マーベル社長、ヒュー・ジャックマンにウルヴァリン復帰の辞退を薦めていたことを告白
2024年5月9日 11:00
2大ヒーローの対決と共闘が描かれるマーベル最新作「デッドプール&ウルヴァリン」へのファンの期待が高まるなか、マーベルのケビン・ファイギ社長がヒュー・ジャックマンに辞退を進言していたことを、英エンパイアの取材で明らかにした。
「デッドプール&ウルヴァリン」の見所のひとつは、デッドプールことウェイド(ライアン・レイノルズ)と、ウルヴァリンことローガンとの共演だ。しかし、長年「X-MEN」シリーズでウルヴァリンを演じてきたジャックマンにとって、この役への復帰は簡単な決断ではなかった。なぜなら、「LOGAN ローガン」でウルヴァリンは壮絶な最期を遂げているからだ。
ファイギ社長は、「『LOGAN ローガン』でウルヴァリンは歴史上最高の終焉を迎えた」と語り、その決断を覆すべきではないと考えていたという。実際、ジャックマンにこう告げたようだ。
「『ひとつ忠告させてくれ、ヒュー。戻ってくるんじゃない』とね」
ジャックマン自身も、ウルヴァリン役への復帰に迷いがあったようだ。彼にとって、ウルヴァリンは単なる役を超えた存在であり、俳優人生そのものを象徴するキャラクターだったからだ。ファンの愛も深く、慎重に検討する必要があった。そのため、ジャックマンは長いドライブに出かけ、この役についてじっくりと考えたという。
「気がついたらこの映画のことが頭から離れなくなっていた。それで、車をおりてライアン(・レイノルズ)に電話をかけた。『雇ってもらえるのならば、参加する』とね」
ただし、「デッドプール&ウルヴァリン」に登場するウルヴァリンは、これまでの「X-MEN」シリーズとは設定が異なるとのこと。これは「LOGAN ローガン」のエンディングを尊重し、その意味を失わせないための配慮だそうだ。
「デッドプール&ウルヴァリン」は7月26日より全国公開。