キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのレビュー・感想・評価
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イルミネーションとパトランプ
まわりの評判が良かったので期待して観始めたが、期待以上にとても面白かった。
両親の離婚がきっかけで家出した16歳の主人公フランクが、名前と職業を何度も偽って小切手偽造事件を繰り返し、その天才詐欺師フランクをFBI捜査官カールが追うという物語。
フランクの"子どもの顔"と"天才詐欺師の顔"が絶妙なバランスで描かれており、フランクの甘いマスクもあってか人を騙しているのに観ているこっちは嫌な気持ちにならない、むしろ応援してしまいたくなるほど。
物語終盤、飛行機内で父親の死を知らされトイレから逃げ出したフランクが、すでに新しい家庭を持った母親の姿を家の外から見つめるシーンは、庭のイルミネーションと追ってきたパトカーのパトランプ、そして流れるクリスマスソングで何とも切ないシーンだった。このシーンで、フランクがこの日まで追い求めてきた"家族再生への夢"は完全に失われたのだと思う。少し泣きそうになった。
実話だというから驚いたが、フランクとカールの"おいかけっこ"は、楽しくハラハラドキドキ出来るし、作品の随所でいろんな形の愛を感じる温かい作品。人に薦めたくなる一本。
哀愁漂う感じが似合いますよね、ディカプリオ氏は。
才能を活かして上手くやっていく感じが素敵だったけど結局捕まっちゃったのはなあ。
最後は銭形とルパンみたいな友情劇に発展してたし。
久しぶりに”太陽がいっぱい”とか”グレート・ギャツビー”が見たくなってしまった。
今回お部屋を模様替えしてシアタールームにし、これを機にアマゾンプライムとかにも契約してみた。じゃんじゃん色々と観ていきたいな〜と思った、コロナショックにより自粛が続く今日この頃。
堂々と生きること!
フランクの逃亡をしながらの堂々とした犯罪っぷりがたまらん!!
初めは教師から始まり、副操縦士、医者、弁護士などなど様々な人を演じて他の人を騙しながら自分を生きて行く姿がすごく素敵でした。
本当は小切手の偽造は犯罪だけど、思わずフランク!警察に捕まらないように頑張れ👍って応援したくなるような気持ちになりました、笑笑
フランクの生き様を演じているレオ様は、すごくあっていました!
レオ様の演技がすごく上手なので、映画中でもさっき言ったような医者などになりすましている姿や、いろんな女の人を口説いている姿もカッコよかったです笑
この映画を見ると、どんな恥ずかしいことがあっても堂々と自分らしく生きることはどんなに素晴らしいことかということを思わせてくれました。
また、忘れた頃に見たいと思う映画です❤️
まあまあかな
うーん。まあまあ面白いって感じでした。作品の設定からすると、ルパン三世と銭形警部的なコミカルな追っかけあいを想像していたら、予想外。特に笑えるシーンはそんなになかったですね(笑)
ディカプリオはホントにこんなちょっとクズな役が多いし、やらせたらピカイチですね。後半は、ウルフオブウォールストリートのジョーダンとそっくりになっちゃいましたね(笑)まあ、こっちの作品の方が昔の作品ですが。けど、ディカプリオを10代というのはちょっとムリがあるような。
航空会社のロゴ入りの小切手を用意する方法や、とっさにシークレットサービスのふりをする度胸と演技力は見ていて感心するぐらいに、前半はおもしろかったけど、後半にかけては面白みがかけていく。追い詰められたときにテンパる姿がなんともカッコ悪い。。小悪党感が。。悪いことしてるんだから追い詰められても毅然としてほしいですね。まあ、あくまで史実に基づいてるから仕方ないのかもしれないけど。
けっこうおもしろい
制服や身分証でみんな簡単にだまされてしまうのだけど、自分なら見抜けるかと言えば全然見抜ける気がしない。あんないい加減な人間に、怪我や病気を見られたらと思うとぞっとする。厚かましくしてれば割と通ってしまいそうなところが恐ろしい。全部だまして借金でも、大金持ちに見えるし、本当の金持ちと何が違うのだろう。実際の金持ちも意外と怪しいのではないだろうか。人は自分の見たいように見るので、相手にとって都合のいい存在であれば騙しやすい。
大金をどこか穴に埋めていつ逮捕されても大丈夫なようにしておけばよかった。でもFBIで活躍したからそんな必要はなかったのかもしれない。
初邂逅の場面が秀逸。 二人の関係はあそこから始まっている。 奇妙な...
