あまろっくのレビュー・感想・評価
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安心して観れる映画
舞台は兵庫県の尼崎市。
正直スケールは小さいです。
アクションもCGも無いです。
大それたメッセージもありません。
でも初めからずーっと、ほっこり。
笑って泣いて。
そしていつの間にかこの人達が近所に住んでるような気がし始めて、応援したくなったり自分と重ねてみたり。
色々な気持ちになる映画でした。
作り手と演者の皆さんが丁寧に愛情込めて作られたのだと思います。
今までハリウッド映画は劇場で、日本映画は家で観るものだとなんとなく思っていたのですが、絶妙な間合いや、ぼそっと言うセリフは映画館で集中してこそ、その世界に入り込めるんだなと思いました。
最近は原作有りの映画が多いですが、オリジナルだからこそのこだわりが感じられて、是非この監督の次回作も見てみたいと思いました。
この不器用な人たちに祝福を。
竜太郎みたいなキャラは鶴瓶さん当たり役ですね。
不器用で素直になれない人たちですが、頑張って人生に起こることを楽しめるようになったようでまずはめでたしめでたしか。
ちなみに「こむらがえり」確かに子供の頃「コブラがえり」って言ってました。
色々気になることはあるが、笑って泣いて楽しめた
肩の力を抜いて楽しむべき作品。
細かいところで気になるところはあれど、そういうところを指摘する作品でもない。
鶴瓶さんのキャラクターの魅力、中条さんの緩急織り交ぜるた可愛さ、そして江口さんの説得力。どれも素晴らしい。笑って、泣いて満足いたしました。
大好きな駿河太郎さんが親子共演もなく、当て馬になっていたのが残念です(が、それもまた彼の魅力)。
ただ、こういった作品は100分前後に収めて欲しい。
加えて、あのサイズのおにぎりで一口目に具に到達するのはリアリティに欠けます(笑)
AikoとRyutaroのAmaRokku
家族について考えるいいお話。
色々辛いことはあるけど、最大限人生楽しむ努力をしないとなぁーと思った。泣けーと言われて、俺も泣いた、笑。
江口のりこ、中条あやみ、どっちもよかったです。
強いて言えば、あの馬鹿でかいおにぎりで、一口目でタネにあたるってどんな入れ方なんだろう、笑。
あやみがアマロック
鶴瓶より中条あやみの方がアマロックではないか。父と娘をつなぎ、娘の夫を見付け、工場を守ろうとした。こんなに若くてきれいで、しっかり者の女性を世の男性が放っておくはずない。そこだけはファンタジー。あと思ったけど、ジョギング中に心臓発作するなら、あやみに迫られたときに腹上死(性交死)してもおかしくなかった。
ゆっくり回り道して帰りたくなる、よき映画でした
ストーリーを展開させるためには悪い人、意地悪な人、イラつく人を出しがち?ですが、イヤな人がひとりも出てこないよき映画でした。
そこが好きです。
劇中辛いことが起きたりもしましたが、最後は心が軽くなり、知らない間に涙がツーっと出ていました。
「人生で起こることはなんでも楽しまなあかん」…ほんまやね!
心温まる家族の物語
コテコテの関西系ハートフルコメディと思いきや泣かされてしまいました😹いやー良いお話でした。
優子(江口のりこ)ちゃんのドタバタ成長物語と言えば良いのでしょうか?主要メンバーを大阪・兵庫を中心に関西出身のアクターで固めた完璧なキャスティング👌
どんでん返しの連続を人生は楽しまなあかんと超ポジティブに生きていく家族の姿に勇気をもらえた気がします。尼ロック知りませんでした。今度見に行ってみようと思います。
是非映画館で🎦期待以上のモノがあるはず!
