劇場公開日 2024年2月2日

「三者三様の愛し方の好演に目が離せない」熱のあとに ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5三者三様の愛し方の好演に目が離せない

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

公開翌日の舞台挨拶で鑑賞。
好きな俳優陣と好きなテーマで観るしかない、と。

期待通り、それぞれの俳優が一癖ある役柄を好演していました。

橋本愛は、きれいな顔立ちからの狂気じみた役で、最初なじめませんでしたが、その違和感こそが、この役ならではだと思いました。

対する、太賀。正反対の役柄そのまんまで馴染みすぎて、2人が混じり、わかりわかりあえずで影響されあっていくさまに目が離せませんでした。

木竜さんの、明るい表情からは、ある意味一番わかりにくいキャラクターで、最後までわからない。

それぞれの俳優が持ち味をだし、それぞれの役を演じきっていました。

カメラワークも不安定で、暗めの画が多いが、それが心の不安定さをあらわしており、不快なようで作品の魅力を増していました。

設定は尖っていて、一見とっつきにくいけれども、その背景にある、人間のわからなさの魅力に取り憑かれる作品でした。

舞台挨拶にて。
監督は、さなえがどんな気持ちかがわからない、知りたいから撮る。
役者がそれに応えて、体現する。
観る人が、そうやって、人を理解していく。それが映画なんだなあ、と感じました。

ひでぼー
ひでぼーさんのコメント
2024年2月4日

コメントありがとうございます。

私は共感したとは書いていませんが、そういう人がいるかもしれない、と理解すること自体は良いと思います。

ひでぼー
maさんのコメント
2024年2月4日

これ共感出来たら刺す人ですよ。怖いですよ。理解してますか。

ma