陰陽師0のレビュー・感想・評価
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山崎賢人は平安時代の和服でも戦える
中華ワイヤーアクションを思わせるシーンや、術の発動は、心をくすぐります!ハマる人にはハマるだろうし、厨二病が増えそうな作品。(詠唱が山崎賢人の低めボイス^^)
冒頭の古語から現代日本語に変わる演出好きです。ツダケンのナレーションが耳に良いです。神楽や音楽も素敵。
エンドロールの時代考証スタッフが手厚く心強かったです。
染谷将太の陰キャの友達っぽさが良い。平安貴族の身分差の恋が丁寧に描かれていて素敵でした。
平安貴族(賀屋さんと男性ブランコなのすぐ分かった)が違和感なさすぎ。
染谷&山崎賢人のダブルス最高、今までにない陰陽師♪
まずは、大好きな二人の共演だけでもルンルン・ワクワクの内容でした。
シュッとした安倍晴明の山崎賢人と、どこか頼りなさそうで真面目な源博雅
がいいのです。WoodJobや寄生獣もかわいい染谷くん、菊地凛子の気持ちがわかります。
さて映画は新し陰陽師って感じがしました。真田さんや野村萬斎さん達とは違います。
まっ”0”ですからね。これからこの二人がどう展開していくのかが楽しみです。
サイドの俳優さんも凄いです。小林薫や北村さんや奈緒さんも素晴らしいのです。
最後まで両親を殺した人が誰なのか?いったい何のためだったのか?分かりません。
私も思っていた人とは違いました。(育ての....!)
反省:事前に少しは調べないと
私だけかもですが、予備知識なしに見て
変なところが気になって置いていかれるパターン多いです
主役、染谷君?て思うくらい彼が良かった
龍のCG( 今はVFXかぁ)凄いなぁって思ってたら
エンドロールで白組じゃんって
なるほど
ただ、ツルツルの舞台みたいなところの花は違うだろーって
花に目がいってセリフ聞き逃してしまった
いいシーンだったのにw
ストーリーは楽しめた、ちょっと難しかったけど
意識の中でって言う概念には置いてきぼりになってしまったなぁ
今でもわかるようなわからないような
あの中で自分を保てる人が
心が強いって事なんかなぁ
正気でない演技をしたあの三人はいい感じでした
褒めてるんですけど、虹郎君の死体はすごく良かった
シリーズ初心者でも問題ないが、言葉が聞き取れないシーンが多いので専門用語の予習は必須
2024.4.19 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(113分、G)
原案は夢枕獏の『陰陽師』シリーズ
陰陽師として名高い安倍晴明と雅楽家・源博雅との出会いを描くファンタジーアクション映画
監督&脚本は佐藤嗣麻子
物語の舞台は西暦948年の日本・平城京
当時の日本は帝(板垣李光人)を中心とした政治が行われていて、政治は陰陽師と呼ばれる人々の占いによって執り仕切られていた
帝直属の陰陽師は空席で、その地位を目指して、陰陽寮にて学生(がくしょう)たちが切磋琢磨し、得業生と呼ばれる地位を目指していた
陰陽師の頭は藤原義輔(小林薫)で、陰陽博士の賀茂忠行(國村隼)、天文博士の惟宗是邦(北村一輝)、暦博士の葛木茂(嶋田久作)などが学生の指導にあたっていた
その中でも「狐に育てられた」と噂される安倍晴明(山﨑賢人)は、賀茂が身元引受人として陰陽寮に入ることが許されていて、その存在を疎ましく思う者は多かった
ある日、得業生の橘泰家(村上虹郎)が殺されるという事件が起こり、惟宗は学生たちに「犯人を見つければ、次の得業生になれる」と言い、試験を行うと告げた
晴明は、元から得業生どころか、陰陽師になることにすら興味がなく、授業をサボっては、書庫に入り浸っていた
だが、「命令」は絶対とのことで晴明も試験に参加することになった
晴明の名を轟かせたのは、徽子女王(奈緒)の件にて、中務大輔の源博雅(染谷将太)に助力したことがきっかけで、彼女は夜な夜な鳴り響く琴に悩まされていた
晴明は博雅の依頼を引き受け、その原因を取り除き、それによって、琴の音は鳴り止む
