劇場公開日 2001年11月3日

「細い時間軸と嘘」メメント 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0細い時間軸と嘘

2020年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

主人公と同じで、観ている側すら何も解らない展開が丁寧にも思われる時間軸の変動の描写で細かく刻まれ、理解出来てくる反面、複雑になっているようで戸惑う。

誰が正しいのか?馬鹿正直に信じていると呆気に取られる展開が繰り広げられ、誰もが嘘しか言っていないように、、、主人公ですら!??

一つ一つの謎が、その都度に解決されて行くようで単に御都合主義的にも映るが、記憶を軸にある物語が全体を通して賢さで覆われて行く感じ?

まぁ、驚きなオチがあるのは確か、が、遅かれ早かれ捕まる訳で、でも、それすら憶えていない、復讐果たせず無念の思いだけが残るのか!?

頭の良いノーラン、D・フィンチャーのLOOKで観たかったような、G・ピアースが何となくB・ピットを意識している?髪型とか。

ノーランが撮りたかった、ノーランが撮った「セブン」のような本作、違うか!!?

万年 東一