劇場公開日 2007年1月20日

それでもボクはやってないのレビュー・感想・評価

全78件中、61~78件目を表示

3.0それでもボクはやってない

2014年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

今は裁判員裁判制度が施行されているが、日本の裁判の問題、国家、検察、冤罪を淡々と描いている作品。
私は女ですがもし、旦那が、家族が、身近な友人が・・
そう考えると本当に怖くなる。
一度は見ておくべき社会派映画問題作の一本。
淡々としていてちょっと飽きる部分もあり、もっとめりはりがあると良かったが、作品としては凄く良い作品だと思う。
"とりあえず有罪になった"
それでもボクはやってない。
"十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ"

コメントする (0件)
共感した! 0件)
penginbon

4.5当たり前に起こりうることの怖さ

2014年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

人が持つ様々な種類の感情の琴線にびんびんと、触れてくる。
そういう脚本、ストーリーの映画って、いい映画なのかな、と思う。
この映画は被疑者の視点から痴漢事件冤罪を描いていて、当然被疑者に感情移入する。その点では、誰がどう考えても不当にしか見えないことが世の中こんなに往々にして起こっている・なされているのか、という怒りと恐怖を覚えた。
しかし一方で、もしこの事件を新聞で読んだとしたら?と考えてみる。映画にも織り込まれていたように、被害者感情に共感してしまう自分を容易に想像できてしまう。
日本の司法の構造として、いつ冤罪が起こってもおかしくないという現状を、絡み合う複数要素を分かりやすく提示し、シンプルに簡潔に、映画を纏め上げている。
加瀬亮が良い◎

コメントする (0件)
共感した! 1件)
nanana828

4.5こわい こわい 逃れられない・・・

2013年11月13日
PCから投稿

悲しい

怖い

痴漢とは ほんと嫌なものであるが、しかし痴漢でもないのに 痴漢扱いされ 犯人にされて 人生がめちゃくちゃになって・・・
他人事とは 思えません。
犯人でないのに 犯人扱いされる 犯人なのに 誰もそいつが犯人だとは知らないということも 多々ありそうです。
ほんと 恐ろしい作品でした

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ともちん

3.5ほんとにこんなんなの?

2013年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

本当にこんな冤罪があるのかと考えたら恐い。
証拠となり得るVTRまで用意したのに、
それでも裁判では勝てないなんてあまりにひどかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
comcomledsyoutou

3.0周りの制作関係者が困った映画

2012年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
やん

5.0今まで見てきた法廷モノの価値観が覆る、これが法廷のリアル

2012年7月31日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD、TV地上波

怖い

興奮

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 10件)
近大

4.0心して見る

2011年8月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゆめゆめ

4.0ものすごーく淡々と進行していきます

2010年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画開始後すぐに主人公が捕まって、判決が出た直後にエンドロール。まさに、主人公の裁判の経過をずっと見ていた、というような映画です。

 微妙に笑いの要素が入っているものの、基本的にはものすごーく淡々と進行していきます。ドラマとしての大きな起伏はないのですが、気がついたら引き込まれていました。

 もうすぐ裁判員制度も始まるし、その予習という意味でも見ておいて損はないかも。

 主人公の加瀬亮くんは、なかなかはまっていたと思います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ringo

4.0傍聴前に…

2010年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

犯罪を犯してから裁判に至るまでの流れを客観的に理解できる作品。またこの作品は、冤罪を主張するために通常の裁判よりも怠く描かれているが、多少の演出があるものの、実際の辛くて長い先の見えない無罪判決のことを考えれば、よくぞ一本の映画に仕上げたという感じ。
是非とも、裁判を傍聴しに行く前や裁判員制度に選ばれた際に観てほしい作品。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
h@yato

4.0朝に来て、午後には出て行く、サラリーマン

2010年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
shimo

4.0真実を伝えられないもどかしさ

2010年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

痴漢・・・、やっても罪を認めれば即釈放、やってないのに罪を否定すれば何ヶ月もの拘留と裁判の日々。
検察側と弁護側による証拠の作り上げと、その潰し合いのなかで、肝心の被告は自由な発言すら許されない。真実を伝えられないもどかしさは耐えがたく、現場に居なかった第三者によって裁かれる法廷のありようとはなんなのか? きっちり最後まで飽きさせずに見せてくれる。
日本の映画としては音響にもよく気が配られている。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
マスター@だんだん

