劇場公開日 2018年7月21日

「バブル"前夜"に体験したロック・ファンタジー」ストリート・オブ・ファイヤー マシューさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0バブル"前夜"に体験したロック・ファンタジー

2020年12月16日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

大人になる前に観た作品。
単純明快なストーリー。
伏線なし、突っ込みどころ満載。
だけど、カッコいい。

公開当時観た人たちと、
今の時代に観た人たちの評価が
両極端のも理解できる。

公開当時、
キネマ旬報読者選出外国映画1位の日本。
時はこの後到来するバブル景気"前夜"。
今思えば、何もかも輝いていた時代。
「フットルース」「BTF」など
当時のアメリカ映画には憧れがあった。

こんな時代の中、体験したこの作品。

約35年ぶりに観たが、
クリストファー・ノーランの難解作品に
慣れ親しんでいた今の自分でも感動は
色褪せず。
ラストの「Tonight Is What It Means to
Be Young」には身震いした。

スポットライトを浴びる恋人の姿を
見届け、"相棒"と一緒に街を出る主人公。

事件を解決してシカゴを去る
「アンタッチャブル」のエリオット・ネスの
ような爽快感を感じる。

同時期観た、
「セント・エルモス・ファイヤー」と共に
未来永劫忘れられない作品。

マシュー