コラム：LiLiCoのHappy eiga ダイニング - 第9回

第9回：吹石一恵と釈由美子に衝撃を与えた最大のセクハラとは？
対談ゲスト：「さらば愛しの大統領」世界のナベアツ監督、宮川大輔、ケンドーコバヤシ

TBS「王様のブランチ」の映画コメンテーターとして人気のLiLiCoが、旬の俳優・女優から映画に対する思い、プライベートな素顔に至るまでを多角的に展開する対談連載「LiLiCoのhappy eiga ダイニング」。第9回のゲストは、「さらば愛しの大統領」で柴田大輔監督と共同でメガホンをとった世界のナベアツ監督、主演の宮川大輔、ケンドーコバヤシ。連載スタート以来、初めて予測がつかない展開のなか、LiLiCoが3人に迫った。

LiLiCo（以下、リリコ）：むちゃくちゃ面白かったです。まさに「邦画史上最もポップコーンとコーラに合う映画」ですね。

世界のナベアツ（以下、ナベアツ）：ありがとうございます！　気楽に見ていただいたら一番楽しめるかなと思いますね。

リリコ：完成披露試写会を終えられて、公開を待つばかりとなりましたが、今はどんな気持ちですか？

ナベアツ：どちらかといえばワクワクしていて、本当に見てくれた人が何て言うんやろうっていう気持ちで楽しみですね。気楽に見られる映画があんまりないなあと思っていましたから。映画を星何個で評価することもありますけど、星じゃないな。おっぱいでたとえましょうか。最高2個で、どうでした？

リリコ：100個くらいじゃないかしら。個人的には色んな大きさが並んでいる感覚でしたよ！

ナベアツ：まじっすか！

リリコ：本当に面白かったですよ。お笑いのかたが映画を撮られると、小ネタを詰め込みすぎて「えっ!?」と思うことってあるじゃないですか。でも、この作品はすごく笑いましたよ。

ナベアツ：うれしいわあ。むちゃくちゃうれしい。

リリコ：ケンドーさんはどうですか？

ケンドーコバヤシ（以下、ケンコバ）僕は逆に緊張してきて、毎日乳首が立ちっぱなしですよ。

リリコ：私がこの映画を見たときと一緒ですね！　って、コラコラ！　宮川さんはどうでした？

宮川大輔（以下、宮川）：ほんまにおもろいって言ってくれるのか、反応が楽しみですよね。面白くないっていう人もいるでしょうけどね。ただ、インパクトがあるじゃないですか。いろんな人に面白そうやなと思って見ていただけるんちゃうかなと思いますね。

リリコ：公開されたら劇場で見てみたいですか？　見終わったあとのエレベーターの中が面白いんですよ。

ナベアツ：それは怖いなあ。確かに自分が見に行ってイマイチやったりすると、エレベーターの中が大概どんよりしているじゃないですか。逆にめっちゃ笑顔やったらいいですねえ。

リリコ：3月に行われた第2回沖縄国際映画祭のときはすごい歓迎ぶりでしたよね？

ナベアツ：うれしかったですね。レッドカーペットを歩くのもめっちゃ時間かかりますよね。でも、うれしかったし、楽しかったですね。

リリコ：吹石一恵さんや釈由美子さんからはセクハラの嵐だったって言われていましたけれど、一体何を言ったんですか？

ケンコバ：でもあれは、嵐じゃなくて霧雨くらいのもんですよ。嵐だったら、この世界から消されていますから。優しさなんですよ。寒そうにしていたから、温めてあげようか？　とかね。欧米の男子なら「なんて紳士なの？」って言われるはずなんですけどね。

リリコ：ああ、私だったら温めてもらいたいですよ～。

宮川：え、体でですよ？

リリコ：いいですよ～。

ケンコバ：ね？　だからあれは、セクハラの霧雨なんですよ。

ナベアツ：いやいやいや、肩を出しているドレス姿の女性に対して、必要以上に近づいて「ええ匂いしますね」とか言いますからね。

ケンコバ：ほめ言葉ですよ。「くさっ！」と言われるよりもましじゃないですか。

全員：ワハハハハハ。

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