劇場公開日 2002年8月10日

「決して色あせない」天国の口、終りの楽園。 ケロケロケロッピさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5決して色あせない

2020年10月4日
iPhoneアプリから投稿

十何年前に一度観ただけなのに、ずっと覚えていて今でもふとしたときに様々なシーンが脳裏に蘇ってしまう、個人的には稀有な映画。

ロードムービーなので、テーマとして病気や別離を扱っているとは言えストーリーとしては軽め。
それでもしょっちゅう思い出してしまうのは、素敵な年上の女性に心奪われたり、憧れの人と結ばれたり、みんなでバカ騒ぎしたり、親友だったのにいつのまにか疎遠になってしまったり、そういったひとつひとつのシーンがすごく色鮮やかで、主演2人のハイ&ローテンションで生き生きと演じられていたからだと思う。ラテンムービーを代表する俳優に成長したのも納得。

てか、当時はよくある青春映画かと思ってなんとなく観たのだけど、実はアルフォンソキュアロンだったんだねえ。道理で最高なわけだ。

ケロケロケロッピ