パレスチナ情勢の悪化で、サウジアラビアで準備中のハリウッド映画が突如中止

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サウジアラビアで撮影準備が進められていたニール・ブロムカンプ監督（「第9地区」「グランツーリスモ」）の新作「They Found Us（原題）」が、突如停止となった。米Deadlineが報じている。

「They Found Us（原題）」は、宇宙人に拉致される父娘の物語。父親役には「ザ・スーサイド・スクワッド　“極”悪党、集結」「フォー・オール・マンカインド」のジョエル・キナマンが決まっている。「アンブレラ・アカデミー」のジェレミー・スレイターのオリジナル脚本で、インディペンデントスタジオのAGCが製作。サウジアラビアの最先端の都市「NEOM」のスタジオにおいて撮影が行われる予定で、プリプロダクションが行われていた。

このたび、AGCは「They Found Us（原題）」の準備を一時停止すると発表。「私たちは、NEOMの大切なパートナーとともに、すべての利害関係者が安心できる国境を越えた法的および資金調達構造をさらに検討する間、この映画のプリプロダクションを一時停止するという不本意な決定を下しました」と、パレスチナ情勢の急速な悪化が影響を与えていると説明している。