これが帝の耳に入り、また、次の得業生として賀茂が推薦したことが陰陽寮に良からぬ風を吹かせる原因になっていた
物語は、一連の陰陽師シリーズの前日譚という内容で、本編は晴明と博雅のコンビが難事件を解決するシリーズものとなっている
いわゆるバディ系推理ものになっていて、本作はそれに付加して、呪術が凄まじいCGで描かれる内容となっている
晴明には特別な能力が秘められていて、今回の一連の事件の首謀者を突き止めるに至るのだが、その黒幕との戦いにおいて、彼の能力が発揮される、という流れになっていた
この晴明の活躍と同時進行するのが博雅と徽子女王の恋バナであり、幼少期に伊勢神宮に遣わされて以来孤独だった徽子女王は、それ以来ずっと博雅に恋焦がれていた
だが、博雅は帝の恋文を持参し、それによって徽子の内なる魂が暴走し、一連の首謀者が仕掛けた「呪(しゅ)」が発動してしまう
彼らは深層心理の世界に誘われ、そこでそれぞれのトラウマと向き合うようになっていて、晴明の場合は「両親を殺した犯人」と対峙するという流れになっている
世界な深層心理の世界で繋がっていて、それによって博雅と徽子女王の繋がりも確認され、そして徽子女王のある決断と、博雅の覚悟というものを呼び起こすことになったのである
いずれにせよ、シリーズのファンが納得するのかはわからないが、未読鑑賞者としては、そこまで悪くない出来に思えた
ファンタジーアクションというよりは、ほとんどラブロマンス映画のノリになっていて、晴明と博雅の馴れ初めとしては合格点なのだと思う
薄い本が出そうな関係性であるものの、そのテイストが原作からあるからなのか、監督の趣味なのかはわからないが、そっち方面のファンと原作ファンが喧嘩しないかは気になるところかもしれない
映画館で観る分にはCG技術の凄さを体感できるので良いのだが、いかんせん「何を言っているのかわからない映画」なので、ある程度「陰陽師で使われる言葉」ぐらいは予習しておいた方が良いかもしれません
パンフレットには解説があるが、物凄く字が細かいので、拡大鏡のお世話になる人が多いだろう
ラストに印字されているエンドロールはさらに細かすぎて字が潰れていて読めないので、何かを確認したい人はスクリーンをガン見することをおすすめいたします
最後の種明かしさえなければ。
全体的に面白い。
和風マトリックス感を感じて。
話のラスボスは序盤に分かってしまうけど、
許容はできる。
爽快感あり、綺麗に終わると思いきや、
最後の方でラスボスによる種明かしが始まる。
これ、大変寒い。
変な家とかカイジ3とかもそうですが、
トリック説明しだすのは大変興醒めします。
あれ、本当無しでお願いします。
新たな呪術で解き放て陰陽道(シリーズ化)
山﨑賢人今年2本目の主演映画。
『キングダム』『ゴールデンカムイ』とシリーズ化のヒット作続くが、本作も。
映像化は数知れず。最も有名なのは野村萬斎が扮しヒットした映画2作。
原作者・夢枕獏監修の下、オリジナルストーリーで描かれる“若き日”。
陰陽師・安倍晴明!
かつての陰陽師ブームももう20年以上も前。
今の令和の若者に平安宮廷の役職や陰陽道の専門的な用語など馴染み難いだろうが、陰陽師の学校=“陰陽寮”があって、エリートである“得業生”になるべく日々の学びや学生たちがいて…と、和の『ハリポタ』だと思えばいいし、話自体もシンプル。
一人の得業生が死亡。呪いか、殺されたか…? 異端児の学生・晴明はひょんな事から知り合った貴族の源博雅と事件を調べる。都や陰陽道を揺るがす陰謀と脅威が…。
平安時代と陰陽師の世界の和のファンタジーであり、謎を解き明かしていくバディ・ミステリー。
人嫌いの晴明と人好きの博雅。凸凹コンビはホームズ&ワトソン始めバディの鉄板設定。
陰陽師としての才能は随一。が、ドライな性格、人嫌い、出世欲ナシ。それどころか陰陽師にすらなる気もない。
おいおい、アンタが陰陽師にならなかったら話が続かないよ! びっくり設定の若き晴明。オリジナル設定だからこそ自由にキャラを創造させる事が出来た。
少々性格に難ありだが、常に冷静沈着。頭も切れる。
ミステリアスで、立ち振舞い、身のこなしも華麗。終盤、髪が解れた姿は同性から見ても色気だだ漏れ!
