ビートルズの新曲をもっと生み出すことは可能 ピーター・ジャクソン監督が明言
2023年11月8日 11:00
ザ・ビートルズの最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」が世間の注目を集めるなか、同曲のミュージックビデオを手がけたピーター・ジャクソン監督が、さらなる新曲のリリースが「可能」との見解を示した。
ドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ Get Back」を手がけたジャクソン監督は、「ナウ・アンド・ゼン」のリリースを実現させた功労者だ。1978年にジョン・レノンが収録した「ナウ・アンド・ゼン」のデモ音源を、オノ・ヨーコからポール・マッカートニーを経て入手したジャクソン監督は、自身が開発したオーディオソフトウェアを使ってレノンのボーカルのみを抽出することに成功。そこにジョージ・ハリスンのギター、存命のポール・マッカートニーとリンゴ・スターが伴奏やコーラスを加えたことで、ザ・ビートルズの新曲としてリリースされた。
英サンデー・タイムズ紙にジャクソン監督が語ったところによると、ザ・ビートルズのさらなる新曲を製作することが可能だという。レコーディングの過程でメンバーが演奏したフレーズやアイデアが保存されているためだ。
「『Get Back』のなかの演奏を選び、ジョンとジョージのトラックを分ける。それにポールとリンゴにコーラスやハーモニーを加えてもらう。そうすれば、そこそこの曲ができあがるはずだ。ただし、ポールにこのアイデアはまだ話していない。ファンの妄想に過ぎないが、技術的に可能ではある」
マッカートニーがこのアイデアにどう反応するか注目である。