初邂逅の場面が秀逸。
二人の関係はあそこから始まっている。
奇妙な信頼関係。
最初のうちフランクは見た目よりも幼く見えた。
演出なのか実際そうだったのかは知らないが、それと学校で教師として振る舞ったときのギャップに圧倒される。
天才的な頭脳と行動と、精神面の幼稚さが奇妙に同居している。
ディカプリオの演技はよかったと思う。
実話のとんでもない話
以前観たことがあり、2回目の鑑賞。
FBIの捜査を巧妙な手口ですり抜ける、とんでもない青年のサクセスストーリー。
詐欺師だけれど、結果FBIで働いてしまうのだからサクセスストーリーなのだろう。
高校の教師のなりすましから始まり…小切手詐欺…パイロットまで。
被害に遭った人達、その飛行機に搭乗していた人達の気持ちを考えると、とんでもない悪者でしかないけれど。
大金をくすねて、完全自由な生活を手に入れても、やっぱり一番大切な家族がバラバラでは心は満たされない。
そんな青年の青い部分、いかに巧妙なテクニックでFBIを欺いたのかが、流石スピルバーグ!という快活な演出でテンポ良く進んでいくのでとても面白い作品だと思う(*^^*)
前向きになれる映画!!
15年前に観た時は才能があって良いなと言う感想でした。前向きで爽快感のある内容ですが、その反面、単調で長く感じます。父親の為に頑張っているというシーンが度々映りますが、父親には一銭も渡しておらず、おまけに未成年減刑で、振り回されたのは観客だけと薄っぺらく感じました。女性に対する扱いが総じて悪く、逆にこれくらいの距離感が良いのかもと目いました。
鋭く切れる頭を持ち、人を騙すことが天才的に上手い主人公。 頭が良す...
鋭く切れる頭を持ち、人を騙すことが天才的に上手い主人公。
頭が良すぎる主人公の、人を騙すようになってしまった原因に「子ども」が見れてよかった。
どんなにお金があっても、どんなに地位や名誉があっても、それで孤独を紛らわすことは出来ない。
死んでいった父、新しい家族がいる母。
自分の帰る場所がないことを悟り、本当に孤独になってしまった主人公、にトムハンクスがいてくれてよかった。
切なくて温かいお話。
好きです。
【仕事でも役立つ!?】アピールの仕方一つで人の見る目を変えられる!
1960年代に世界26ヵ国で400万ドルを
稼いだ詐欺師フランク・アバグネイルの半生を
スティーブン・スピルバーグ監督がコミカルに描いた映画。
物語はアバグネイルが逮捕された現代から始まり
過去の逃亡シーンと今の状況を織り交ぜながら進んでいく。
元々裕福な暮らしで不自由のない生活を続けるアバグネイル一家。
しかし、ある時父親が脱税容疑で資産を没収されてしまう。
一家の歯車がかみ合わなくなり両親が離婚する。
そのショックに耐えられず
家出をするレオナルド・ディカプリオ演じるアバグネイル。
まだ16歳だった。
その後再開した父親から小切手をもらったのをきっかけに
小切手詐欺を働くようになる。
それだけでは飽きたらずパイロット・医者・弁護士など
社会的地位のある職業に成りすまし詐欺を繰り返す。
この犯行を追うのがトム・ハンクス演じる
FBI捜査官のカール・ハンラティ。
ここから二人の追いかけっこが始まる。
追うものと追われるもの。
それぞれの立ち位置を表す表現の仕方が面白かった。
医者に成りすましたアバグネイルが
シェーンというモデル?とお楽しみになる一方で
コインランドリーで洗濯するハンラティ。
しかもおばちゃんが忘れたセーターで
ワイシャツが全部色移りしている(笑)
アバグネイルが優勢だという状況を
ユーモアを交えて表現する監督の遊び心が楽しかった。
こういったコミカルなシーンを取り入れつつも
詐欺師の孤独・不安・疑心や
追う側の執念・熱意・忍耐など
あらゆる感情が入り混じり映画に奥深さを生み出している。
そもそも「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は
家族愛を描いた映画だ。
詐欺を働く本当の理由は失った親の財産を取り戻し
バラバラになった家族をまた一つに戻すため。
そのために一人息子が奮闘する家族映画だという見方もできる。
この映画を見て一番印象に残っているのは
自己アピールの重要性だ。
自分をどう見せるかで、人の見る目なんて
いくらでも欺け、いくらでも思い通りにできるのだ。
