メメントのレビュー・感想・評価
全179件中、141~160件目を表示
難しかった
記憶のなんと曖昧なことか
サリーの話がレナードの事実の書き換えだとしたら、それは記憶があるが故に起こってしまったことだと思う。
妻を殺した記憶、さらにはいくつもの殺人を行った記憶を認めないために、無意識的に記憶をすりかえ、“記録”をしない。
記録は確かな情報として自分の手元に残るが、記憶は曖昧で自分自身にとってさえも不確かなもの
でも記録だって全てじゃないし、レナードが“復讐を果たした”という記録さえ残せばこの悲劇はなかった。
レナードはこれからも同じように人に利用されて人殺しを続けていくのかな…それはすごい悲しい
この映画のもう一つ悲しいところは、誰もが金や欲のために人を利用していること。
結局、"愛"のために行動してたのってレナードの妻だけじゃない?
まあ、その愛故に死んでしまったのだけど。
レナードもテッドもナタリーも、みんな金のために行動してる。"愛"が行動の理由として1番下に置かれてる。これが1番悲しい。
解読のために見返したけど、そう何回も観たい映画じゃないなあ
小説を最後から読んでいるみたい!!
最初見た時、はじめに結果があり、後からふせんを回収していく物語あった。最後まで見ると、思わね、どんでん返しがあり、とても面白かった。1回見ただけじゃ、話の内容を掴めないので2度みたい映画である。
10分間しか記憶を保てなかったらメモをすればいいという考えが斬新であった。この映画ではメモが大切であることがわかり、普段の思考もメモしていくことが大事だと感じた。
作りがよすぎる
ルック◯
シナリオ◯
アクター◯
デプス◯
ラスト◎
オススメ◯
最初は難しいと思う。
「桐島 部活やめるってよ、」「渇き」見たいな感じに話が戻ったことを示すように日付とか書かれていないから、わからない人は多いと思うけど、それで飽きて、投げ出さないでほしい。最後まで見ればわかる。
怖い!!!
ホラーよりスプラッタよりこういう映画にゾクッとする。
主人公の記憶が10分程度しか持たないため、映画自体も主人公の記憶の断片をつなぎ合わせたような構成になっている。
時間軸がめちゃくちゃなので最初何を見ているのか分からないが、全部見終わると「そういうことだったのか!」と理解できる作り。
主人公と一緒に混乱し、周囲の人を疑いながら、最後にはきちんと謎が解け、真実にゾッとさせられる。
かなり好きな映画です。どんでん返し系が好きな人にはオススメかも。
時系列が逆!10分前のことをわすれる主人公!
時系列が最後から最初へという面白い設定。
そして10分前のことを忘れてしまうという主人公の設定。
これら設定がほんとに素晴らしい。そしてよくできてると何度も思う。視聴者は出来事をぎゃくに見るのでなんでこーなったの?と思うこの部分は主人公の10分前のことを覚えてないと全く同じ感覚で観れる。映画を一度見て二度目見るみたいな感じで映画を見返しているようだった。時系列が逆なのでかなり集中してみないとわけがわからなくなる。しかしそんなに複雑ではないので理解はできる。この作品は本当によくできてる。そして最後にひっくり返される。しかしひっくり返されるが映画通で勘のいい人は途中でわかるかも。
とにかくこの映画は何度も見る価値がある映画だと思う。
マインドファック⇔リンチ
最近の「ピエロがお前を嘲笑う」を観て、「ファイト・クラブ」を観直して、「ユージュアル・サスペクツ」を観てからの「メメント」
ここのところマインドファック映画にはまっているのだが、この映画は上に挙げたどれとも少し違っている。最後に種明かしがあるところは同じだけれど、構成はもっと入り組んでいる。デヴィット・リンチの映画の様でもある
マインドファック映画はちゃんと種を明かして、「なるほど!そういうことだったのか!」てさせる、そこが面白み。
デヴィット・リンチ映画は「え!どういうこと?こういうこと?いや、こういうことか!いや、でもそうするとここは……。でもなんか面白かったなあ」ていう面白み。
どちらも好きだけど、もう一度観たくなる映画ってのは私の場合には後者の方である。
誰かが「デヴィット・リンチ映画と村上春樹の小説世界は似ている」と言っていたことを、上の文を書きながら思い出した。
確かに。やっと腑に落ちた。
名作
時系列を変えて、視聴者の興味をひく作品はたくさんありますが、ここまで丁寧に作られ、かつしっかりラストに繋がる作品は他に無いと思います。
多くの映画を観ましたが、この作品のインパクトはかなりでかかったです。
逆再生映画!
