劇場公開日 2018年7月21日

「今の若者にどれだけ共感できるものか分からない それでも本作には若さのドライブ感が詰まっている 21世紀の若者も元気が貰える映画だとおもう」ストリート・オブ・ファイヤー あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今の若者にどれだけ共感できるものか分からない それでも本作には若さのドライブ感が詰まっている 21世紀の若者も元気が貰える映画だとおもう

2021年7月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

冒頭にこうでる

とある時代のとあるところ
ロックンロールのおとぎ話

服装やヘアスタイル、車、街並みは50年代風
でもなんか現代ぽい
黒人のドゥワップグループも登場するが、音楽はロカビリーじゃなくて80年代のロック
街もリッチモンドだというがシカゴみたいだ
つまりそんなことどうだっていいということ

ストーリーだって、どうだっていい
カッコ良けりゃそれでいい
だってロックンロールのおとぎ話なんだから

代々木公園の前あたりの通称原宿ホコ天
そこにローラー族ってのがいたのは、ちょうど本作公開の頃

革ジャンにリーゼント、レイバンのなすびサングラス
女の子はみんなポニーテールに大きなリボン
フリフリドレスにハイヒール
ラジカセでジルバを踊ってた

そうあの頃は50's ブームだったんだ
原宿にはクリームソーダとかという名前の有名な店とかがいくつもあった

バブルの少し前
なんか気分がみんな本作みたいにイケてた
本作には80年代の空気感が濃密に詰まっている
音楽を聴けばいきなりあなたを80年代にタイムスリップしてくれるはず

21世紀に何の意味があるの?
50's は80年代からみて30年程前の時代
米国の黄金時代
時代の空気が同じだったから、今思えばその時代を模そうとしたブームだったのかも知れない
現にその後にバブルになったのだから

80年代はもう40年近い昔になってしまった
空気感はまるで違う
正反対かも知れない

今の若者にどれだけ共感できるものか分からない
それでも本作には若さのドライブ感が詰まっている
21世紀の若者も元気が貰える映画だとおもう

あき240