本当はパイロットでも医者でもなんでもない。
なのに、そう思わせるだけで周りの見る目は変わる。
人に評価されるには、何かを成し遂げなければ
ならないと思っていた。確かにその通りだ。
しかし他にも方法があることを知った。
自分で自分を演出することで、自分はどんな人間にだってなれる。
ということを教えてくれた。
「自分は〇〇なタイプだから」と決めつけ
行動を制限したり、セーブするのはもったいないことだと思った。
会社で「自分の評価は他人が決めるもの」と教わったことがある。
自分で自分のことをどれだけ明るいタイプだと認識していても
対面した人がうるさいと思えば「うるさい人」になってしまう。
だから相手に合わせた対応が必要だというのだ。
これを「守りの演出」とするなら、
アバグネイルの方法は「攻めの演出」となるのだろう。
逮捕後、通常の生活をするチャンスをもらっても
詐欺師の生活に戻ろうとするシーンがある。
いつしか偽りの肩書や生活に安心感を覚えてしまったのだろうか。
ハンラティの「ウソの生活のほうが楽か?」という
セリフが印象的だった。
ある種、不思議な映画。
主人公は犯罪者なのだが悪い奴としては描いてない。むしろ同情を誘うように設定されている。つまり彼は知的障害者なのだ。自分のやってるとこの悪さが良くわからない可哀想な男なのだ・・・って感じの設定が実に上手くはまっていて不思議な雰囲気の作品に仕上がっている。
すごい!!! これが実話なんて信じられない笑 2時間20分なんて長...
すごい!!!
これが実話なんて信じられない笑
2時間20分なんて長さを感じさせないほど
魅入ってしまいました。
ディカプー演じるフランクは天才詐欺師。
なんですけど〜
かつて家や車があってお金持ちの幸せな家庭だった事を夢見て、両親の離婚を受け入れず
自分がお金持ちになればきっとまた元のように生活できると考えちゃうあたり!!
まだまだ青臭い子供なんだな〜って笑
本当にタイトル通り「鬼さんこちら〜」って
追いかけっこ劇が見れます笑
どんな土壇場で捕まる!っていう状況でもフランクはあの手この手で嘘をつき逃げます笑
よくこんな嘘がパッと思いつくな〜って感心すると同時にフランクの寂しさみたいなのも伝わってきました。
クリスマスの日に毎年カール警察に電話したり、自分の家に訳の分からん衆を連れパーティーしたり、婚約者と足を洗いたいと本当の名前を教え落ち会おうとしたり、などなど
最後にまた偽装パスポートを使ってパイロットに成りすましタダ乗りするフランクにカールの言った一言が印象に残りました
「後ろを見てみろよ、誰も追ってこないだろ?」
敢えて強制的に戻らせるのではなくフランクを信頼して帰ってくるって思って言ったセリフなのかな〜と。
フランクはカールにとことん嘘をついたけどカールは一切嘘をつかず信頼を教えた
だから更生し、今もFBIの偽造小切手捜査に協力し、結婚し3人の息子に恵まれ幸せに暮らしてるとエンドロールに書いてあり、よかったよかったってなった笑
途中何度も「ここでもう足洗えや〜」って思うシーンがあるけどそれでも続けるフランクに一種の敬意を払いますね笑貫いている笑
リアルな詐欺師。
派手な変装もなければ大掛かりな仕掛けもない。その話術とキレる頭脳、シンプルな変装で詐欺をこなしていく。
フランス語を教えてしまうとこから大法螺吹きと大胆さが滲み出てますよね。
父への尊敬や愛情も痛いほど伝わってきて、
フランクの人間的な愛おしさを感じました。
プレイボーイかと思いきや、ジーンを本当に愛してたしね。
カールとの敵対関係から友情へと変わってくところなんか、ほんとにノンフィクション?!って感じです。とてもドラマチック。
ただ、犯罪者は犯罪者で。
最終的に才能を買われてFBIで働くのは分かるけど、ほんとに苦労してFBIになった人からしたら同じ職場に犯罪者が居るって…たまんないんだろうな…と謎の部分に感情移入してしまった。(笑)
期待以上!愛おしいレオさま
フランクの天才さ、世渡りの上手さに感心するし、それに振り回されるカールの描写もおもしろい。
でもただの天才犯罪者ではなくて、お金を手に入れて父に車をあげて母との仲直りを望んだり、寂しくてカールに電話をしたり、17歳らしい切なさもあってよかった。
カールの愛情、器の大きさにも感動。
2時間超で飽きないかなと思ってたけど入り込めて観れた^ ^ 数々の...