妻を殺された男(ガイ・ピアース)が、犯人を捜すために奔走するのだが
彼には決定的に欠けているものがあった。
彼は病気のため10分間しか記憶が保てないのだ。
その為、身体にタトゥーを入れ 忘れないように注意深く犯人を追うのだが・・・。
人の記憶って、本当にいい加減なのは実験で実証済み。
主人公は記憶力がかけていることで記録に頼り、
そして真実に辿り着くことが出来るのだけど
彼はそこで真実を知り愕然とするという・・・
本当に良く出来てる作品ですね。
さすがノーラン!
どんでん返しの神でしょうかw
最高の編集遊びやんけ!
時間遡りの見せ方は、記憶が10分しか保てないレニーに感情移入させるのに、最高の編集だと思う。
見る側が「え?なぜこうなった」という状態がまさにレニーの心境なのだから笑
で、なぜここまで混乱するのかというと、遡りと進行形の白黒シーンも交えるからだろう。
これは監督の意地悪さを感じます笑
いくら細かに記録しても、記憶ほど信頼出来るものはないんだと痛感。
記録なんて記した人のその時の感情でなんぼでも捏造できるのだから。
なんかスッキリしない
時間を遡りながらと言うのは、例えるなら、小説を最後の章から一章節ずつ戻りながら読む感じです。
この映画は、終盤(順送りで言う序盤)に秘密が隠されているので、そこを推理し、整理しながら観る映画でした。
めっちゃ疲れます。
時間が戻るパターンを掴むまではチンプンカンプンかもしれません(^_^;)
眠たい時は不向きですね。
Blu-rayの特典映像に順送りが入ってたら良かったんですが、それもなく、チャプターで指定しながら時系列で観るのもめんどくさかったので気になるエピソードや細かい設定は見直しませんでした。
面白い技法だとは思うけど、もう一回見直そうとまでは思えなかったのが残念です。
ストーリーや登場人物に、色々と疑問や不自然さが残るので、内容はイマイチ。
遡りながらのストーリー解明に、観る側の負けん気をくすぐる作品かな。
映画「メメント」の感想
クリストファーノーランの一風変わった映画で、妻を殺した犯人を追いかける男のお話です。
主人公が短期間しか記憶できない障害を持つので、映画の構成もその主人公に合わせて、場面ごとに主人公が記憶を無くしてしまいます。
そして、最初の場面から過去に戻る構成により、少しづつ真相に近づいていく感覚はとても面白かったです。
やがて、他人だけが記憶障害を利用していただけでなく、自分自身もまた記憶障害を利用していたこと、妻の死の真相から逃げていたことが明らかになります。
主人公は新たなジョンGを探すのか、写真にメモを残すのか。絶望的な気持ちになります。
絶対おすすめ!···ネタバレはないです。
怖そうで今まで見る気がしなかったけど、これは見て正解だった。特筆すべきはもちろん構成の斬新さでしょう。10分前のことを忘れてしまう=10分間しか記憶が持たない男が、妻をレイプし殺した犯人に復讐する、というストーリー。何といきなり復讐を遂げるシーンから始まる!つまり、映画は時間を遡るように進み、見ている観客にもその直前に起こったことが分からない、という主人公の記憶喪失の疑似体験をさせるということ。そしてラスト(事の起こり、つまり真実)シーンでのこの設定の使い方も上手すぎる。
···映画の中に有名なネタバレシーンがありますが、そんなに気にしなくていいと思います、とにかく楽しんで思いっきり騙されちゃえば。そもそもあの時間軸に自分の頭を合わせるのに時間かかりますし。
面白かった。すごく新鮮な映画体験でした。絶対おすすめ。
もしかしてこれがメメント
面白い。内容の割りに娯楽性は低く、そこはさすがNolan監督というところ、知的な作品。しかしだからこそテンポのよい展開ながら長く感じる人も出てくると思います。
そして最後まで観ても完全に理解しきれないかもしれません。DVDの特典に時系列版というのが入っているのでそれを観てみるのがいいかも。
Mementoというのは形見やお土産のこと。最後まで観て初めてわかりますが、まるで体中のタトゥーのこと。恐らくはひとつずつ増えているのでは?
全179件中、141~160件目を表示