劇場公開日 1996年1月27日

「全体的に不気味な世界観が良い」セブン いっしーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0全体的に不気味な世界観が良い

2020年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「七つの大罪」に沿って殺人が行われる。後半の展開はこの手の作品に見慣れた人なら大方の予想がついてしまうかもしれないが、犯人を「異常者だ」と決めつけてかかるまだ「無実」であるブラピと、「あくまで犯人は人間だ」としているモーガン・フリーマンの会話がラストシーンの伏線になっているのはよくできていると思った。今でこそ「スクリーンの前で他人事と思ってるあなた、あなたもこの犯人と根本的には同じ人間なんだよ?」と問いかけるテーマの映画は増えた気がするが、その手の映画の中でもストーリーが練られていてとても面白かった。

いっしー