45
ワイもあやみに迫られたい
何でも笑って過ごすオトンと、そんなオトンみたいな大人にはなりたくない元エリートで現在ニートの娘と、オトンの新しい二十歳の妻のほのぼのホームドラマ。
尼崎の一軒家を舞台に家庭・家族をテーマにハートフルに描いてくれていたけど、劇場館内の年齢層が思ってた以上に高くてそっちに驚いた
でかいおにぎりの梅干しの位置が変
尼さんロッカーの話ではない。海抜0メートル地帯が多い兵庫県尼崎市の港に船が出入りする際海水が流れ込むのを防いでいる「尼崎閘門(こうもん:スエズ運河と同じ方式のロックゲート)」のことを略して「尼ロック」と呼称しているそうで普段は寝転んでテレビで阪神戦を見ているだけの小さな町工場を経営する親父がいざとなったら頼りになるでという木下恵介的泣き笑いホームドラマなのだが兵庫出身の江口のりこと大阪阿倍野区出身の中条あやみが年齢逆転義理親子をふつーに関西弁で演っていてそれなりに吉本新喜劇程度のドラマはあるのだがとりたてて映画にするほどのことかいな?というふつ~に楽しめるちょっといい映画でキネ旬とかの堅物評論家の星評価は驚くほど低いが糞くらえなのだ。阪神電鉄が協力していて4月11日に甲子園の広島戦でファーストピッチセレモニーを行った中条あやみの投げっぷりがあまりに素晴らしく思わず公開初日に観に行ってしまった。長編2本目という尼崎出身の中村和宏監督はMBS企画(毎日放送の制作会社)の社員で肩肘張った映画監督とは一線を画していてそこがなまぬるくもありえーとこでもある。
ひと咲き まち咲き あまがさき
通常スクリーンで鑑賞。
私は生まれてこの方(約30年)、ずっと尼崎に住んでいる生粋の尼っ子であります。尼崎閘門(尼ロック)については小学4年生の時、社会科の時間に学習した記憶があります。
小4の社会科は1年間を通して尼崎市の産業や地域の特色、歴史などについて学ぶ時間でした(今もそうなのかな?)。
劇中で言及される室戸台風やジェーン台風の時の被害についても勉強しましたし、尼崎市役所の敷地内には、押し寄せた高波の水位を示したモニュメントが建っています。
最近、ドラマのロケ地で使われることの多くなった尼崎ですが、ついに「ご当地映画」と言える作品が出来ました。映画が大好きな尼っ子として、大変嬉しく、感慨深いです。
下町ならではの人情味がちゃんと描かれていて心地良い。何かと悪いニュースで話題となりがちな尼崎ですが、いいところもあるんだよと全国にアピール出来る最高の機会だな、と…
馴染みのある場所が映画の中に出て来るって、なんだか嬉しくなります。会社のすぐ近所でロケしていたなんて全然知らなかったです。中条あやみとニアミスしていたとは(笑)。
崖っぷち娘と父の再婚相手の心の交流が笑いあり涙ありで、なかなか手堅いドラマに仕上がっていて面白かったです。
中条あやみがキュートで、内心悶絶しまくりでした。「家族団欒や!」「自慢の旦那さんや!」とか、セリフの言い回しがとにかくかわいすぎますし、表情も良かったです。
父親の死因がよく分かりませんでした。もしかしたら誰か困っている人を助けようとしていたのかな、と想像します。
家族について思いを馳せ、考えさせられる。
「人生で起きることはなんでも楽しまな」。いい言葉。まさに金言です。尼っ子(30歳)の心にぶっ刺さりました。
[余談]
鋼材の下敷きになるシーンについて。鉄鋼関係で働く者として、工場ではあんな風に鋼材を保管しないのではないかなと思いました。ラックに横に寝かせて置いたりとか、もし立て掛ける場合ならチェーン等で転び防止の措置をしているはず。長年続けている工場のように見受けられるので、創業当初からあのような置き方をしていたならば今まで事故が起きなかったのは奇跡なんじゃないかな、と…(もしくは起きていた?)。展開的に事故を起こさないといけないのは理解出来るものの、杜撰な管理の果てに起きた事故になっているのが残念です。
「人生で起こる事は何でも楽しまなあかん」
今年61本目。
上のセリフ座右の銘でもあり好き。
阪神大震災、自分の何倍も偉い人が亡くなってなんでワシが生きてるんや。残された者は目一杯自分の人生を楽しむのが使命。竜太郎の言葉。
戦時中の特攻隊員もそうですがもし自分が今虚しい一日をおくったなら、その一日は彼らがどうしても生きたかった一日。それを思うと少し位の事は我慢できます。
ままならない人生を逆手にとってとことこん楽しむ大阪は下町のタコ社長は45歳年下のハタチの娘と再婚 さて独身一人娘はどうする?
