劇場公開日 2005年2月5日

「「誰なの?」「と・ひ・お」というシーンで場内に笑いがおこる。あのね、とひおじゃなくて俊雄でしょ!と、つられて失笑してしまう・・・」THE JUON 呪怨 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0「誰なの?」「と・ひ・お」というシーンで場内に笑いがおこる。あのね、とひおじゃなくて俊雄でしょ!と、つられて失笑してしまう・・・

2020年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 先ず、『ロスト・イン・トランスレーション』を思い出してしまいました。駅の切符自動販売機の前に立ちすくむカレンを押しのけて切符を買う男のシーンなどは中々の演出。布団に寝る介護老人やうさぎ小屋と言われた日本の住宅事情。冒頭では、もしかしてホラーじゃなくサスペンス映画を撮ろうとしてるのじゃないかとも感じてしまった。こうやって観ると、アメリカと日本の文化の違いを上手く表現出来てるなぁ~と感じてしまいます。

 劇場版の『呪怨』を観ていれば、ほとんど同じ展開なので違いはどこだ?と、つまらぬことを考えはじめて、恐怖感など無くなってしまいます。そんな中でも、顎のない洋子には生々しくてドキリとしてしまいました。さすがハリウッドのメイクアップはすごいです。確か、『ブラザーフッド』でも顎なしの重傷兵が運ばれてましたよね・・・顎なしは何故か怖い。しかし、全体的には淡々としたイメージが残り、ラスト近くの時間軸が崩れた部屋でのやりとりの面白さ以外は印象に残りませんでした。ストーリーを知ってるのも原因なのでしょうね。

 俳優では、サム・ライミ映画に良く出てくる弟のテッド・ライミの出番が多かった。ついでと言っては語弊があるけど、ブルース・キャンベルを大胆に起用してほしかった!彼が出れば4点にしたのに、残念だ・・・『死霊のはらわた4』に期待するしかないですね。

【2005年2月映画館にて】

kossy