劇場公開日 2004年10月30日

「傑作」ソウ MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0傑作

2018年7月12日
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今はハリウッドで羽ばたく売れっ子監督、ジェームズ・ワンのデビュー作。「ワイルド・スピード」も良いがやはりジェームズ・ワン監督はホラーでないと。
本シリーズは長期に及ぶ一大シリーズだが、それはこの記念すべき第一作が素晴らしい完成度だったからだろう。
低予算ながら斬新な設定と衝撃的な展開など、本当に才能の爆発した作品だと思う。
観客が予想もしてなかった展開を見せ、そのままエンドロールなどここまで徹底して観客を裏切る作品はこの先もなかなか現れないだろう。その点も称賛に値する。

また、「SAW」はグロいと良く言われており、私が高校生の時はこれがホラー映画の登竜門となっていた。確かに足を自らの手で切断するなどトラウマレベルの痛さだ。しかし、本作はそれほどグロに頼ってはいない。過激なシーンと言えば足を切り落とす位で、それ以外は人物描写や閉じ込められた二人の駆け引きなどだ。本作の一番盛り上がるシーンはそういったところだ。

しかしこの後のシリーズからグロに頼ってしまったのは残念でならない。

Mina