劇場公開日 2002年4月27日

「いまみても元気をもらえる超最高映画でした。」キューティ・ブロンド JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いまみても元気をもらえる超最高映画でした。

2020年12月19日
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まず始まりが“男に侮辱されて見返すために強くなる”ってのが素晴らしいよね。

あと、好きだったのが、宿敵ヴィヴィアンとの仲良くなり方が、ほんとうに女性のそれだったこと。
ヴィヴィアンが「わたしばかりコーヒー汲みを頼まれる」と愚痴り、エルが「男って役立たずだから」と返す。女性性という共通点で繋がる感じがあーリアルだなーとなりました。

この映画が2001年に作られていたことが素晴らしいし、普段気づかずに女性軽視してたことを世間に知らしめるいい映画になったと思う。(今でもコーヒーを注いでいる女性はいるのだろうけど)

もちろん全編が都合よく進むのだけど、どれでもエル自身の愛嬌と優しさの部分でカバーされているのがいい。

誰もが彼女に憧れる!そして、こんな社会が現実になればいいのにね。

ただし、1点思うのは、現代だったら絶対にリースウェザースプーンをエル役として配役しないこと。
顔もスタイルも良くてっていう女性に、こういう役はやらせてないよね。今や太った女性や、コンプレックスを抱えた女性がこういう役で主役をやっている。すごい時代になったもんだ。

JYARI