いつもの熱血キャラではない山﨑賢人の新たな魅力。
染谷将太、奈緒、村上虹郎、板垣李光人、安藤政信、國村隼、北村一輝、小林薫ら若手~実力派~ベテランの豪華顔触れが妖しの世界を彩る。
呪術ファンタジー、アクション、バディ・ミステリー、男二人の友情、身分違いの恋…エンタメ要素をたっぷり詰め込んだ佐藤嗣麻子の手腕。繊細なドラマが多い女性監督の中で稀有な、男性監督ばりのエンタメ派。
美術や衣装はさすがの絢爛さ。花舞うシーンなど映像も目を見張る美しさあり。
まるで舞いのようなアクション。呪術の数々。
それらをVFXを駆使して。『ゴジラ -1.0』で米アカデミー視覚効果賞を受賞した白組が担当。火竜が登場するシーンは圧巻のスペクタクル。(でもこのシーン、予告編で見せちゃったのは惜しい…)
奇々怪々と美。陰陽師ならではの呪術エンタメ・ワールド。
ここから、難点・不満点。
開幕のナレーションで一通り説明した後、千年前の言葉ではなく現代の言葉でお送りする。
あ、これ、漫画なんだ…と少々萎えた。今Disney+で見ている『SHOGUN/将軍』はハリウッドと日本の予算云々ではなく言葉や所作など細部に至るまでリアリティーに拘った本気の作りと程遠い。
山﨑賢人は魅力ある。役者陣も熱演。が、染谷将太がちとオーバー演技でこんなに演技ビミョーだったっけ…? コメディリリーフだからか…?
一連の事件の犯人。最初は安藤政信かとミスリードさせて(でも役柄的に小物だった)、思わぬ黒幕が。晴明以外誰もが地位に拘る。何となく察し付く。
ストーリーや真相。ストーリーは謎解きと巨大陰謀と大きな仕掛けあり飽きさせないが、真相はちとあっさり。己の欲が動機であり、ベタだけど都滅びの危機のようなスケールとハラハラには乏しい。
博雅と徽子女王のラブストーリーは若者客寄せの蛇足だったような…。
後、主題歌合ってなかった…。
拙さも目立ったが、秀でたものもあった。
地位、権力、名声に躍起になる一部のエリートたち。今の政治家どもと変わりない。
ヘビ、クモ、サソリ、毒を持った生き物を一つの壺に入れ、最強の毒=蠱毒を作る。あるシーンで殺し合う3人の陰陽学生。欲が毒、殺し合う3人が毒生物の印象的な対比。
彼らを操る人物の呪術の舞い。
晴明が夢の中で両親を殺した人物と対するシークエンス。
友情育み、酒を飲み交う晴明と博雅。友情以上のブロマンス的な匂い漂い、その終幕も余韻残って良し。
つまらなくはなかった。
が、極上ではなく、山﨑エンタメとしても『キングダム』『ゴールデンカムイ』よりちと見劣り。
後こんな事言っちゃうと元も子もないが、せっかくの『陰陽師』の映画の新作、出来れば野村萬斎で見たかった…。
いや勿論新しい『陰陽師』を作ろうとしたスタッフ/キャストの意欲は伝わってくるが、オスカーを受賞した滝田監督と貫禄増した野村萬斎のコンビで『陰陽師』の新作を…。
こういうのは出来ないのかな…?
現在と過去を脅かす強大な敵。最難度の術を使い、現在の晴明=野村萬斎と過去の晴明=山﨑賢人が時空を越えて共闘する。
題して、『陰陽師 ∞(クロスオーバー)』!