2時間超で飽きないかなと思ってたけど入り込めて観れた^ ^
数々の女性を虜にするけどディカプリオならわかっていても仕方ない…笑
ブレンダへの愛は本物だったのかなー。
stop me if you love me.
当時中学生で、ディカプリオファンになった作品。2回目からはオープニングのアニメーションも内容と重ねて観られる。
孤独、虚像の自信、暴かれていないかの切迫感を秘めての余裕など、複雑な心境を演じ分けるディカプリオの表情!少年と青年を行ったり来たりするので、可愛さと長身モデル体型のかっこよさにも振り回される笑
詐欺師にヒントを与えてしまうお馬鹿な女性達も、ディカプリオ相手なら仕方ないかしら笑
ディカプリオが出る作品は、彼の前作までの実績が新作にはっきり現れるので、ひとつひとつ着実に仕事をする大切さを毎回学ぶ。10年以上経っても、この作品での切なさや利発さが華麗なるギャツビーやウルフオブギャングストリートに通じていて、仕事が仕事を呼ぶんだなぁと。
テンポ良く鮮やかに詐欺を働く様子が楽しい。一方、詐欺を働く少年の背景が切ない。
本来賢い坊や路線だったのに、頭脳と愛嬌を良からぬ方向に使う流れがもどかしい。戻れる居場所があれば、仕立て上げた偽りの人物像に逃げ込む事も、誰にも本心を晒せず犯行と嘘を重ねて1人で抱え込む事もなかった。1番求めているのは幸せな家族と、父性、母性な事に本人も気付けていない。どこまでも逃げようとするが、実は愛情を試す子供らしさが発端の気もした。本当は、どこまでも追いかける愛情で親に止めて欲しかったが、捕まえてくれたのは、1人クリスマス仲間のトムハンクス。
最初は子供相手に出し抜かれた悔しさから、意地をかけて捜査に執念を燃やすトムハンクスが、粘り強い調べのうちにディカプリオの背景を知り、自身の背景とも重なり、ディカプリオの心境に寄り添って信頼し、更生させていく保護者がわりの様子が微笑ましかった。
容姿、回転の速い頭、機転を持ち合わせていても、注がれる愛情と正義感の教育が要と感じた。
レオナルドディカプリオを10代に見せるのはさすがに無理があったよう...
レオナルドディカプリオを10代に見せるのはさすがに無理があったように思えたけれど、とっても面白かった!
カールとの間に友情が芽生えたのもフランクは詐欺師でありながら、人間、そして少年の心を持っていたからなんだね。そして残虐さがないから見ている方も痛快。だからこそ最後家族とは報われなくて可哀想に感じてしまう。
婚約した彼女のことは本当に好きだったのかな。ストーリー的にはそうっぽいけど、なんかあの彼女にそんなに魅力を感じなかった。利用するだけかと思ったのに違ってた。
最後、小切手の改良で年間数百万ドルもらってるって書いてあって、それで十分遊んで暮らせる…。どう転んでも頭のいい人のところにはお金が集まるんだねぇ。
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