サランドラのレビュー・感想・評価
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ビューティ&ビースト
家族の飼っていたシェパード犬2匹の名前がビューティとビースト。まさに「美女と野獣」なのだが、まずはビューティが悪魔のような家族に襲われ、無残な死を遂げる。痛ましさも当時の映像にしてはエグいものだし、原因も動機もわからないまま恐怖に立ち向かう悲劇の家族なのだった。
立ち寄った古びたガソリンスタンドのオヤジは「早く国道に戻ってLAに向かうべき」だと忠告を受けた家族。途中、車が故障して身動きが取れなくなったのだ。銀婚式夫婦に娘二人と息子一人、そして長女の婿と赤ん坊、犬二匹が砂漠の真ん中で立ち往生するのだった。
空軍や核実験場だったという背景は、社会派的要素をもテーマにしているかと思ってたのに裏切られた。単に取り残された悪魔のような食人家族だったというわけだ。その食人家族はスタンドのオヤジの息子とその家族。砂漠の真ん中にしてはプルート、マーズ、ジュピターとか惑星のネーミングが面白い。
武器は拳銃のみ、弾2個という絶体絶命の状況下で、どうやって襲撃をしのげるのか?頼りなさそうだった婿サマが意外と活躍するし、やはり嫁(?)を殺されたビーストが大活躍!電話もない状況で、CB無線も敵に傍受されているし、意外と知的な食人家族もすごいぞ!クリスマスにぴったりやな(どこがよ~)
ウェス・クレイヴン監督の紛れもない初期の名作ホラー!
1977年当時、全米38州で上映禁止となった問題作!
核実験場だった土地にやって来た旅行者達が、奇形の殺人鬼達(ソニー・ビーンとその一家をモデルにしている)に襲われる様を描いたホラー映画であるが、2006年に公開されたリメイク版 ヒルズ・ハブ・アイズに比べると残虐度の面からは非常におとなしいものの当時の時代背景、撮影技術等を踏まえても、今のこの時代でも充分に楽しめる。ただデジタル・リストア版として今回視聴したが、ヒルズ・ハブ・アイズの冒頭でも用いられていた粒子の粗い映像で見た方が、より背景等に近づけた感はあるのだが・・・・・・・・!
ブルーと演じるスキンヘッドのマイケル・ベリーマンは一見の価値あり!
アイデアなどはいいが・・・
今年のカリコレの旧作上映で、まずは「サランドラ」を見てきました。
本作品、公開当時(高校1年生ぐらいだったかな)見てきた私の友人から凄い酷評だったので、見に行かず、今日までになっていたので、今回、初見と言う事で見てきました。
まず、「エルム街の悪夢」などのウェス・クレイヴン監督のほぼデビュー作品に近い映画であり、よくある低予算のB級以下のホラー作品、この手の作品って、「エルム街の悪夢」のような大ヒットなどがあると、カルト的な扱いになるんだよね、ま、「悪魔のいけにえ」のような良質もあれば、本作品のように、駄作もある。
ま、低予算ながら、それなりに頑張っている作品だと思うね。
題材やアイデアも大変にいいけど、やはり、少しやっけ仕事感があるかな、この辺は仕方がないんだろうけど、実際は、本作品パート2も出来ているし、リメイクもあるので、それなりに、ウェス・クレイヴン監督のデビューに近いB級作品としては、良く出来ているんだろうな・・・出てくる俳優さんも見た事もないひとばかり、ディー・ウォーレスが唯一有名ところかな、やっぱ、見る側はああでもないこおでもないといえるけど、作る方は難しいだろうな・・・・ま、ホラーとしてみるとがっかりするけど、サイコサスペンスとしてみれば、それなりに見れるかな・・・
公開当時は、東宝東和さん配給だったので、相当な過大広告が展開されたんだろうな、それを期待して見せられた人は、見終わって怒って帰っていった光景が目に浮かぶよ・・・・
しかし、1977年に作られた作品だね、その空気感は伝わるし、当時の終わり方だね・・・
しかし、タイトルの「サランドラ」って何の意味が有って、邦題つけたの?
原題が「THE HILLS HAVE EYES」これを素直に訳した方が良かったのに・・・
しかし、「サンゲリア」「ゾンゲリア」とかよく馬鹿な邦題を考えるような・・・
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