劇場公開日 1997年5月17日

「洗練とは言いがたいけど、なんだか好きかも」ザ・エージェント チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0洗練とは言いがたいけど、なんだか好きかも

2015年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

萌える

『エリザベス・タウン』にいたく感動してしまい、その勢いでキャメロン・クロウ監督作品を観てみました。
まぁ、『エリザベス・タウン』もキルスティン・ダンストが圧倒的に可愛くて、それで何だか満足してしまったわけで、冷静に振り返ってみれば、あの役の女性は相当に変わり者で、共感とかとは皆無な存在だったわけではありますが、その意味では、この『エージェント』でも、それぞれの登場人物の心の機微がうまく描けていたかって言えば、まぁ、そうでもないということはあるかもしれないですね。
でもですよ、何だか見終わって、決して後悔してない自分がいるんですよね。っていうか、それなりに満足している自分がいますし、むしろ好きな作品かもって感じてるんですよね。
『エリザベス・タウン』の方が何気ないショットが洗練されていたように思いますし、それに比べるとこの『エージェント』はショットが良いという感じはないんですけど、でも同じように、作品を好きになれているんですよね。んー、この何故か好きになれる感覚が、キャメロン・クロウ監督の力なのかなぁ。
あ、もちろん、レニー・ゼルウィガーがすごく可愛いっていうのはありますね。彼女を可愛いと思えたので、それだけで、見ていたいって思ったっていうのは大きいかもしれないですね。あと、キューバ・グッディング・ジュニアがすんごい笑えるんですよ。久々に、声出して突っ込みまくってしまいました。「おい! 何してんだよ!」ってね。
あー、こう書いていると気づくのは、結局、こうやって登場人物をほとんど愛せるように描いているのが、キャメロン・クロウ監督の力なのかもしれないですね。

チャーリー