【都に蔓延る様々な”呪”に囚われた人々を描いた作品。VFXを多用した幻想優美なる原作の世界観を再現した美術に魅入られた作品。山崎さんは若き晴明のイメージ通りだし、矢張り源博雅は佳き漢なのである。】
■陰陽寮で学ぶ、安倍晴明(山崎賢人)達の中で一段位の高い徳業生である橘泰家(村上虹郎)がある夜、自宅の井戸で怪死する。
陰陽寮学生である、平郡貞文(安藤政信:いつ見ても、格好良いよなあ。)を始め、安倍晴明以外の学生たちは出世のため、躍起になり、犯人探しを始める。
◆感想
・原作にはない、陰陽寮を底辺とした陰陽師のヒエラルキー制度や、平安京のヒエラルキー制度は面白く鑑賞。
ー たった、150人の上級役人が都を治めていたとはねえ。-
・と、並行して起こったよし子女王(奈緒)の弾く琵琶の弦が切れて行く怪異解明に呼ばれた晴明と博雅(染谷将太)。そして、晴明が捕まえた銀の龍。
よし子女王は博雅への想いが”呪”になってしまっていたのである。
ー 博雅君、相変わらず鈍いなあ。オジサンでも怪異の理由は分かったぞ!そこが良いんだけどな。それにしても奈緒さん、無茶苦茶お綺麗である。ー
■だが、博雅君、帝(板垣李光人)の恋文をよし子女王の想いを分かりつつ届けてしまうのである。そして、よし子女王は哀しみの余り、消えてしまう。
ー よし子女王の嘆きと博雅君への告白。けれども、帝の手紙を読んでしまってはなあ・・。仕え人はツライよ。-
・一方、橘泰家の怪死事件を発端に、晴明は自分の両親を殺した男を探って行く。
ー この辺りの精神世界の使い方、描き方は良かったなあ。
そして、晴明を救った博雅の葉二の笛の音。
晴明はよし子女王を救った後に、真の怪死事件の遣い、天文博士(北村一輝)を斃し首謀者、陰陽頭(小林薫)と決するのである。
ー 陰陽頭は、年に一度陰陽寮学生たちを占い、自分の地位を脅かす者の親類縁者を殺していた。晴明の両親も同じ理由で殺されていた・・。
天文博士も陰陽頭から昇進をチラつかされていた。二人とも地位を守る、もしくは地位を上げたいという”呪”に掛かっていたのである。
それにしても、晴明が陰陽頭を斃すのに、菅原道真の怨霊を使うとはなあ。当時、最強の怨霊と言われていた方である。晴明の霊力の凄さが分かる。ー
・そして、全てが解決し、帝は陰陽師で安倍晴明の育ての親である賀茂忠行(國村隼)を呼び、帝の陰陽師にならないかと声を掛けると賀茂忠行は
”未だ、徳業生になったばかりですが、安倍晴明をお勧めします。”と答えるのである。
<ラスト、晴明と博雅は月光の元、十年の知己の如く、対当に喋っている。そして、晴明は言う。
”笛を吹いてくれないか。(物凄く細かくて恐縮だが龍笛と言ったと思う。葉二じゃないかな・・。)”
博雅は、笛を静に吹くのである。
今作は、呪術を催眠や暗示を組み合わせた技として描いた所が、人間の様々な欲や情念が”呪”になる、と言う原作に通じていて良かったと思う。
夢枕獏先生も、このレベルの映画化であれば、ご満足されたのではないかと思った作品でもある。>
新しい陰陽師像
ファンタジー系の映画はあまり観ないので、観に行くかどうか迷った。しかし、日本史が好きで、過去に陰陽師に関心を持って調べたり、晴明神社に参拝したこともあったので、どんな映画だろうという好奇心が勝ったので映画館に足を運んだ(2024年映画館鑑賞11作目)。
夢枕獏の原作を読んだことがないので、VFX×山崎賢人の派手な呪術とアクション、というテイストかと思っていたら、想像とは違うものだった。
まず、安倍晴明(山崎賢人)が、自身が本物の呪術を使うことができるにも関わらず「事実を見る」ことに拘っていること。陰陽師が人の不安心理を煽って存在価値を高めているという批判を師匠(國村隼)に早い段階からぶつける場面に、ファンタジックな呪術だけではなく、史実(実際)の陰陽師の姿もきちんとバランス良く描くという姿勢に好感を持った。
史実の陰陽師を描くと全く地味で映画として成立しないだろうから(安倍晴明が活躍するのは晩年だし)、当然、呪術シーンが出てくるのだが、描かれる不可思議な現象の源が人間の様々な心理によるものであるというところに、何となく納得させられてしまう。
山崎賢人と染谷将太は安心して観ていられる演技。徽子女王(奈緒)は可愛いけど終始少女漫画な世界に生きる人って感じ(好きな人は好きでしょう)。
欲を言えば、脇役にも実力派が多く揃っていたので、彼らとの絡みも含めてもっと1つ1つのエピソードに深みがあればより見応えがあるものになったのではないだろうか。
少しだけハリーポッター風味
陰陽師育成学校の異端児「安倍晴明」が陰謀を企む先生たちに対し、圧倒的な才能と友情の力で親の仇を討ち、帝の陰陽師の座に登用されるまでを描いたまさにエピソードZERO的なお話だが、何故そこまでの能力を身につけたかについては語られない。
怪しい現象の多くは思い込みからなると現実主義的立場を取りつつも、実は呪いや超常現象の存在を一番理解しており、自身もいざという時に戦える能力を備えているというステレオタイプのクールなヒーロー。
出演は主演に山崎賢人(原作ものの主役はこの人以外はダメなのか)、相棒役に染谷将太、ヒロインに奈緒、脇にも小林薫、國村隼人、北村一輝、安藤政信など出演するだけで作品の格を上げられる実力派がズラリと並び、目が散って誰が黒幕なのか最後までわからないような効果もうまく出している。
クライマックスの火と水の龍のCGは安っぽく見えた割には力を全て注ぎ込んでしまったのか、それ以外のアクションシーンがさらにこじんまりと地味に見えてしまった。
もっとド派手に鬼や化け物とのバトルなどを期待していた分、少しだけ肩透かしをくらった感じがあった。
実写版・無量空処良かった〜!
