劇場公開日 2004年3月13日

「乙女チック小景」花とアリス 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0乙女チック小景

2020年7月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

笑える

楽しい

萌える

2001年から2010年の邦画ベスト5の一つ
公開当時映画館で観ました
感動しました
DVDを買い毎年一回は観るお気に入り
絶対におすすめ
素敵な映画です
観てない人は必ず観ましょう

岩井俊二監督の代表作
『ラストレター』など眠くなる作品は多いが唯一眠くならない作品
岩井監督は現代のヒットラー習近平が喜ぶような極左だがそんなことは些細な問題であり『花とアリス』が傑作なのは間違いない

瑞々しい美しい

音楽もいい

それほど下品じゃないコメディー
センスが良い面白さ

某ゆる系ドラマほどじゃないけど悪ふざけに近い小ネタ多い

脇役でいろいろと愉快な人が出てきて笑える
みんな若いな

映画のリズムがいい

鈴木杏&蒼井優はこの頃から演技力が素晴らしい

郭智博がイケメンだけど地味すぎる華がない
毎回のことだが観たあとにすぐに忘れ観たら思い出す
落語だけじゃなくて全て棒読みで演技力に乏しいので売れるわけがない
だからこそこの役に抜擢されたのかもしれない
だが役者はやめてないしあれからうまくなったのだろう

彼より落語部の部長を演じた坂本真の印象が強いつって
安倍内閣支持層の批判は多いが仕事がないイライラはTwitterにぶつけてほしかった

バレエのシーンが好きだ
足を大胆に上げたり開いたらするが全然いやらしくない不思議
手塚祭での写真部の作品も良かったしオーディションで踊る蒼井優は可憐だ

歩くシーンを横から撮っているのも好き

「なんちゃって!冗談ですよ」とアリスが戯けてそれで花とアリスの取っ組み合いの喧嘩をして帰りはバスで宮本を間にして2人が肩を寄せて寝ているシーンは最高

舞台の袖で鈴木杏が号泣するシーンでこちとら感動してもらい泣きしているのに舞台で落語しながらケツを出して戯けてる坂本真をちょくちょく挟んでくる名シーンも大好き

そのほかにも面白いシーンはたくさん
お勧めです

野川新栄