シャロン・ストーン、スタジオ幹部から受けた80年代のセクハラについて告白
2023年11月11日 12:00
俳優シャロン・ストーンが、1980年代に米ソニー・ピクチャーズ幹部から受けたセクシャルハラスメントについて初めて語った。
ケリー・リパ司会のポッドキャスト番組「Let's Talk Off Camera」に出演したストーンは、世界的に大ヒットした92年の映画「氷の微笑」や95年の「カジノ」に出演する前の80年代の出来事について振り返った。
ある日、ストーンはソニーの幹部とミーティングの機会が与えられ、大喜びで準備したとのこと。「肩にちょっと飾りのついたラルフ・ローレンのジャケットと裾にフリルがあるデニムスカート、カウボーイブーツで向かった」というストーンは、「彼のオフィスに入ったの。80年代のことだから、わかるでしょ。座面が低い大きなソファーが置いてあって、座ると自分の膝が首の高さまでくるような感じ。私はすごく背が高いから、座ると脚ばかり目立ってた。彼はオフィスのなかを行ったり来たりしてた」と語った。
その幹部は「みんなが言う通り、すごく美人だ。きみみたいな美人はこの業界でも久しぶりだよ。みんながきみのことを話しているし、実際にこの美貌だ。きみはとても頭が良くて美しくて、その髪もたまらない」とストーンに話したそう。「そうして私の真正面に来て、『でもその前に……』といいながら、私の目の前に性器を露出した」
続けてストーンは「私はすごく若かったし、緊張すると笑ってしまう癖があるの。基本的に陽気な人間だから。そのとき私は笑いながら泣きはじめた。パニックになっていたから止められなかった。私が笑い泣きしているから、彼もどうすればいいかわからなかったらしくて、机の後ろのドアから出ていった。どうすればいいかわからなかった。錯乱状態のまま座っていたら、彼の秘書が部屋に入ってきて、私を連れ出してくれた。これは私がキャリアのなかで味わった奇妙な体験のほんの一部よ」と告白した。
なお、ストーンはこの幹部の実名は明かしていないが、謝罪はいつでも受け入れると話している。