セブンのレビュー・感想・評価
全82件中、1~20件目を表示
7つの大罪は7人の死で完成する
原題
Seven
感想
全米No. 1。息をのむスリル&アクション!緊張度120%
緊張、衝撃、興奮、戦慄…あなたはきっと目が離せない
よく出来た作品だと思いました。
血気盛んなブラット•ピッドはイケメンでしたし退職まで1週間のモーガン•フリーマンは渋いです。
ラストは嫌な予感しましたし衝撃で鳥肌が立ちました。
ミルズを止めたいサマセット、憤怒のミルズはジョンの思惑通りそうなるよねと思いました。
七つの大罪
傲慢PRIDE、美人モデル
憤怒WRATH、ミルズ
嫉妬ENVY、ジョン
怠惰SLOTH、前科者
強欲GREED、弁護士
暴食GLUTTONY、肥満男
色欲LUST、娼婦
※この世はすばらしい戦う価値がある
七つの大罪
面白かったけど奥さんが殺されるのは読めちゃったなあ。
あと七つの大罪が完成したみたいになってるけど、よく考えたら最後だけ法則から外れてない?それまでは〇〇の罪で殺されていたけど、奥さんはなんの罪にも当てはまらないよね?犯人は妬みの罪で死んだ(殺された)のはわかるけど、怒りの罪の主人公は生きてるよね。七つの大罪は揃ったけど、罪により死ぬ(殺される)流れから少しずれちゃったと思う。
それと何も悪いことしてないのに主人公がかわいそうすぎるし、このバッドエンドはあまり好きじゃなあ。後味悪い系映画なんだろうけど。
七つの大罪になぞらえた殺人はドキドキしたし、ブラピとモーガン・フリーマンは良かった。
7つの罪に基づく計画が成就される斬新な脚本に、圧倒される思いがした。
デビッド・フィンチャー 監督による1995年製作(126分)のアメリカ映画。原題:Se7en
配給:ギャガ・ヒューマックス、劇場公開日:1996年1月27日
エイリアン3にはガッカリしたが、本レビューサイトでフィンチャー 監督はその後傑作を撮ったらしいことを知り、本作を視聴。
まず、出だしのタイトルバックにとてもゾクゾクとさせられた。この凝ったタイトルバックをデザインした のは、カイル・クーパーだそう。自分が印象に残ってる彼作のものとしてはスパイダーマン2が有るが、インパクトはそれを超える。
そして、ストーリーというかアイデアがとてもユニークで、脚本のアンドリュー・ケビン・ウォーカーというヒトは凄いと思った。ペンシルバニア州立大卒後、ニューヨークでタワーレコードの店員として働いた時に書いたらしい。確かに、沈鬱とした都会的怖さが充満していた。
ブラッド・ピット演ずる刑事の妻役グウィネス・パルトロウが、妊娠したことを部長刑事モーガン・フリーマンに打ち明けるなど、やけに登場して不思議な感じがしていたが、ああいうかたちで最後に彼女が登場してくる伏線であったとは!やはり衝撃を受けた。
新たにこの街にやってきた若い刑事を演じたブラッド・ピットも定年間際の部長刑事役モーガン・フリーマンも好演とは思ったが、ケビン・スペイシー演ずる猟奇犯が醸し出す知的な不気味さには圧倒された。背景も動機も不明であるが、この街の人間には激しい憎悪を抱いていることがセリフから伝わり、ダンテの神曲煉獄編に登場するカトリックにおける7つの大罪、それらを象徴する様な人間を殺害していく。
「GLUTTONY(貪食)」、「GREED(物欲)」、「SLOTH(怠惰)」、「LUST(色欲)」、「PRIDE(高慢)」、「ENVY(ねたみ)」、「WRATH(憤怒)」の順で。最後の2つの殺人が起きていない段階で、犯人は意外にも自首してくる。その前に、ENVYのよる殺人が実は行われていて、最後の殺人は主人公のブラッド・ピットにより実行される。そうして、猟奇犯の綿密な「神曲」的計画は成就される。とても斬新なアイデアのストーリーに、圧倒される思いがした。
監督デビッド・フィンチャー、製作アーノルド・コペルソン、 フィリス・カーライル、製作総指揮ジャンニ・ヌナリ、 ダン・コルスラッド、 アン・コペルソン、脚本アンドリュー・ケビン・ウォーカー、撮影ダリウス・コンジ、美術アーサー・マックス、衣装マイケル・カプラン、編集リチャード・フランシス=ブルース、音楽ハワード・ショア。
