「泣ける」女優は泣かない くるすたーさんの映画レビュー(感想・評価)
泣ける
スキャンダルで仕事を失った女優となかなか出世できないディレクターが2人でドキュメンタリー映画を制作するといったストーリー。映像作品に携わる人間たちが命をかけて仕事に向き合い、本気だからこそぶつかり合う姿に心打たれた。
ディレクター役の伊藤万理華ちゃんがカメラを持って、目の前の作品とがむしゃらに向き合う姿は「サマーフィルムに乗って」のハダシを想起させられた。
万理華ちゃんが掲載されている雑誌は読ませてもらうことが多いが彼女の創作活動に対する向き合い方とも重なる部分があってとってもよかった。
たとえ自分のいる場所がどんなに過酷な立ち位置でも必死でもがく姿は目を引くものがあるし、輝いて見える。
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