劇場公開日 1954年2月6日

「フランク・キャプラ監督の魔法‼️」素晴らしき哉、人生! 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フランク・キャプラ監督の魔法‼️

2023年6月29日
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興奮

「生まれてこなければよかった」と絶望する男に、見習い天使が彼の存在しなかった別の世界を見せてゆくことで、過酷な人生を生きることの大切さを訴えていく名作‼️ "どんな人間でも、たくさんの人生に影響与え、自分の何気ない行動が、誰かの未来を変えている・・・" なんて素敵なメッセージなんでしょう‼️キャプラ監督の理想的なアメリカンドリームがビシッと決まった作品ですね‼️爆発的な喜びのテンションを全身で表現するジェームズ・スチュアートの名演技も素晴らしいと思います‼️この作品を観てからは街中でチリンチリンという鈴や鐘の音を聞くと、どこかで天使が翼を手に入れたんだろうなぁと・・・

活動写真愛好家
Gustavさんのコメント
2023年6月30日

活動写真愛好家さん、これまでの多くの共感ありがとうございます。

ユーモアにも色んな味わいがありますね。チャップリンやキートン、ロイドは曲芸を極めた面白さ、ヒッチコックは恐怖とユーモアが何処かシニカル、クレールはフランスらしく上品なユーモア、ルビッチは色気と機知に富み、ワイルダーは一寸ブラックでシリアス、そしてキャプラの常に健全なユーモアには、より親近感を覚えます。リアリズムやリアリティが求められる今日の映画では、大人が楽しめるユーモアが減ってきているようです。勿論真剣で真面目な映画には尊敬の念を抱きますが、心に余裕があるユーモアたっぷりな映画に最も共鳴してしまいますね。キャプラ映画を観る時の至福感、ハッピーエンディングは映画のひとつの理想と思います。

Gustav