今年のエミー賞授賞式が延期に　ダブルストライキの影響

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米脚本家組合(WGA)と米俳優組合(SAG-AFTRA)のダブルストライキを受けて、9月18日（現地時間）に米FOXで生中継予定だった第75回プライムタイム・エミー賞授賞式が延期されることがわかった。米ハリウッド・レポーターなどが報じている。

同賞を主催するテレビジョン・アカデミーと今年の放送権を獲得したFOXは現在、WGAとSAG-AFTRAの両者が、映画会社、テレビ局、配信プラットフォームなど350社が所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers（AMPTP）との合意に至り、ストライキが終息するまで待つか否かについて協議中だという。

予定通り9月18日に授賞式を決行した場合、全25部門のうち16部門が俳優もしくは脚本家を対象としたものであることから、受賞者が全員欠席という事態にもなりかねない。SAG-AFTRAが所属する俳優らに対して、映画賞などのアワード類を含むプロモーション活動の一切を禁じている一方、WGAは組合員に、こうしたアワードにおいて司会やプレゼンターのために“カンペ”を書くことも禁止事項のひとつに掲げており、いずれにしても現時点で授賞式を成立させること自体が困難だと言えるだろう。

長い歴史を誇るエミー賞だが、授賞式が延期となったのは2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件の直後に予定されていたのを11月に延期して以来、実に22年ぶり2度目となる。