八千草薫

ふりがな
やちぐさかおる
本名
谷口瞳
誕生日
1931年1月6日
没日
2019年10月24日
出身
日本/大阪

1947年、宝塚歌劇団の娘役としてデビュー。51年に東宝映画「宝塚夫人」で銀幕デビューを果たす。三船敏郎主演の映画「宮本武蔵」(54)でお通役を演じ、同作は米アカデミー賞で名誉賞(外国語映画賞)を受賞、翌年にはカルミネ・ガローネ監督が日伊合作で映画化したプッチーニ作のオペラ「蝶々夫人」(55)に主演した。その後も「夏目漱石の三四郎」(55)、「乱菊物語」(56)などに出演。57年に宝塚を退団した後も、数多くの映画に参加しスクリーンに華を添えた。60年代からはTVドラマにも出演し、「岸部のアルバム」(77)でテレビ大賞主演女優賞を受賞。向田邦子原作のドラマ「阿修羅のごとく」(79~80)では主人公の4姉妹の次女を演じた。同作が03年に映画化された際には、4姉妹の母親役で出演し、第27回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。近年の主な映画出演作品に「しゃべれども しゃべれども」(07)、「ディア・ドクター」(09)、「舟を編む」「くじけないで」(ともに13)、「ゆずり葉の頃」(15)などがある。97年に紫綬褒章、03年に旭日小綬章を受章した。2019年10月、膵臓がんのため88歳で死去した。

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