マルゲリータ・ブイ

伊ローマ出身。シルビオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーで演技を学び、1986年、映画デビュー作「La seconda notte」に続くTV映画「Una grande storia d'amore」でイタリア国内の注目を集める。「La settimana della sfinge」（90）でサン・セバスチャン国際映画祭の最優秀女優賞を受賞。セルジオ・ルビーニ監督作「殺意のサン・マルコ駅」（91）でダビッド・ディ・ドナテッロ賞を初受賞し、その後、合計7回にわたって同賞を受賞する。「もうひとつの世界」（98）、「無邪気な妖精たち」（01）、「イタリア的、恋愛マニュアル」（05）、「題名のない子守唄」（06）、「日々と雲行き」（07）などを経て、「まっさらな光のもとで」（09）でベネチア国際映画祭パシネッティ賞女優賞を受賞。ナンニ・モレッティ監督作「夫婦の危機」（06）や「母よ、」（15）をはじめ数多くのイタリア映画で主演を務め、イタリアを代表する女優のひとりとして活躍している。