あまろっく???
どぶろっく(もしかしてだけど、もしかしてだけど・・・)なら知ってる
尼崎でどぶろく飲むオヤジ?
尼さん姿のガールズロック?
45歳年下のハタチの後妻をもらう町工場の社長。
加藤茶(81)の嫁(36)。リアル45歳差。心臓の血管全部手術してる。
笑福亭鶴瓶(72)→(65)の設定
元気な鶴瓶。実際に十分ありえそうだ。
江口のりこ(42)→(39)の設定
小学校3年生ぐらいから30年ほど経っているわけか。
父親を反面教師に猛勉強。京都大学卒。一流会社のチーフリーダーだったのに、
協調性に難があり、お局様扱いされて、孤立しがち
キミならどこでも再就職先はあるだろうと
いきなりリストラされてしまう。
腐っても京大。
タコ社長の娘(美保純)とは真逆。
中村ゆりが早くに他界する良妻賢母役。
怖~い女の役が続いていたのでほっとした。
小さな町工場の社長の父親と二人暮らしの家に帰ってくると祝リストラの横断幕で迎えられる。
赤飯炊いといたわだって。
江口のり子じゃなくてもムカつくわ。
中条あやみ(27)→(20)の設定
連れ子だと思うよねw
連れ子だと、優子(のり子)の法定相続は1/4になってしまう!
べっぴんすぎる。ちょっと無理がある。
美人局じゃないの?
心臓に負担かかりすぎる。でも、中条あやみに襲われたい。
鶴瓶元気だなぁ・・・うらやましいなぁとおもったら、
あっさり逝っちゃった。
ほれ、みたことか!
尼ロックとは尼崎閘門(こうもん)のことだった。
スワンボートで親子三人で見学ツアー。
頻繁にでてくる尼崎市立魚つり公園のシーン。
川に挟まれ、水路の多い尼崎。
尼崎は台風による高潮と満潮が重なると広い範囲で床上浸水してしまう。
それを防ぐのが閘門らしい。
若いころの父親役は松尾諭。ナイスなキャスティング。
寝っ転がってハッピーターンを食べながらテレビを見ているだけ。
いざ鎌倉っていうときに大活躍して、家族を尼ロックのように守る大黒柱にはとても見えないけど、大震災の時には自分の会社をほっておいてボランティア活動。
そういや、男はつらいよ第48作寅次郎紅の花でも寅さんは老骨に鞭打って神戸でボランティアしてたなぁ。村山首相を「村ちゃん」なんて呼んで、立派な仕切り役だった。
ムードメーカーは大事だね。
追悼:佐川満男(84)(町工場の80過ぎの老職人キンゾウ役)垂水区出身。
昭和、尼崎、、、ハートフル映画
ちょっと期待し過ぎたかな、、、全体的には良き映画😊自身の母親を思い出して泣いてしまった!関西弁も違和感なく楽しめた!昭和生まれだから、ああゆう昭和的な風景はイイですね😊
自然と涙が
笑いたくて観に行きましたが、クスッと笑いながらも自然と涙が流れてました。
江口さんと中條さんの掛け合いが絶妙で、なんて可愛いい継母なんやろと
個人的には竹内結子さんの旦那さんの頑張ってる姿拝見でき嬉しかったです
とにかくほんわかする素敵な作品でした👍
予想外に泣けた!
正直言って、出てるメンツ的に完全にコメディタッチだと思っていました。
頭は良いけど協調性のないアラフォー娘に江口のりこさん、反対に誰とでも仲良しになる父親役に鶴瓶さん、そして意外にも鶴瓶さんにベタ惚れで天真爛漫な奥様役の中条あやみさん。
この3人が同じ家で家族になるのですから、そりゃ一悶着あるのは予想できますね
そして予想通り下町のホームドラマでクスッとなっちゃうのですが、予想外に途中から何度も涙してしまいました。久々にかなり泣けました。
ラスト…あー、最初のシーンのアレって、こういう事だったのね!良かったーってスッキリ!