いや〜まずは津田健次郎さんのナレーションで始まり、良き。ゴールデンカムイと同じだけどなんかこう、津田さんのナレーションだと「これから始まるな~~」という期待感が良いです。
そして色々達観しつつ、学校、組織の上の人には媚びず、実力はピカ一、まさしく五条悟みたいな安倍晴明が最後の敵を倒す時の術には手の形を無量空処っぽくしていて、とても良かった〜〜!!
無意識領域の場面は鬼滅の刃の無限列車編みたいで良かったし、炎の龍や水の龍は、炭治郎が使う日の呼吸と水の呼吸の時みたいで、映像良かったです!!
それにしても恐ろしきは人の出世欲、妬み。。
よしこ女王の、ひろまささんを想う気持ちが金の龍だったのは、なるほどーと思いました。人の想いを映像で具現化して、人を妬む時には邪悪な炎に包まれているっていう映像表現も分かりやすくて良かったです。
とにかく「〜の子、安倍晴明が命じる。〜」というこの呪文の言葉、良いですね〜!キングダムやゴールデンカムイに続きまたまた山﨑賢人さんの主役でしたが、ちゃんと別人に見えたし、この映画見て良かったです!!!
すぐに呼びましょ陰陽師
陰陽師
古代日本の律令下における官職
陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって
占筮・地相などを担う技官
古くは600年代の聖徳太子の時代から
信託政治が続いていた平安の世でも
天文学・暦学・易学・時計等を
担った日本独自の職
その技術は政治の根幹に
かかわる為「国家機密」であったが
陰陽師自体の地位はそう高くなく
平安中期にだんだん緩くなり
終いには病気の祈禱から呪殺まで
金次第でなんでもやるヤミ陰陽師
なるものまで現れたが
正当な技術を持った安倍晴明が
帝お抱えになっていくとともに
地位が高まっていった
今作は何度か映像化されてきた
夢枕獏原作「陰陽師」をベースに
安倍晴明が陰陽師になるまでの
前日譚を原作者監修でと
やや気風の違う映像化である
でどうだったか
個人的には20年前の
滝田洋二郎監督の野村萬斎の
やつが印象強かったしたまたま
知ったのもあって観に行っておくか
くらいの感じで観に行きましたが
これがまぁ面白かった
冒頭の陰陽師の存在から
育成組織などの概要のみならず
「呪」「暗示」などの成り立ち
平安時代の超格差社会まで
取り扱いながらややミステリー
そしてイ〇セプションのような
ストーリー進行もしていき
見ごたえ十分
話のテーマとしては
本当に起こっている「事実」と
その人がそう思っている「真実」
ここにまつわる様々なエピソード
が積み重なりながら
「きつねの子」と忌み嫌われ
ただの変わり者だった不良学生
安倍晴明が陰陽師になって
いくまでの物語
「キングダム」や先日の
「ゴールデンカムイ」などで
熱血主人公キャラがすっかり
板についてきた山崎賢人の
今度は一転クールなキャラも
よくはまっていました
ホント幅が出てきた
いつも横長なイメージがある
染谷将太が縦長の烏帽子をかぶると
こうなるのかってのもちょっと
面白かった笑
キャストもホント豪華です
そして先日アカデミーも獲った
白組のCGワークも見事なもんで
賞も貰ってこれから弾みがついていく
んじゃないでしょうか
たぶんこれ反響次第では続編
(と言う名の過去作リメイク)
もあると思うんでそれも
観てみたい出来ではありました
最近の邦画ノッてきてる気がします
まだ行けるまだまだ行ける
初日、会社帰りにふらっと鑑賞。普通に面白く見たが、チラシなどで期待しすぎた反動か、評価は星3つ。いつもの無いものねだりだが、映像もキャストも十分イケてるんだから、スジ方面もっともっと面白くしても良いよー、て感じ。画面に映る登場人物が学校と姫と帝に限定されていたが、どこかでモブシーンでも入れて市井の人々を助けるようなベタベタなシークエンスでも入れてくれたらハリウッド並みにスケール感も出せたかも。戦う相手が内輪だけだし。
