劇場公開日 2022年9月16日

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「エクステンデッド版を映画館で観たい!」ロード・オブ・ザ・リング kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5エクステンデッド版を映画館で観たい!

2020年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

 ドラゴンクエストの世界観に慣れ親しんだ者としては、すんなりと物語の中に溶け込んだ。ホビット、ドワーフ、エルフといった種族に違和感を持つと、つまらなくなります。壮大なスケールの映画だからこそ、この世界観を理解し、溶け込む事が大切です。まずは種族について、

・ホビット…頑丈、食いしん坊
・エルフ…長寿、何故か弓使いばかり
・人間…弱い
・ドワーフ…もてなし好き
・賢者・魔法使い…魔法を使う
・オーク…元々はエルフだった者がダークサイドに行き今の姿に。改良型ウルク=ハイ

 それにしても、ポケットに入れた指輪が落っこちないかとずっと心配させられました。特にアルウェンに助けられエルロンドの館へ運ばれるシーン・・・その他にも指輪を落としてしまいそうなところは何箇所もあった。メリーとピピンが笑える存在であるのも映画を盛り上げてますよね。彼らがいないと、つまらない作品になったでしょう。

 この1作目では、ガンダルフが良いことを言ってますよね。ゴラムを例にあげて人を自分の判断で殺してはいけないということ。もしかして、未来に人々の運命を救う事になるかもしれない。賢者でさえ未来を読むことはできないと。あと、重要なテーマとして、指輪の誘惑に勝つことが出来るかどうかという点もありました。これには現世界でも通ずる人間の欲望を象徴させていました。
 最初は3部作ということを知らずに観てしまったため、ラストが素っ気無かったです。

【2002年3月映画館にて】
【追記:2005.4】
 SEE版はレンバスをはじめ、旅に必要な武器などをガラドリエルからプレゼントされるシーンが追加されていた。こんなに重要なシーンを省かれるなんて・・・出し惜しみしすぎだ!

【追記:2020.8】
 wowowで放映されたエクステンデッド版より、シネフィルwowowで放映されたのが凄かった!なんとエンドロールが25分!!『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『キル・ビル』、『トランスフォーマー』シリーズの長さなんて目じゃない(笑)

kossy
iwaozさんのコメント
2022年9月24日

まだまだ夢が広がりますね!^ ^
4年に一度は再上映してほしい!
m(_ _)m
今回はボロミアに泣かされました。
弱い人間代表でしたが、最後に命を懸けて誇りを取り戻した姿に号泣!
(T . T)

iwaoz
CBさんのコメント
2022年9月23日

> IMAXの劇場が北陸地方にはありません・・・(泣)
> 観に行きたいなぁ・・・
申し訳ない感じです。いつか、できるといいですね。コロナはすでに4DXユナイテッドかイオンシネマが突然IMAXスクリーンを新設!とかあるといいですね。

> 重要なテーマとして、指輪の誘惑に勝つことが出来るかどうか
ビルボも、ボロミアも、アラゴルンでさえ、そしてエルフのガラドリエルまでも、指輪を目にすると豹変する。彼らの演技で、指輪が持つ凄まじい力、それを我がものにしたいと考えてしまう魔の魅力を表現していることは、この映画のいいところのひとつですよね。

> wowowで放映されたエクステンデッド版より、シネフィルwowowで放映されたのが凄かった!なんとエンドロールが25分!!
エクステンデッド版、さらに長いけど、面白そうですね。俺も映画館で観たいです! いっそのこと、倍くらいある完全版を作ってくれないかな。劇場じゃ、無理か…配信時代なら「自分が好きな時間で観る」ことも可能になるかもしれませんね。

CB
kossyさんのコメント
2022年4月8日

iwaozさん、コメントありがとうございます。
シネフィルwowowで放送されていたのはSEE版に加えて長いエンドクレジットが追加されたものみたいです。そのうちさらに長いディレクターズカット版も放送されそうな気が・・・

kossy
iwaozさんのコメント
2022年4月8日

ナイスレビューありがとうございます!感謝!勉強になりました。^ ^
最弱者のホビットに世界を救う使命を与えられるというテーマが本当に素晴らしいと思いますが、与えられる力が光だけでなく、暗黒面を持っているという点がさらに深みを持たせている気がしますね。
シネフィルWOWOWでやっていた版って何なんでしょう?f^_^;

iwaoz
pipiさんのコメント
2021年6月15日

kossyさん、ありがとうございます〜♪

Mr.スポックのバルカン人は「日本人」のイメージをメインに、少々「ユダヤ人」をブレンドして創作されています^ ^

ドラクエ開発時は高校生でした。「D&D」などのTRPGがやりたくとも大学生達みたいには同好の士が集まらないし、PCを持っている先輩に「ウィザードリィ」や「ウルティマ」をやらせて貰ったりはしていましたが、よほどのお金持ちでもなければPCが買える時代でもなく。
家庭用ゲーム機でRPGが出来る「ドラクエ」の開発は、発表される情報を読んでは心待ちにしていたものです。
最初から「3部作構成」で企画されていて「日本人はRPGに慣れていないから1作目は主人公1人」「2作目で、プレパーティー演習」「3作目で初めて、フリーパーティーの実装」という段階を経た構想でしたが、これは本当に大当たりだったと思います。
最初から3作目を作っていたら、ここまでの大ヒットにはならず、日本のRPG普及は数年は遅れていたでしょうね。ドラクエ開発陣、素晴らしい仕事でした。

pipi