ところで江口さん、以前に舞台で拝見したのですが姿勢が良くて舞台映えしていました。今回の役は、だらしない役なのにやっぱり映えていました。すごい女優さんですね。
ことごとく凡人の予想を裏切る展開が見事
毎週2~3本映画を観ることが生活習慣になっている俺なのだが、4月に入ってから2本目の作品を見つけるのに毎週苦労している。コロナ前はこんなこと無かったのに、未だハリウッド大作の弾が不足なんだろうなと思う。今週もいくつもの映画館のラインアップをチェックして、鶴瓶の笑顔に目が留まった。「これは楽しめそう」とやっと決まった。
そんな決め方だったので、大きな期待はしていなかったが、期待をはるかに上回る傑作だった。
【物語】
京大出のエリート近松優子(江口のりこ)は仕事に邁進し、人一倍の成果を上げて来た。職場で誰よりも有能だという自負があったが、30代半ばでまさかのリストラ。人並外れて仕事に没頭するあまり職場で完全に浮いていたのだった。
優子は行く当ても無く、故郷の尼崎に帰り、数年実家に居座っていた。一方、町工場を営む優子の父、竜太郎(笑福亭鶴瓶)は「人生に起こることは何でも楽しまな」をモットーにニート状態の優子に小言を言うでもなく、社員や近所の住民たちと呑気に面白おかしく毎日を過ごしていた。
そんな竜太郎がある日突然再婚すると言い出し、連れて来たのは20歳の小娘早希(中条あやみ)だった。優子ははるか年下の義母を受け入れられるわけもなく、早希に冷たく当たる。それでも早希は家族が出来たのが嬉しいと全くめげなかった。
そんな3人の新たな生活が始るが、1か月をやっと過ぎた頃思いもよらぬことが出来事が・・・
【感想】
やられっぱなしの見事な筋書きだった。
ことごとく想像していたこととは違う方向に話が転び、結末も「こう来たか・・・」で閉じる。
例えば、ポスターの中央に鶴瓶が映っていれば、「終始鶴瓶が醸すふんわかした空気が作品を満たすんだろうなあ」と誰だって期待するはずだが、序盤で「え、まさか」とその期待は打ち砕かれる。そんなことが2度、3度と起きる。
「え、そうなっちゃうわけ?」と。
しかし、終わってみればキャッチコピー「笑って泣けるご実家ムービー」は決して嘘じゃない。つまり意外性に富む展開でありながら、決して無理矢理な大どんでん返しを突っ込んでいるわけではなく、話に破綻は無い。
最後のオチも予想外ではありながら、結局観客が期待したところにしっかり収まる。
筋書き、脚本に脱帽。「参りました」である。
役者も脚本に応えている。
特に江口のりこが凄い。「さすが」とも言えるが、とにかくドハマり。特に前半に見せるヒールな優子像が凄まじい。
優子のキャラ立ちも凄いが、対照の位置に立つ早希もかなり変人の域。中条あやみもこの役をなかなか頑張って演じている。2人の丁々発止が見応えてがあって楽しかった。
が、演技にも増して中条あやみのスタイルが目について仕方が無かった。初めて見るわけでもないのだけど、一人歩く姿は八頭身に見とれ、他の役者と顔を並べると、相手の顔がデカく見えて仕方が無い。相手が気の毒になってしまう。
全然客は入ってなかったけど、観た人はきっと掘り出し物だったとニンマリしているに違いない。 「何だ?」と思う“あまろっく”というタイトルも観ると至極納得。
江口のりこさん演じる近松優子の物語です
笑福亭鶴瓶さんと中条あやみさんの年の差婚、舞台が尼崎ということに興味をひかれ見てきました。予告編も面白そうだったので。
結論をいうと、映画の核となるストーリーは江口のりこさん演じる近松優子(鶴瓶さん演じる近松竜太郎の娘)の心の成長を描いた作品となっており、後半は不覚にも涙してしまいました。
