劇場公開日 2006年1月28日

「何で、そうなる?どうして、そうなる?!」フライトプラン mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0何で、そうなる?どうして、そうなる?!

2008年9月18日

単純

寝られる

航空機を舞台にした“密室アクションサスペンス”っつうことで、予告編見たときから結構期待してたんですけどね~、これがまた久々に観る“大ハゲマル映画”(爆藁)でしたわ~。

 予告編を観た時から、『飛行中の航空機から、子供が1人いなくなる…しかも、乗員も乗客も誰一人味方にならんて、一体どんなとてつもない陰謀の下に、どんなトリックを使って、子供を消してしまうのだろうか…?』てなことを、ず~っと考えてワクワクしながら観に行きましたので、実際に映画の中で、ネタ晴らしが行なわれた瞬間、思わずイスからずり落ち『はあ~?何じゃそりゃ~?!』と、ツッこんじゃいましたよ。この犯人、もの凄く緻密な計画をトンでもない時点まで遡って(時系列で言うとですが)立案し、それを実行に移して、成功直前まで持ってくるんですが…『んな、とんでもない計画、筋書き通りに運ぶわけがないがな!何で、そう~なるの?!』と、言ってやりたいですわ。ホンマに偶然が偶然を呼んで、話が進んでいくという、もお“トンでも映画”でしたよ。おまけにこの映画、“客室乗務員協会(AFA)”っつう団体が、映画のボイコットを呼びかけたらしいですが、あんな描かれ方してたら、そりゃ怒るわな~。ジョディ・フォスターも、オスカー2回も受賞してるんだから、もっと仕事は選びましょうや!
 で、そのジョディ・フォスターは、前作「パニック・ルーム」でもそうでしたが、“戦う母親”役が板についてきましたね。実生活でも、母親である彼女のイメージに、ハマリつつあるんでしょうか?ただ、少々老けた…お歳をめされた感は否めなかったですが…(苦笑)。

 あ、ところで今回ショーン・ビーンは、映画中で“最も良識と冷静な判断力を持った機長”の役を演じています。吾輩またてっきり予告の映像などから“裏で糸引く悪役のボス”の役かな~、なんて思ってたんですが今回はチョット違ってたようです。いやはや珍しい(笑)。

mori2