4.0考えさせられる作品

2010年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

知的

難しい

周防監督の最新作で日本アカデミー賞の各賞を受賞した作品。『シコふんじゃった』も『Shall we ダンス?』もなかなかいい作品だったので期待して観てみた。テーマは痴漢に間違われ冤罪になってしまった青年の裁判過程を追った物語で実話となった事件をモデルに描かれた。

裁判と聞いてもニュースでさらりと聞き流してしまう程度の関心しかなかったが、日本の裁判制度や司法、警察と検察など詳しく描かれており、作品が進むにつれ物語に引き込まれていく。至って淡々とした作風であるが、ドラマとしてではなく当事者達と同じ世界で観ているような感じを覚えた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
のーまん

4.0満員電車。こわ・・・。

2009年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

ついに観ました!観ましたよぉ~!

たくさん並んでるのにいつもレンタル中だったこの作品。
世間の注目度の高さに期待が膨らみっぱなしだった訳です。

ようやく観た感想はというと…。

「こわ…」

今は電車に乗る機会も少なく、まして満員電車なんて
東京に通っていた学生時代以来ほぼご無沙汰です。

それでも当時は痴漢に間違われる怖さは日々感じていたし、
実際に友人の中には間違われてニラまれたなんて話もザラ。
荷物が多い日なんてそりゃもう大変です。

女性専用がある訳だし、男性専用車両もあったらいいのになぁ…
まあ無いものは仕方ないので、満員電車に乗るときは「両手吊革」。必須ですね。

見終わった後に残る現在の警察、検察、裁判所の恐ろしい体質。
それを話には聞いていても実際に全く分かってなかった自分の無知さ。

「こわ…」

同じ「冤罪」をテーマとした作品として
ケビン・スペイシーの「ライフ オブ デビット・ゲイル」を思い出しました。

日米の違いやそもそものアプローチは全然違いますが
冤罪の怖さを思い知らされて衝撃を受けた作品。

まだ観てない方は興味があれば是非観てください。

※他サイトより転載(投稿日:2008/02/11)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
live_at_luxor

4.0憤り

2009年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

自ブログより抜粋で。
--
 細部までよく作り込まれたいい映画だと思う。
 小気味よい演出で、上映時間は永いけれど一気に観れる。

 ただ硬派な社会派映画で、実のところ楽しい映画じゃない。
 その語り口とは裏腹に、周防監督の憤りが観る者に憑依するかと思われるほどの渾身の問題作。

 生易しい映画じゃないが男女問わずぜひ観ていただきたい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
かみぃ

5.0裁判支援に立ち上がる人々に絆の大切さを感じずにいられませんでした。

2008年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は、上映時間は147分もあったのですね。でも全然長く感じませんでした。もっと判決が出たあとのことも引っ張って欲しかったくらいです。

 冤罪を扱った裁判ドラマなら、これまでの邦画では被告側に感情移入して、検察や裁判所が悪玉として小憎く描かれることが多かったのですが、この作品は本当に細かく裁判の実情とその背景まで描き込まれていて、まるでドキュメンタリーを思わせるように、悲壮感にとらわれず、悲観的にもなることなく、しかもユーモアたっぷりに描いていることに好感が持てました。

 これだけの内容を、時間をかけ、独自に脚本に書き下ろされた監督の情熱に脱帽です。監督の情熱とは裏腹に、表現は客観的に事実関係を丁寧に追っていきます。長い時間を調査に充てていただけに、取り調べから裁判にかけて、リアリティに富んでいました。もしこの作品で描かれているとおり罪なく、こんな所に押し込められて、自白を強要される羽目になったら、恐怖です(>_<)!

