劇場公開日 2024年2月23日

「主人公ふたりの愛情は最強、まさにソウルメイト!」ソウルメイト ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主人公ふたりの愛情は最強、まさにソウルメイト!

2024年3月31日
iPhoneアプリから投稿

過日、中国・台湾合作のオリジナル版はAmazon Primeで鑑賞し、
あまりにも衝撃的だったので、本作を鑑賞することにしました。

ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)の出会いから、友情が育まれていく様が猛スピードで描かれ、
高校→大学/大人になってからの比重が高く描かれます。

ミソの自由奔放さにハウンは憧れを抱いているように描かれていくわけですが、
ミソによってハウンの本音というか心の奥底にある、
自分自身がどうありたいかをハウンが自ら気づいていくのですよね。
そこからのハウンの行動やミソっぽくなっていくのですが、それは模倣ではなく本当のハウンだと理解しました。

そしてお互いにお互いへの想いを馳せていき、まさにソウルメイトと呼ぶに相応しい存在であることに
気づいていくのですよね(それまでの時間がソウルメイトとして育まれた時間であったのでしょう)。

そして、ハウンの身に起きる出来事がきっかけで、現在の物語につながっていくという
時間軸が結構な頻度で動くので、鑑賞しながらそこには意識をしておく必要がありますね。

正直、オリジナル版の方が私はインパクトがありました(初見なので当然ですが)。
というのも、感情や物語の描かれ方が韓国版のほうがわかりやすく説明がなされていて
より多くの人が楽しめるつくりになっており、オリジナルはそこを類推する映画ならではの深みがあった(と私は感じた)ので
その違いは大きかったと感じます。

とはいえ、本作は猛烈に泣けました。
オリジナルでは泣けなかったのですが、大きな違いは劇場で観たかどうかが大きなと自分では分析しております。

キム・ダミとチョン・ソニが実に魅力的でした。
今後の活躍がますます楽しみです。

今日はジャニス・ジョプリンを聴きながら、この映画の余韻に浸ります!

※宮崎での公開3日目でしたが、集客は抜群に良かったです。女性多め。
予告で興味を持った方、前作を観た方、キム・ダミファンなど、様々な客層だとお見受けしました。

ひでちゃぴん