出演
ブラッド・ピットデヴィッド・ミルズ刑事、モーガン・フリーマンウィリアム・サマセット部長刑事、グウィネス・パルトロウトレイシー・ミルズ、ジョン・C・マッギンレーカリフォルニア、R・リー・アーメイ警部、リチャード・ラウンドトゥリーマーティン・タルボット地方検事、ダニエル・ザカパテイラー刑事、ケビン・スペイシージョン・ドゥ、リチャード・シフ、マーク・ブーン・ジュニアFBIの男。
少し拍子抜けする
ストーリーは緊張感があり、それなりに面白い。ただサマセットとミルズの2人が捜査に散々苦戦していたのに、映画後半で犯人が自ら名乗り出てくるので、少し拍子抜けした。
被害者達は「7つの大罪」のいずれかを犯しているから罰を受けるべきだと犯人は主張しているが、よく分からない動機だ。猟奇的殺人鬼に関する本を読んでいると、動機が尋常でない人間がたくさん出てくる。そのため、犯人の動機がよく分からないのは当然のことで、その方が異常者のキャラ設定としてはいいのかもしれない。
映画では犯人が判明するまでは常に雨が降っていて、陰鬱な雰囲気がストーリーに合っている。犯人が判明してからは爽やかに晴れるという演出は素晴らしかった。全体的に映像が綺麗で演出がお洒落なのはデヴィット・フィンチャーらしいと感じた。
感想です。
私は感情と罪は相容れないものと思う。
私は最後共に泣いていた。殺して欲しかった。
殺してくれたことにより映画になったと思う。殺してくれなかったら私は耐えられない。
世界を敵にしてでも妻をまだ見ぬ子供を救いたかったのだろう。私は彼を責めることはできない
劇中サマセットが「あの決断は間違ってなかっただが1日として違う選択をしていればと思わない日はない」と言っている。
これから彼がしなければいけないのは贖罪である。
後悔をする日はないだろう。
ブラピかっこ良すぎ
演技うますぎワロタ
イケメンなのに演技超絶って反則やんか!
泣いた
頭の中で何度も真似をした!
100回見た!
数えてない!100回見るってニートやん!
この脚本が許せない!だって奥さん可愛いそうやん!
てかバッドエンド全て許せない!
だってこの世で一番嫌いな言葉は「犠牲」だから!
(ほんまHappyENDもの詰まらんよな何にも頭に残らんわ)
あ、こういう映画なんだ!!
おもしろかったです。
前半の刑事ふたりの関係性から、ベテラン刑事が事件を追い始めるまでが
丁寧に書かれていて引き込まれました。ちりばめられたモチーフや、要所要所で
伏線回収される感じが気持ちよく、画面上ではグロな展開があっても
あまり気にならず見続けることができました。
これ、奥さんぜったい殺されるよなぁ~と思いながら見ていたので、
ラストはあまり驚きませんでしたが、それが幕切れになるとは思いませんでした。
たしかにある意味、後味が悪い(笑)
でもあまり登場人物に思い入れ持たないように描写されていたので
そこまでショックでもないな、と思いました。
表現したいことと見せたいもののバランス取れててよかったです。
衝撃的なラストを知ってても楽しめる
28年前に1回観てなんとなくのストーリーと衝撃的なラストだけ覚えてたけど、改めて。
図書館の緑のランプやミルズ夫妻の部屋やマンションの廊下のインテリア、警察署のドアやら素敵すぎる。雨や夜の光とか演出がキラキラで雰囲気がぷんぷん。
奥さんグヴィネス・パルトロウだったのね、全然覚えてなかった。シアーのシャツとか今年流行る服着てて、流行は巡るな、なんてことも感じつつ、殺し方の異常さに震える。
それぞれの正義や罪の感覚は千差万別で基準なんて設けられないけど、犯人の言うこともわかる。
でも、殺人犯は現場に戻るっていう話→カメラマンとして現場に戻ってきた時にミルズに会っていなければ、ミルズが品行方正なおとなしい刑事だったら、犯人の計画は変わらず違う誰かを7人殺して終わりを迎え、奥さんは殺されず生きていたのかもしれない。それにしても首を切り落として届けさせるなんて。ひどすぎる。