山﨑賢人はじめキャストは期待通り、特に奈緒は正当ヒロインは初めて見たかもしれないが美しかった。
良くも悪くも少女まんが的
なるほど、女性監督らしい演出🤔
萬斎陰陽師の男臭さはない。
そこが良くも悪くも作品に大きな影響ありかな。
山崎賢人晴明は、萬斎陰陽師の若き日として
観るには美しくもあり優美でもありよかった。
これから成長していく清明に期待しちゃう。
博雅と清明の関係性が微笑ましい。
染谷将太、若干主役食ってたのも😆👍
その博雅と徽子女王の
恋愛事情は個人的にはいらなかったなぁ。
追記
泰家(#村上虹郎 )もっと観たかったーっ😂
草や木、花々が綺麗
付き添い鑑賞。
事前知識全く無し。
陰陽師とは
平安時代の国家公務員みたいな感じ
天皇貴族陰陽師/大きい壁/平民
学校がある
なんならたくさんいる(地域に1人くらいかと)
占いとか庶民?的なことやる
(封印や撃退、式神を操る、とかかなって)
学生(がくしょう)がそれぞれの授業学ぶのハリポタみがありすぎる
あれ?今思うとハリポタかな?
安倍晴明ときよまさマブダチすぎるやん。
染谷将太おもろ。
よしこ女王が、きよまさから文をもらいたかった。
読んだら断るわけいかない。
がもう…。
好きな人から渡された地獄行きの手紙だよな。かわいそうに。
思い合ってるのに叶わない。
幼い頃に両親から引き剥がされたり、
好きな人がいるのに、好きでもない人のところへ行けと言われるし、気の毒だわ。
それにしても安倍晴明ときよまさいいわあ。
友達じゃねえし、って言っときながら、
助け合ったら認め合ったり酒飲み合うの良い関係性だわ。
平安ファンタジーを求めている方はぜひ。
花畑や、水面に映って360度綺麗!みたいな映像見たい方はぜひ。
CLAMPのポストカード綺麗で、もらえてうれしかった。
安倍晴明と桜吹雪はよく合うよね。
映画館
24.4.19
人の心の闇が晴明を襲う。晴明と博雅の友情がいい。恋が裏(?)テーマ?。(追記)恋愛パートは要らないと言う意見に納得。
平安時代は人とモノノケと鬼が同じ場所空間に住んでいたというナレーションが入る。しかし、今回、安倍晴明(山﨑賢人さん)が戦う相手は実体があるモノノケや鬼ではなく、人の心に巣くう闇。 具体的には嫉妬心が鬼となり呪となって安倍晴明を襲う。
ヒェー(>_<)、鬼やモノノケも怖えーけど、人の心も怖ぇ~と思った。
後半に明らかになるが、結局 帝の何気ないひとこと 「 (天皇専属の陰陽師は) 安倍晴明ではどうか?」 が、陰陽師の総ボス藤原義輔(小林 薫さん)の嫉妬心に火をつける。それが今回の事件の発端。
年功序列か実力主義かという現代にも通じるテーマなのかもしれない。
心の闇は晴明にもあって、それは晴明のパパとママを殺したヤツに対する怒りと恨みだ。晴明が呪で意識の世界に落とされた際には、怒りの炎で晴明も危うくなる。それを間一髪、横笛で救ったのが最近友だちになった先々帝の孫・源博雅(染谷将太さん)。 博雅は最初こそ晴明に、 「お前なんか一生友だち出来ないぞ」なんてこき下ろしていたが、他人が晴明の悪口を言うと逆に「晴明はいいヤツなんだ」みたいなことを言って、一生懸命に晴明をかばう。なかなかイイ奴である。
身分と役職を越えた友情みたいな感じで、なんか青春物語っぽい感じがした。
安倍晴明だから戦いも基本は、結界張ったり、印を結んで呪術で怨霊退散なんて感じなんだけど、演じてるのが何せ山﨑賢人。山﨑賢人と言えば大立回りのアクショでしょう。というわけで、キングダムやゴールデンカムイとキャラが違うので1回だけなんだけど、監督がちゃんとやってくれました。平安調の着物を生かしたアクションが良かった。これこれ、これが見たかったんだよと心の中で大きくうなずく。