 そういう映像の積み重ねを見せられると、見ている側のフラストレーションは、監督が意図した通りに否が応でも高まっていきます。そして、痴漢冤罪支援団体や親友や元カノまでも加わって、一丸となって裁判に挑む道筋は、すごく自然でした。この部分が一番感情移入できて、盛り上がりましたね。

 ところでこの作品は、映画以上に重いテーマを残してくれました。
 やってもいない事で罰を受けるわけがないと普通の人は、こころのどこかで思っているでしょう。しかし現在の代用監獄制度という密室で、拷問に近い質問攻めに会うと、ついついやってもいない罪を根負けして認めしまうという冤罪が、現在も起こっています。

 「罪を裁く裁判官こそ、裁かれるべきである。」という主人公のこころの叫びは、まさに言い得ていたりです。以前「オーラの泉」で江原さんが、裁判官は地獄に堕ちる人が多いと言てっいたのも、裁判の生産性を高めるために、被告の証拠や抗弁に耳を片づけずに有罪判決を出してしまって、それが帰天後に真実に気づいて、誤審の罪の意識の重さに墜ちる人が多いのではないかと思いました。

 もう一つ、気が重いのは数年後に迫った陪審員制度です。有罪か冤罪か究極の結論を求められたとき、現在の裁判官と同じ重荷を民間人が負わされることになります。この作品を見て、自分が陪審員となった場合に正しい判断ができるかどうか、とても不安を感じました。
 劇中裁判官が司法研修生に、裁判の目的は何かとしいう問いがありましたが、その答えは、無実の罪の人を出さないためという答えを出していました。

 無実の罪の人を出さないためもこれから司法に関わる全ての人に、正しく見て、正しく判断できるよう「無私のこころ」を大事にして、先入観で犯人と思える人にレッテルを貼らないように心がけていきたいものですね。

 さらにこの作品での冤罪事件と同様に思えたのが、いじめ問題です。
 学校という密室で、ひたすらいじめの事実を隠蔽しようとする学校や教育委員会に対して、被害者側の子供や父兄は、この作品の被告人と支援者たちと同様の思いを抱いているのに違いありません。
 いじめにあって息子さんが自殺した上に、いじめた方から証拠がないのをいいことに誣告罪で逆提訴されるなんてことすら起こっています。

 ひとりひとりが無関心でいると、いつわが身もまた、理不尽な出来事の当事者にされてしまうことが起こるかもしれません。

 映画『それでもボクはやってない』を見て、そういう現代であるからこそ、人々の絆の大切さを感じずにはいられませんでした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
流山の小地蔵

4.5万能なシステムはないので

2008年1月4日

たまたま仕事でこの半年間に30名くらいの現役弁護士のみなさん・裁判官・検事の卵の方々にインタービューをする機会があり、そのインタビュー目的とは別のところですっと腹落ちしたことが2つあって。
1.これまで「弁護士」の知り合いが一人もいなかったので・・・「弁護士」が総体的な「職業」としてしか理解できていなかったのが、具体的な「人」と紐づけて実感として理解できるようになったこと。
2.「裁判」という制度(現場)が「人」によって動いていることは知識としてはわかっていたけれど、そこに関わる「人」が自分の頭の中では無機質なシステムの一部だったのが、はっきりと血の通った「人」によって動いているんだという実感が備わったこと。

この映画は「痴漢えん罪」という理解しやすい事例を使いながら、それ以外のあらゆる刑事裁判における問題点を伝えている。監督である周防さんも、この映画に関するあらゆる評論も、それについてはほとんどが触れているところ。

映画の中で語られる、裁判は「それが真実かどうかを見極めて正しい判断する場でなく、今ある限定的な情報の中で、とりあえず白か黒かを決める場所だ」という現実。

正しいかどうかはわからないけれど、その問題点は、「裁判」という領域だけでなく、「政治」でも、「医療」でも、もっと近い僕らの「会社」や「学校」でも、すべてのシステムが内包しているんじゃないかという感じさえする。

「システム」というのは自分から縁遠い存在であればあるほど、目にすることがない領域であればあるほど、「システム=あるインプットに対してできるだけ正しい1つの答えを出している」という期待を抱きがちだけれど、実際にはその「システム」のほとんどが不安定で、常に真実だけを目指して動いているとは言えない、さまざまな思惑の結果としての「人間の感情」で成り立っているんだということを、しっかりと認識したほうがよさそう。

今日電車で乗り合わせた2人分の席を占領して大いびきをかいて居眠りしている人が、いつか自分を裁く弁護士かも知れないし、自分を治療する医者かも知れないし、自分の子どもを教える学校の先生かも知れないということ。