ラストのブラピの葛藤シーン、たまらん。
奥さんが殺されて首だけがダンボールの中にあるって言われて、嫉妬からの憤怒で7つの罪が裁かれる=ニュースになって犯人の思う壺になるってわかっていても、若さとお腹の子供がいることを犯人から知らされる屈辱、なにより愛する罪のない、ブラピの転任のせいで友達もいないこの嫌いな街に住むことを我慢している美人奥さんを自分の計画の為になんの躊躇いもなく殺されたら、いや殺すよね。私だったら殺すわ、死刑で誰かの手を汚すくらいなら、私がやるわ。
自分事化したら、私もブラピと同じ行動するわ。
その場合は、7つの罪の殺人がずっと繰り返された未来があったのかもしれない。
信仰心は心の支えや行動指針決定や精神コントロールにポジティブに作用するけど、人によってはそれがネガティブ作用することもあるから信仰って難しい。
中弛みが一切ない何十年経っても色褪せない作品。
いや、でもさ、死体を見つけたのが夜とはいえなんで部屋の電気つけないの?という素朴なツッコミは消えない。
バッドエンドとと言うよりはオールバッドだね
昔見たんだけど覚えてなくて最鑑賞。
つまらなくはないが、この映画の後シリアルキラー的な映画はいくつも出来ているので
特に目立って良かったと思う点はなかったな。
ラストは覚えていたから衝撃はなかったし。
一番残念だったのは物語中盤で犯人に偶然とは言わないが、
FBIの力を借りていきなり犯人に出会してしまうのが何とも主人公たちの
頑張りが見えないのが残念。
おまけに犯人は自首してきてしまうわけで。まあ、それがラストに向けての
罠であるわけなんだけれども。
この手のドラマは刑事たちが細かい証拠を足で稼いで突き止めるのが
醍醐味なので何だかちょっと物足りなさを感じたかな。
結局犯人の一人勝ちで主人公たちは完敗になってしまい、
スッキリしないどころか100%負けてるのもバッドエンドというより
何だか悪党がやりたい放題やって気持ちよく終わった映画なので
何が何だかという感じだった。バッドエンドであると書かれることが多いが
バッドエンドではなくオールバッドだね。主人公は一矢も報えず終わり。
ケビン・スペイシーが素晴らしい。
よく出来たサスペンスではある、と思うが、名作と聞いていて期待が高過ぎたのかも知れない。ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンとはなんとも豪華だが、やはり何と言ってもケビン・スペイシーが素晴らしい。残念なのはブラッド・ピットの奥さんが妊娠したことをご主人に隠していたこと。モーガン・フリーマンのアドバイスに従ったからかどうかは分からないがこれは本当に残念。僕がブラッド・ピットの立場だったらこれだけは許せないと思った。
悪くないけど、も。
セブン見る直前に「LAコンフィデンシャル」見たせいかなぁ…セブンが名探偵コナンくん的なノリを感じちゃって。(コナン君ファンの方ごめんなさい。けなしてるわけじゃないです)何て言えばいいのかな?もう少し張りつめるような緊張感が欲しかったかも。グロいとこは、私はあまり得意じゃないので目線ちょっと外したりして、ガッツリ見ないようにしました。「いい?これはお芝居よ。血糊塗ったくって超優秀な凄腕のメイクさんがその力を余すことなく発揮して、その上この役者さんか全身全霊で死体になりきってらっしゃる、渾身のカットなのよ。周りではカメラさんが…」って自分に言い聞かせながら見ないと辛いタイプなので。
奥さんをやたら絡ませたがるなぁ…とぼんやり思いながら鑑賞し、ラスト近くに来て「あーそういう終わり方にするのね」って気付いた。私はだいぶ鈍いようだ。
ケビンスペイシー、この人独特な雰囲気のある役者さんでわりと好き。役がよく似合ってて良かったです。
でもやっぱり「LAコンフィデンシャル」に出てくるケビンスペイシーの方がさ~~…
パパラッチのシーンは見返せ
ようやく観れた!
