「原点回帰と新鮮な要素」ゴーストバスターズ フローズン・サマー Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0原点回帰と新鮮な要素

2024年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

「1・2・アフターライフ」を予習した後に観たので、大まかな物語や登場キャラを理解しながら楽しむことができました。

舞台は再びニューヨークに移り、原点回帰したようなストーリーになっていました。真夏のニューヨークが氷に覆われる光景は一瞬『デイ・アフター・トゥモロー』を連想させましたが、それとは違った雰囲気があってゾッとしました。また、無生物への憑依や幽体離脱など、過去作にはなかった要素も盛り込まれていて新鮮でした。

フィービーは周りの役に立ちたいと必死に行動するも、思うようにうまくいかずに落ち込む姿には痛感しました。さらに、彼女が仲良くなった新しい友達とのエピソードも心が温かくなりました。その一方で、ある策略のためにフィービーを利用したにも関わらず、最後に取った行動が急すぎて少し無理がある展開だったのが気になりました。それだったら、回想シーンでフィービーと過ごしてきた時間を思い出し、我に帰って彼女を助ける等の演出があればもっと良くなっていたかもしれない感じました。

他の登場キャラでは、グルーバーソンの出番が前作よりも増え、アントマンのような子供想いの優しさに溢れた父親になっていて好印象でした。旧メンバーにも見せ場が多く用意されており、特にガラーガを倒すために取った行動には熱くなりました。そして個人的には、スライマーの出番が予想以上に多かったのが嬉しかったです。消防署に住み着いてトレヴァーを困らせますが、もはや敵なのか味方なのかわからない行動を取っている所がどこか可愛かったです。

ゴーストバスターズは最近ハマりましたが、この機会に劇場で観れてよかったです。

Ken@