「かわいいからってなんでも許されると思ってるの？」唐田えりから出演のオムニバス「無情の世界」予告編＆メインビジュアル

(C)2023「無情の世界」G-STAR.PRO

「教誨師」の佐向大、「東京無国籍少女」原案の山岸謙太郎、「POP！」の小村昌士の3人の映画作家が、「現代の憂鬱、日常生活の冒険」をテーマに撮りあげたオムニバス映画「無情の世界」の予告編とメインビジュアルが公開された。

本作は、俳優・小林且弥が立ちあげた映像プロジェクト「STUDIO NAYURA」の第1回製作作品。唐田えりかを主演に迎え、重罪を犯した女性と彼女を取り巻く男たちが織りなす一夜の冒険をサスペンスフルに描いた佐向監督作「真夜中のキッス」、俳優の渡部龍平が自らを主人公に脚本を執筆し、雑居ビルのオーディション会場で些細なすれ違いから起こるトラブルをコミカルにつづった山岸監督作「イミテーション・ヤクザ」、白石優愛が主演を務め、恋愛術講座と護身術講座という正反対の市民講座が開かれているレンタルスペースで始まる恋の行方をエキセントリックな展開で描いた小村監督作「あなたと私の2人だけの世界」の3作品で構成される。

予告編では、「真夜中のキッス」での、小野莉奈が唐田に向かって「かわいいからってなんでも許されると思ってるの？」と突っかかる場面からスタート。その後、各作品の印象的なシーンとセリフを紹介する前半から一転、退屈だった日常が“無情の世界”と化し、登場人物たちが絶体絶命の大冒険に巻き込まれていくさまが切り取られている。

6月23日から新宿シネマカリテほか全国順次公開。