ギレルモ・デル・トロ監督が降板理由を吐露　「パシフィック・リム」第2弾は見ていない

(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.

ギレルモ・デル・トロ監督が、大ヒット映画のシリーズ第2弾「パシフィック・リム　アップライジング」から降板した理由について、米Colliderの取材で明らかにした。

当初はデル・トロ監督が第2弾でもメガホンをとる予定だったものの、プロデューサーがスタジオ使用料を払わなかったため、撮影が延期になったからだという。

「連中はトロントのサウンドステージの前金をある日の午後5時までに払わなければいけなかったのに、それを怠ったためにサウンドステージを失った。その後、連中は中国でなら撮影できると言ってきた。だが、あいにく私は『シェイプ・オブ・ウォーター』の予定が入っていた」

「Marvel デアデビル」のスティーブン・S・デナイト監督が引き継いだ「パシフィック・リム　アップライジング」に対する評価は、興行・批評ともに芳しくない。デル・トロ監督は同作に製作総指揮として名を連ねているものの、実は完成作品を観ていないと明かす。

その理由を訊かれると、「元妻のホームムービーを見るようなものだからだ」と説明。

「出来が良ければ嫌な気分になるし、出来が悪ければさらにひどい気分になる。だから、知りたくないんだよ」