平安時代といえば恋を忘れちゃいけない(スッカリ忘れていた)。 描かれたのは、徽子女王(奈緒さん)と博雅の身分違いの禁断の恋。これがまたいいんだ。最初はお互い想いあってるのに口に出さない感じで、見ていて 「なーに中学生みたいなことやってんだ」と思っていた。それに安倍晴明の映画だから、この2人の恋バナはこれ以上広げないと思っていたら違った。ガッツリ描いてて、かなりグッときた。
村上天皇が徽子女王への文を博雅に託したところから、まじラブストーリーの様相を呈してきた。庶民なら自由恋愛がアリだったかもしれない。だけど身分制が厳しい貴族社会の恋となると簡単でないだろう、しかも相手は現職天皇だ。徽子女王への文を頼まれた博雅は断るわけにはいかない。ましてや、自分は徽子女王が好きだから遠慮してくれなんて口が裂けても言えない。一方、村上天皇からの文を博雅からのものだと思ってウキウキ気分で読んだ徽子女王は奈落の底につき落とされる。嘆き悲しみ激怒して博雅をなじる。 「どうしてあなたが持ってくるの、なぜ断らなかったの、どうしていつも皆んな私の気持ちを考えないで勝手に決めるの」。涙ながらに博雅が好きだという徽子女王にワシの心も張りさけそうじゃったヨ。このまま一緒に逃げようと言う徽子女王に、それは出来ないと言う博雅。そんなことは徽子女王も分かってる。2人の悲しみが怒涛のように打ち寄せる。うわー勘弁してくれ、油断した、安倍晴明の映画でこんな展開になるとは思ってもみなかった。それにしても2人が不憫でならん。 → (つづく)
(つづき)
中略 (/--)/ 。 そういうワケで深いところで博雅と繋がってることを知った徽子女王は笑顔になる。そしてその想いを胸に秘め、村上天皇のところへ行く決心をする。自分の身分、境遇をわきまえ、運命にしたがう。結局、想いを寄せる2人が一緒になれないのだから悲恋だとは思うが、奈緒ちゃんが笑顔なので良しとする。
「他の人を抱いていても、心はいつもあなたといるわ」というのも少しコワイ気もするが。
山崎賢人さん、古代中国、明治時代、平安時代といろんな時代に引っぱりダコだと思った。
【追記】2024(令6)/4/27(土)
「恋愛パートが気に入った」とレビューしといてこう言うのも変だが、他の何件かのレビューで 「恋愛パートは無くても良くね?」とか「それよりかもっと陰陽師の活躍や呪術の映像化を見たかった」というのが有って、言われていれば、ああ、そうだな、恋ばな部分は無くてもよかったなと思った。
確かに僕は、陰陽師・安倍晴明の呪術を使った活躍を見たいと思って見に行ったのであって、ラブストーリーを見たくて行ったのではないと改めて思った。
だが、恋愛パートも含めて楽しめたという感想はいまも同じである。
続編が見たいと思った。平安時代って記録が少ないから、フィクションではやりたい放題のなんでも有りだ。 映画監督、小説家、漫画家の腕の見せ所でもあると思う。
だけど、安倍晴明が空を飛んだり、竜の背にのって平安京の上空を飛び回るのだけは取りあえずやめてほしいとは思う。
「呪」と「意識」。
幼い頃、目の前で両親を殺され狐の子と噂される安倍晴明の話。
徽子の住む屋敷で琴が独りでに鳴り出す怪音と泰家の謎の死から動き出す晴明と、どんな気分の時でも笛を奏でれば憂晴らし出来ちゃう博雅と、その博雅の奏でた音は信じる安倍晴明、平安時代のストーリー。
序盤は人物像の説明、あらすじ的な感じから始まりエンジンのかかりが遅く、ちょっとウトついてしまった。泰家を殺したとレッテルをはられた後の晴明が覚醒した様に身のこなしが素早く屋敷から逃げるシーン辺りから面白くなったかな個人的に。
KINGDOM、ゴールデンカムイとここ数年キャラ者多めな賢人君だけど、たまにはナチュラルな彼の恋愛作品とかも観たいな何て思ってしまってう自分もいて…、数年前に公開された「夏への扉」も個人的には好きなんですけどね!と脱線しちゃったけど、何か続編ありそうな終わり方だし楽しめたから2作目待ってます。
好みな作品ではあったがやや尻つぼみは否めず
