全部かわいい!「ルー、パリで生まれた猫」キジトラの子猫、ルーの愛らしさと成長をたどる場面写真13点公開
2023年9月26日 18:00
パリを舞台に、愛猫との絆によって現実を乗り越え成長していく少女の姿を描いた「ルー、パリで生まれた猫」。このほど、主人公のキジトラの子猫、ルーの愛らしさと成長をたどる場面写真13点が一挙公開された。
パリに住む10歳の少女クレムは、屋根裏で生まれたばかりのキジトラの子猫を見つけ、ルーと名付けて一緒に暮らしはじめる。両親の不仲に心を痛めていたクレムにとって、クールで自由で好奇心に満ちたルーとの生活は心安らぐ時間となっていく。ある日、森の別荘へやって来たクレムとルーに、ある出会いが訪れる。
このほど公開されたのは、セリフはないのにドラマを感じさせる、ルーの豊かな表情の数々に猫好きはもちろん、そうではない人も思わず引き込まれる場面写真だ。好奇心や甘える表情、内なる“野生”、クレムを心配そうに見つめる姿、切ないキスシーンなどさまざまなシーンとアングルで撮影されている。すべてルーの目線の高さで捉えており、クレムとの絆の尊さを一層輝かせていることにも注目だ。一方で、ふたりはいくつもの季節をともに過ごす中で、ルーの成長の速度はクレムのそれとは異なるため、どこか切なさも感じさせる画像となっている。
“人間の俳優を捉えるように動物の視点に立って撮る”と称される動物映像作家であるギヨーム・メダチェフスキ監督は、ルーを演じる猫としてキジトラにこだわり猫たちをキャスティング。撮影を通じて最も難しかったこととして、「クレムとルーの間に存在する、ある種の共犯関係を感じさせることですね。ふたりが互いに共生している雰囲気を出す必要があったからです。1人の子どもと1匹の猫には、多くの共通点がある、でもそれをどうしたら表現できるだろうか…とずっと考えていました」と語る。
本作の動物トレーナーとして監督のオーダーに応じてルー役の猫を探しまわったフランスの動物トレーナーの第一人者ミュリエル・ベックは、猫を演出することについて「最も難しいのは、喜びや驚きの感情を表現させることです。ネコ科動物の感情は、例えば犬と比べても読み取るのが難しいんです。犬は目を細めたり耳を動かしたりしますが、それに対して猫はそれほど感情を表現しない。それが監督と私の共通の課題でした。とても繊細な仕事だったから、実験的だったともいえます。金細工職人の仕事さながらね! まさにすべてが冒険でした。“ルーが森に呼ばれるのを感じている演出は? ”とか“恋に落ちた場合は?”という具合に……」と苦労を語りながらも、豊かなドラマを作り上げた。ちなみにベックは、本作撮影後、ルーを演じた子猫たちを家族として迎え、なんとすでに別の作品への出演も果たしている。
なお、9月29日から子猫時代のかわいらしいルーのポストカードが、劇場鑑賞1名につき1枚先着でプレゼントされる。数量限定のためなくなり次第終了。また、子猫ルーのどアップ写真をそのまま両面にデザインしたクリアファイル、ルーのシルエットと肉球マークいっぱいのオリジナルテープ、そしてトートバッグという映画オリジナルグッズ3種も新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか本作の一部の上映劇場やギャガ公式オンラインストアなどで販売される。詳細は本作HP(https://gaga.ne.jp/parisnekorrou/)にて告知する。