波瑠主演×大谷健太郎監督、沖縄県名護市舞台の「がじまる食堂の恋」9月公開

(C)名護まち活性計画有限責任事業組合

［映画.com ニュース］　女優・波瑠主演で、沖縄県名護市を舞台に祖母が始めた食堂をひとりで切り盛りする女性みずほを軸に展開される男女4人の恋模様を描いた「がじまる食堂の恋」が、9月に全国公開されることが決まった。「NANA」「黒執事」といった話題作を送り出している大谷健太郎監督がメガホンをとった。

名護市民で結成された組織「名護まち活性計画有限責任事業組合（LLP）」が企画・製作。通常のご当地映画とは異なり、映画の権利を地元が持ち、映画製作をきっかけに街の活性化と観光客誘致をはかるプロジェクトで、「映画製作」と「街づくり」が一体化した全国初の試み。劇中には、名護のご神木である「名護のひんぷんガジュマル」が登場するほか、ビーチや名護さくら祭りなど、地元の美しい風景もふんだんに盛り込んだ。また映画公開に合わせて、主人公たちが味わう沖縄グルメやスイーツを商品化する予定で、スクリーンの外でも楽しめる展開を用意する。

主演の波瑠は「人も気候もあたたかく、ご飯もおいしくて、本当に素敵なところです。とにかく沖縄が大好きです！」と話し、沖縄にぞっこん。メガホンをとった大谷監督も「ロケ場所の協力や、映画を支える裏方の作業まで、本当に市民の皆さんと共に映画を作ったと実感しています。この映画を見れば、東京で暮らしていては絶対に味わえない、沖縄の、名護の、たおやかな美しい時間が味わえます。名護でしばらく暮らしたような気分になって、ほっと癒されると思います」と話している。

共演には、みずほの食堂に現れる謎の男性・隼人役に「トウキョウソナタ」「カラスの親指」の小柳友、東京から来た美少女・莉子役に「non-no」専属モデルとしても活躍する竹富聖花、みずほの幼なじみ翔太役に「劇場版　さらば仮面ライダー電王　ファイナル・カウントダウン」で注目された桜田通と、フレッシュなキャストが集結。沖縄出身の肥後克広（ダチョウ倶楽部）とパッション屋良、ダンディ坂野といったお笑い芸人も出演している。