劇場公開日 2005年11月12日

「良質の家族劇」イン・ハー・シューズ Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5良質の家族劇

2020年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

弁護士の姉と自由気ままに職を転々とするおバカな妹の、それぞれの成長を描く脚本の巧みさ。ひとつの家族像の理想と思わせるアメリカ映画の価値観の自由さ。キャメロン・ディアスのノー天気な性格表現が自然でよく、彼女の魅力で作品全体を柔らかくしている。シャーリー・マクレーンの祖母の存在が程よい距離感で描かれ、流れがなめらか。ユーモアとシリアスのバランスも良く、これは良質の家族劇。

Gustav