ディケンズの古典「大いなる遺産」の現代版スピンオフ映画に注目の若手俳優が集結

2023年7月16日 12:30

英文豪チャールズ・ディケンズの古典小説「大いなる遺産」を現代版にアップデートしたスピンオフ映画に、大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」のアルデン役で知られるカラン・マッコーリフ、「ニュー・ミュータント」のブルー・ハント、Netflixの人気コメディシリーズ「エミリー、パリへ行く」のサミュエル・アーノルド、アニー・Q（テレビドラマ「LEFTOVERS 残された世界」）ら注目の実力派若手俳優が主演することがわかった。米Deadlineが独占で報じている。

ディケンズが自身の経験をもとに書いた半自叙伝的な長編小説「大いなる遺産」は、莫大な遺産の相続人になったことで運命が一転する孤児のピップを描く物語で、これまでに幾度も映像化されている。

タイトル未定のスピンオフは、大人になった主人公のピップ（マッコーリフ）が、少年時代の後見人で大富豪の老女ミス・ハヴィシャムから「週末に遊びにおいで」という謎めいた招待状を受け取るところから始まる。意気揚々と屋敷を訪れたピップだったが、肝心のミス・ハヴィシャムは現れず、代わりに美しくも冷淡な初恋の相手エステラ（ハント）と再会する。そこには、何か企んでいるらしき料理人アヴェリー（Q）や横柄なヘッジファンド経営者バーナード（アーノルド）をはじめとする、一癖も二癖もある人物たちが集まっていた。彼らは、謎を解いた者に“大いなる遺産”を与えるという、ミス・ハヴィシャムが仕掛けた遺産相続ゲームに躍起になるが、その過程で招待客の1人が謎の死を遂げたことから、のんびり過ごすはずの週末は思わぬ方向に転じていく、というストーリーだ。

クリス・ロバート・リーゲル（「Another You（原題）」）が脚本と監督を、デイブ・ハンセン（「ブルー・ダイヤモンド」）、クレイ・ペコリン（「密航者」）がプロデューサーを務める本作は、現在カナダで撮影が行われている。