野村萬斎『陰陽師』シリーズが何か未だに好きで今作も気になったので鑑賞
個人的に好きな作品でしたのでシリーズ化希望
安倍晴明&源博雅のコンビが好きでキャラも良く二人の掛け合いをもっと見たい
序盤の説明多いところも分かりやすかった(見る人によっては不満なところか)
謎解き要素がミステリー好きとして楽しめたし映像美も
終盤の炎の龍に襲われた後に晴明(山﨑賢人)の髪の毛を解かれた姿に……同性ながら惚れた😄カッコいい
最初からこの姿ではないからこそ、この瞬間が映える
不満点
全体的に明るさが暗く感じた
せっかくのイメケンが勿体ない
晴明と両親の下りがあまりないのも残念(次作があれば期待)
謎解き要素も、もうちょいひねりが欲しかったし学生側にもう少し濃いキャラが欲しかったかなぁ
だからこそ犯人は妥当な線になってしまったのがやや残念
エンドロール中もあの笛の音を流して欲しかった
笛の音→エンドロール(少し)→おまけ映像→エンドロール(BUMP OF CHICKENの曲)の流れだったら
でも全体的にも主要キャラも役者も好みな作品でした
※最後、陰陽頭(小林薫)の最後のセリフが聞き取れなかったのが気になる😭
【ネタバレあり】良い点もイマイチの点も
公開初回を観てきました。
かつて野村萬斎さんが演じた映画「陰陽師」は正に安倍晴明イメージそのものであり、
「闇が闇として存在した」平安時代を見事に映像化した作品でした。
それが令和時代ではどう描かれるのか興味があり鑑賞してきました。
野村陰陽師と比較するのは酷だし野暮でしょうが、その前提でレビューを書きます。
【良かった点】
・まず予告編を観た時は「呪術=魔法」に見える派手な演出CGが目につき、
「陰陽師はフリーレンや転スラじゃないぞ?」と眉をしかめました。
が結論を言うとこれは杞憂でした。
魔法に見えたのはあくまで「精神世界」での出来事であり、
人の精神に影響を与える「呪」の延長という描かれ方であったのでホッとしました。
・ある意味、野村陰陽師よりも呪というものからかけ離れず、
超能力バトルではなくあくまで呪による対決であったのは好感を持てました。
・野村陰陽師でも描かれる蛙のエピソードが山崎陰陽師でもきちんと描かれ、
リスペクトを感じ、良かったです。
・博雅のキャスト、正直最初は違うなと思っていましたが、観ているうちに
博雅に見えてきました。悪くなかったです。
・下手なハッピーエンドではなく、悲哀もきちんと描いていたのは良かったです。
・最初が現代語ではなく古代日本語?だったのは良い演出でした。
・所々文字や図で情報を補うのも良かったです。
【イマイチな点】
・画面が明るすぎると思いました。
野村陰陽師は暗闇の中に何かいるのではないか?と想像を掻き立てられる、
絶妙なライティングなのです。
「闇が闇として存在した」平安にしては明るすぎるなと思いました。
・CG使いすぎではないでしょうか?超能力バトルではないのですが、
GCが派手なためかどうしても超能力バトルに見えてしまい、
そこが少々萎えてしまいました。
・何と言うか平安というより若干中華が混ざっていたような衣装やセットで
そこが違和感を感じました。薬屋のひとりごとを平安朝にしたというか。
・犯行動機や黒幕が微妙でした。
言ってみれば晴明への嫉妬が原因であの事件を起こしたわけですよね。
もっと平安京をゆるがすような巨大な陰謀を期待していたので肩透かし。
黒幕の男もそこまで大して存在感がなかったので、何だコイツかよって感じ。
・山崎君はシュッとした若い晴明で野村さんとは違う魅力がありましたが、
やはりキングダムの信のようなキャラの方が似合うと思いましたw
総論としてコンセプトや演技は悪くはないが、演出がイマイチかなと。
ただまあ、野村陰陽師ファンでもそれなりに楽しめました。
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