「あまろっく」という言葉は初めて聞いたのですが映画のタイトルだけではなく実際に意味が有り、冒頭部分にも描かれていますが勉強になりました。尼崎市には海抜0メートル地帯があり、昔は台風時などに市内に海水が流れ込む災害があったのを今では尼崎閘門(あまがさきこうもん)が守っているのですが、この尼崎閘門の通称が尼ロックらしいのです。そしてこの映画の重要なキーワードとなっています。
ストーリーは子供時代の優子から始まり、やがて成長し、京大でボート部と華々しい経歴で社会人となり仕事も社内表彰されるくらいバリバリできるのに周囲との協調性に欠けるという理由でリストラされ、挫折してしまう。。。
そして父の竜太郎のもとに転がり込んで来るのだが、竜太郎はそんな優子を温かく迎え入れる。ニート状態のまま毎日ダラダラと暮らす優子に、竜太郎はある日再婚話をするのだが優子はたいした興味も示さずオッケーする。まさか二十歳の自分より年下の美女を連れてくるとは露知らず。。。
中条あやみ演じる早希が意外としっかり者で優子に負けず言い返したり、自分を煙たがる優子から決して逃げず母として愛情を持って接しようとするところがえらいなと感心させられました。
そんな新婚の2人と優子の奇妙な同居生活が竜太郎の突然の死によって終わりを告げる。
えっ、鶴瓶さん途中退場なんだ!とビックリしましたが、その後も回想シーンで頻繁に登場するのでご安心を。
これから話どうなるんだろうという私の心配をものともせず、見合い写真で優子を気に入ったイケメン男の登場、そして早希の妊娠の発覚、近松工場のベテラン職人の大怪我といろんな問題が発生していく中で、早希と優子はぶつかりながらも絆が深まり本物の家族になっていく。。。
そして幼い頃から家でぐうたらしてる風にしか見えなかった父の本当の思いを知った優子はある決心をする。。。
江口のりこさんが非常に良かったです。すみませんちょっと舐めてましたが、この映画で見直しました。中条あやみさんも意外と骨のある女性の役を見事に演じておりました。鶴瓶さんはいうまでもなく、親子共演の駿河太郎さんも優子の幼馴染みの屋台の主人役、良かったです。あと若かりし頃の竜太郎を演じられた松尾諭さんもいい味だしてましたね~。
「人生に起こることはなんでも楽しまな!」
この竜太郎さんの言葉が印象に残ります。
人生に行き詰まってる人がちょっと前向きになれる良質の映画でした。オススメです。
最後にこの映画でベテラン職人を演じられた佐川満男さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
超お薦めです、今年早くも20本超鑑賞でNO1。
超お薦めです、今年早くも20本超鑑賞でNO1。
出演者全員が関西人という無理ないネイティブ関西弁セッションもいい。
家族という偉大な尊厳のテーマを鶴瓶さんでしか演じえないほどの太い軸を中心に物語が進む。
『人生で起こることは何でも楽しまな!』素晴らしい金言。
温かく心に染みる尼ロック
鶴瓶さん扮する優子の父、竜太郎が素晴らしかった。あんなふうに起きたこと全てを肯定して良かったと言えることがどれだけ救いとなるか。竜太郎が20歳の早希の心底拠り所となるのも頷けるのだ。その心温かい人間力でまさに尼ロックとしてみんなを守る素晴らしい人なのだ。
そんな父を持つ優子は、優秀なエリートなのに周りから疎まれリストラされ、ニートのような生活をして何年も親のスネをかじるが、やはり竜太郎の子供なのだ。
竜太郎が再婚相手に20歳の早希を連れてきて、そりゃ自分の半分ぐらいの歳の小娘が義母なんて複雑過ぎる。最初こそ反発したが、必死に家族になろうと頑張る早希を、生まれてくる早希と竜太郎の子を尼ロックのごとく守るのだ。
すごく温かくて、心に染みるいい映画だった。人の優しさに触れることが出来てじんわり目が潤う作品。
同級生のおでん屋太一もいい奴だった。
終わったあとおでんが食べたくなって、おでんを買って帰った。
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