった。今回、地上波TVで観たので、ノーカット版が観たくなった(カットされすぎだ)。

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kossy

5.0永久保存版🙆‍♂️

2021年1月25日
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久々に鑑賞したけど、やっぱり良い映画だわ。閉塞感を抱えたまま物語が進み、最後に一気にそのモヤモヤから解放される。1本の映画でここまで胸が熱くなる。自分もまた明日から頑張ろうと勇気付けられる。そんな素敵な映画であり、そんな力強い映画だ。

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@Jankichi@

3.5冤罪法廷ドラマではなく、人間ドラマです。

2020年2月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冤罪で服役したボクサーと、彼の冤罪を晴らそうとする家族の物語。

大好きデンゼル・ワシントン魅力満載の作品です。実際にあった冤罪事件を下敷きにした作品。
粗暴な青年時代、ボクシングで成功し傲慢になったボクサー時代、そして自暴自棄、達観、絶望を繰り返す収監時代。
主人公の心理を、デンゼル・ワシントンが巧みに演じます。

ただ冤罪を扱うドラマとしては、冤罪を覆す部分に弱さを感じてしまいます。実話ですので、実際にそうだったのでしょうけど、映画としてはあっさりした印象をぬぐえませんでした。

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よし

4.5久しぶりに見たくなり🎵

2020年1月21日
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デンゼル・ワシントンが出てる映画の中では1番好きな映画✨10年以上前に初めて見た時から好きな映画だが今見ても感動する素晴らしく時々見たくなる作品👍
これが実話だとは😭

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マサ

5.0ボブ・ディラン

2019年10月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ボクサーのルービン・カーター(デンゼル・ワシントン)は人種差別により、冤罪で獄中にいた。
ボブ・ディランほか多くの有名人が無罪を訴えるが司法の壁は厚かった。
そんなルービンのもとにカナダの少年から手紙が届く。
監督はノーマン・ジュイソン、デンゼル・ワシントンの名演技が光る。

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いやよセブン

3.5冤罪からのチャンピオンベルト

2018年9月29日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

B・ディランが鳴り響く。

自由の壁に閉ざされて拳を交えた闘いだけでは許されず人種差別から警察、偏見と、州、いや国家と、闘わなければならない事柄が多過ぎた。

11歳から自由を手にするまで赦されるまでに気の遠くなる時間を無駄に奪われ対人間にする行為としてここまで残酷なことがあるだろうか。

単純に人種差別という影があったとしても奪われ過ぎた人生を歩む必要性は微塵も無い。

奥さんとの関係性や一緒に捕まってしまった人のことなど後半からダルい展開になっている気もするので二人にスポットを当てた描写があっても良かった。

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万年 東一

4.5ボクシング映画では ない

ハリケーンのリングネームを持つ黒人ボクサーが、人種差別により刑務所に入れられ、抵抗する話。ハリケーンの人生、裁判のプロセスがメインで、ボクシング映画では ない。

非常におもしろい映画だった。感動した。ありがちな「人種差別をなくそう」という話では ない。あくまでハリケーンという一人の人間が描く人生の話だ。そして、それに感銘を受け、協力する多くの人たちの物語だ。人は どう生きて、どう死ぬべきなのだろうか。その指針を示す映画でもある。

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Check-inや、レビュー投稿には、ニックネームが必要です

3.5ペンは拳より強し

2016年8月11日
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人種差別により、冤罪で無期懲役の判決を下された実在の黒人ボクサー。

自分を陥れた白人への、自らの境遇への憎しみが、パンチひとつひとつに込められているようでした。

有名なボクサーであり、また伝記本も書き社会の注目を浴びたことで、彼は外からの援助を受けられたのだと思います。彼の不屈の精神と、そのアンテナに反応した黒人少年により嵐を巻き起こしたとは言え、同じ境遇の人々からすると、彼は比較的幸運な立場だったのではないでしょうか。無名かつ無力故にそのまま冤罪で消えていった黒人はどれだけいたのだろうと考えると悲しいです。

"Writing is a weapon... it is more powerful than a fist can ever be."

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everglaze

4.5かなり好きです

2015年5月21日
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壮絶な半生を遂げた主人公の感動ストーリーです。
主題歌のso amazingも素晴らしいです

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なぽ

3.5冤罪事件のやるせなさ

2015年5月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

デンゼル・ワシントンの演技は素晴らしいのだけれど、知性的な雰囲気が強すぎて、ボクサー人生を完全に奪われてしまった無念さが少し薄れてしまっているような気がしました。まずさきに冤罪が晴れて良かったという気持ちが立ってしまったことが、果たしてよかったのかどうか…もっと、怒りが必要かと─。

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SH

4.5人間の強さと、弱さ。

2013年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

人種差別により生まれた冤罪。
これが実話に基づくストーリーだというだけで怒りが湧き上がる。

冤罪により収監されたボクサーは自分を貫き、戦い抜こうとする。
しかし、長い歳月はそんな彼すら折れさせる。
たとえ無実とは言え、刑務所での日々は強靭な人間性をも殺してしまうのだ。

なんとも切なく、なんとも哀しい。

無実の訴えは社会運動にまで発展するも、決して実ることはなく、そして闘志の炎は消えていった。。
しかし、、、、

この作品を通して、人とはどんなに強くても弱く、どんなに弱くても強いものなのだ、と実感させられた。
一人では戦いきれない敵が存在する事実がある一方で、人の勇気が集まれば戦い抜くことが可能なのだと。

ストーリーもさることながら、デンゼル・ワシントンの演技は圧巻である。
牢獄に中で、戦い、苦しみ、萎え、蘇る。
そんな一人のボクサーの苦悩を演じ上げた彼の演技に称賛。

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旅人

4.0真実を描ききれていない部分もあるが、冤罪に苦悩する主人公の映画として面白い

2013年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

総合:80点
ストーリー: 80
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 65

 無実なのに長期間にわたり服役した実在の黒人チャンピオンボクサーである「ハリケーン」ことルービン・カーターの話。デンゼル・ワシントンが冤罪に苦悩する主人公を演じる。

 長期にわたり刑務所暮らしを強制され、ボクサーとして輝かしい未来を奪われたワシントン。無罪であるがゆえに立ち向かおうとするが現実に押しつぶされそうになる精神状態や、彼を救おうとする動きに光明を見出す部分などはいい。
 その反面、彼が刑務所に入っている間に彼の妻がどうして支えなかったのかといったことや、彼を冤罪にしようとした勢力は何なのかといった部分がおざなりになっているように感じるし、その部分では不満も感じる。そのあたりは映画で明らかにするには、情報が不足していたり時間がなくて描き切れなかったり物語の都合上わざと描かれなかったりしているのかもしれない。

 少しだけネットで事件のことについて調べてみたが、現実にはカナダのグループだけでなく弁護士が大きな貢献をしていたり、冤罪事件は一人の刑事だけが大きな動きをしたのではないといった意見もあった。これは映画であるので、そのあたりの真実は何かということを描ききることは本来の目的ではないだろう。それを別にして、冤罪に苦悩する栄光のボクサーと彼を助ける支持者とを描く実際にあった話を基にしたひとつの映画として、この作品は悪くない。

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Cape God