劇場公開日 2007年1月20日

「人生を賭して考えること」不都合な真実 青山 雄太さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人生を賭して考えること

2019年5月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

108円のセール中だったので、DMM.comの動画から視聴しましたが。
値段の安さでしか動けなかった自分が少々恥ずかしい。

アル・ゴアと聞いて自分が知っていることはごく限られていました。
環境問題に関する主張をしていたこと、選挙で接戦だったが負けたこと、ノーベル平和賞を受賞したこと。
そういえばアンソニー・ロビンズとハイタッチしていたような・・・。

なにを、そして何故それをしてきたのか。
本当に知った気でいて、その実なにも知らなかった。
関心を持っていなかったですね。

人によっては反応が分かれるかもしれません。

しかし、その情熱や物事を読み解く洞察力。

世の中にあふれる常識ではなく、自分が信じるに足る"真実"と出会った時に、それを行動に変える偉大さなど、考えることが様々あります。

本筋ではありませんが、たばこ畑を営むアル・ゴアの父親のエピソードが心に刺さりました。
たばこの有害性をいくら突きつけられても、当事者ならば、はじめは反論したくもなるだろうし、早々頭を切り替えることは難しい。

なにかが起こってから、我が身を省みる。

偶然とはいえ、この作品は非常に意義深いものでした。
ぜひ周りにも紹介したいと思います。

青山 雄太