リチャード・アッテンボロー

リチャード・アッテンボロー
英語表記
Richard Attenborough
誕生日
1923年8月29日
没日
2014年8月24日
出身
イギリス/ケンブリッジ

英ケンブリッジ出身。ロンドンの王立演劇学校で演技を学んだ後、俳優としてデビュー。42年の「軍旗の下に」(日本劇場未公開)で映画に初出演してからも舞台に立っていたが、50年代から映画出演が多くなり、やがてプロデュース業にも進出。映画「紳士同盟」(60)や「大脱走」(63)などでバイプレイヤーとして存在感を放ち、69年には反戦ミュージカル「素晴らしき戦争」(69)で映画監督デビュー。77年の監督作「遠すぎた橋」を経て、マハトマ・ガンジーの激動の生涯を描いた「ガンジー」(82)でアカデミー作品賞や監督賞など8部門を受賞した。その後も「コーラスライン」(85)や「遠い夜明け」(87)のメガホンをとる一方で、俳優としても「ジュラシック・パーク」(93)や「34丁目の奇跡」(94)で活躍。スクリーンの外でも、英国映画協会(BFI)や英テレビ局チャンネル4の会長、王立演劇アカデミーの議長を務めたほか、ユニセフ親善大使に就任するなど人道支援活動にも積極的で、76年にサー、93年にロードの称号を授与された。08年に階段から落ちたのが原因で車イスでの生活を介護施設で送っていたが、14年8月24日に他界した。享年90歳だった。07年の監督作「あの日の指輪を待つきみへ」が遺作となった。妻で女優のシーラ・シムとの間に生まれた息子のマイケル・アッテンボローは舞台演出家として活躍している。

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