劇場公開日 2002年12月14日

「違和感を感じているけど間違いかな?」K-19 Iwarenkonさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0違和感を感じているけど間違いかな?

2020年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

キャスリン・ビグローのメガホンなので期待しちゃったです。が、そもそもロシアの物語を、米英人キャストが言語を英語で撮影するのって違和感ないのだろうか?三国志の映画を日本人キャストが日本語で演じるのと同じですよね…シリアスなテーマでもあるし、もっとリアリティを追求して全編ロシア語で撮るべきかと思う。ロシア系でもいい俳優さんは沢山いるのにね。
ハリウッド映画だからと贔屓目に見ても、ハリソン・フォードとリーアム・ニーソンの二人が配役的にお互いが濃いすぎる上、密室映画で常に競合していて勿体ない。どちらに感情移入して良いか分からないままエンディングだし、国家第一主義の艦長が考えを新たにしていく過程が雑すぎて『あれ…いつの間に?』ってなった。

ドキュメンタリーの目線で観ると、チェレンコフ放射と思える青い光の描写もあり、改めて原子力は怖いと感じる。人が制御出来ないエネルギーは使うべきではないし、特に軍事目的とか本来あり得ない事だわ。

Iwarenkon