オチがヤバい系映画に毎度名前が上がる本作ですが、何故か今までズルズルと引き伸ばしにしていて先日ようやく観れました。
セブン。それは七つの大罪がモデルになっていて、要するに7つのそれぞれ手法が分かれた殺人事件が展開されていくというお話になっております。そしてこんな猟奇的事件を起こす犯人の正体は?そもそもどういう動機なのか?なにより、この不気味な事件の結末は!?とどんどん引き込まれていく脚本はもう30年弱前とは思えないクオリティ。
特にエグいと思ったのが、途中で出てくる”パパラッチ”が後に犯人だったと明かされるのですが、それで見返してみると一瞬なんですが確かに”ケビンスペイシー”なんですよ!!!勿論声も一緒。おいおいユージュアル・サスペクツと一緒じゃねえかよぉ!!!と最近観たので変に興奮しました。
し・か・も!その直前のシーンでモーガン・フリーマンに『冷静になれ』とブラピが諭されていて、それに対しブラピは『俺は感情で生きてる』なんて返してるんです。いやあ~これ完全に最後の展開を予言してるセリフですよね(笑)。
期待していたオチは個人的にはあっさりめ(感覚麻痺)でしたが、95年当時の感覚からすると衝撃のラストだったことは想像に難しくありません。ユージュアル・サスペクツもそうですが、こういう何度も観たくなる映画って良いですよね。見返せば見返すほど、全部のシーンとセリフが「これ〇〇の事を指してたんか!!」って気付かされるもうあの快感が素晴らしい。
ただ、やはり今基準だと少し昔の映画ですので、今の感覚ですと淡々と物静かに進行していく感は否めません。そういう昔の映画だよって前もって気持ちを整えておかないと、「これ面白いから見ようぜ~」って誘っても観終わった友達は「まあまあ」とか言いそうです。その時はぶん殴ってやりましょう。
猟奇の果て
私は、これは大画面で観なくてよかった; ;
脚本を書くのに8年かかっているそうだが、確かに話は独創的かつ文学的でよくできていると思った。犯人の背景については全く触れられていないが、時間的にも精神的にもついていける丁度なボリュームになっている。
ミルズが言った通り、犯人は、社会に罪(キリスト教で言うところに七つの大罪)が蔓延っていることを明らかにする体を取りながら、自分の社会への欲求不満を見知らぬ人々にぶつけていたのだと、私も思った。
ラストの、ミルズ刑事が犯人への怒りに駆られて殺してしまうか、身柄を確保するか、自分の心の中で怒り(悪魔)と闘うシーンでは、私もサマセット刑事と一緒に、ダメェ!堪えて!と応援したが、ダメだった。悪魔は強かった…。
サマセット刑事はこのまま引退するのはもったいない。所長の信頼も厚いことだし、これまでのキャリアの総仕上げとしてはキツかったけれどもここまで凄惨な事件を経験したのだから、ミルズの見守りついでに嘱託として、時々は力を貸して欲しいと思った。最後のモノローグで「戦う価値はある」とあったから、そのつもりがないわけでもないのかな…。
この世界に安息(日)はないという皮肉か?
言わずと知れたモーガン・フリーマンとブラッド・ピット主演のバディものの金字塔。
治安の悪いその街で残忍な殺しをする連続殺人事件が発生。
定年間近の生粋の老刑事と着任したての幼さの残る若手刑事、
そんなふたりによる月曜から日曜までの最初で最後の7日間の捜査を描く。
犯人は犯行現場に7つの大罪のいずれかの罪の言葉を残していく。
果たして犯人の目的は?
そしてこの残忍かつ計画的な犯人によって7つの大罪はすべからく断罪されてしまうのか?
結末はやはりバッド・エンドだった。
物語は月曜から始まるのだが、のっけから天気は土砂降り。
以後、悪天候が続く中、犯行と捜査が続けられる。
そして、来たる日曜日犯人が自首し、やっと晴れたと思ったのも束の間、
ラストに向けた緊張感とともに最終的に絶望感をたたきつける。
そして、物語のラストカットの夜空には結末とは裏腹に星々が憎たらしいほど輝いていた。
サスペンス映画。
胸糞映画を見たくて鑑賞。
胸糞映画を期待していたせいで、ラストで絶対嫁やってなってしまった。
多分よくない見方なのかな?
サスペンス映画としてめちゃくちゃよく作られてた。
一つ一つの事件を経て2人の関係が変わっていくのも丁寧に描いていた。
あと、雨のシーンとか暗い画面の作り方が秀逸。
全体を通してのバッドエンドへの布石感がすごい。
胸糞映画とか関係なく、いいサスペンス映画を見たなって感情になった。
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