たとえば「テレビ」についてもそう。「お菓子会社」についてもそう。

この映画を見て、多くの人が憤りを感じると思う。ただそれは「痴漢えん罪」を始めとした刑事裁判制度に対する憤りにだけではなくて、ひとつひとつのシステムに対して向けなければいけない感情なんだ、と思ったりもする。

それに対して、さあ、明日から何をすればいいんだろう、なんて考えることがしっかりとできれば、世の中もっと良くなっていくのかもしれないなあ、と。

ま、そんな重い話はさて置き、娯楽としてとても楽しめる映画でした。そぎ落とす作り方をしていて、テンポが素晴らしい。2時間30分という長尺ながら、尿意を忘れるおもしろさという触れ込みだけれど、この日はすごい寒くって、紅茶をがぶ飲みしながらみてたので、さすがに最後はきつかったっす。うう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ひらつか

5.0怖い。怖すぎる。冤罪はこうやって作られる。

2007年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

周防正行監督の『Shall we ダンス?』以来11年ぶりの作品。その11年ぶりの作品は、これまでの周防作品とは全く異なる社会派の映画。しかもその内容は、単に映画と言う枠を超え、ほとんどドキュメンタリーと言ってもいい様な、非常に重い、意味のある内容となっています。
重すぎます。通常、映画と言うものは娯楽作品なので、何らかのストーリ展開や、明るい結末に向かって、何らかのドラマがあるものですが、この作品には一切そう言う要素はありません。それが先の「ほとんどドキュメンタリー」と言う感想に出ています。敢えて結末は記しませんが、「えーーーっ!」と言う、結構救われない結果(ほとんど結末を言っていますね)になっています。無実の人が、犯罪者に仕立て上げられていく。怖すぎます。これほど救われない映画は珍しい&初めてです。
この作品では、周防監督自身がいろいろなメディアで公言しているように、日本の裁判制度の問題点が凝縮されています。警察の留置場に長期間拘留しての威圧的な取調べ、通知されない被疑者の権利、(特に痴漢犯罪では)行われることの無い捜査と被害者証言だけでの犯罪立証、やる気の無い当番弁護士、被告側への過度な立証責任などなどなど・・・。まぁ、当番弁護士の件に関しては、この映画の場合はいろいろとその理由もあるんですけどね。それにしても怖すぎる話です。日本の刑事裁判の有罪率は99.9%だそうで、70%~80%程度と言われているアメリカの有罪率と比較すると驚異的です。この有罪率の異常は低さは、日本の警察・検察が優秀であるという(本当か?)理由を差し引いても、明らかに異常。これでは裁判ではなくて、単に量刑を決めるだけといっても過言ではないですね。劇中、「裁判官も官僚だから」という意味合いのせりふが出、また、無罪判決を裁判官が書く難しさも語られていますが、それでも酷すぎます。これを見ると、犯罪者にならないためには、自己防衛しかないということを心新たにしました。おっさんばっかりの電車に乗るとかね(笑)。いろいろと考えさせられますよ。
主役の金子徹平役の加瀬亮ですが、何と言うか、何処にでもいそうな青年の役を非常にうまく演じています。ああいう普通の役って、結構難しいんじゃないですかね。それと、金子の弁護をすることになった新人弁護士須藤莉子役の瀬戸朝香。彼女って、何か、結構弁護士役多いですね。まぁ、結構硬いそう言う雰囲気のする女優さんですが。一番いい、と言うか、怖いと思ったのが、裁判官室山省吾役の小日向文世。小日向さんって、パッと見、フンワカした雰囲気で優しい感じがする人ですが、ドラマなどでは、結構こういう冷たい役が多いですね。イメージと、役柄の、どちらが本当の小日向さんなのでしょうか? 最後にTIPS。監督の苗字”周防”の読み方ですが、”すおう”ではなく”すお”が正しいそうです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
勝手な評論家

2.5つまらなかった!

2007年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

社会的意味がある? 「ふざけんな」ってとこかな。理由はいろいろ。「映画を信じるな、もっと疑え」として、ブログに書いている。
11年という時間のなかで完成した映画とプロデューサーが新聞で語っていた。自慢できるのか、11年って。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
chocolate