伊藤健太郎、「静かなるドン」早くもシリーズ化に色気「いろいろな形で広めて」
2023年5月13日 16:00
俳優の伊藤健太郎が主演の映画「静かなるドン」前編の公開記念舞台挨拶が5月13日、東京・新宿バルト9で行われた。伊藤は共演の筧美和子、本宮泰風、三宅弘城、「我が家」の坪倉由幸、山口健人監督とともに登壇。「無事に届けられることができ、本当にうれしく思う。自信を持って届けられる作品です」と胸を張った。
1988~2013年に「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で連載され、これまで香川照之、中山秀征らが主演し何度も映画化、ドラマ化されている人気漫画が原作。伊藤は「世代はドンピシャではないが、地元の仲間も一度は聞いたことのある有名な作品。お話をいただいてすごくうれしかった」と振り返った。
昼は会社員、夜はやくざの総長という近藤静也役で、「基本は楽しんで、昼の次に夜のシーンになると感情の起伏を切り替えるチューニングが難しかったけれど、監督がうまく調整してくれてストレスを感じずにできた」と満足げ。山口監督は、「ギャップが凄すぎて格好いい。振れ幅を楽しんでほしい」と話した。
2人は撮影中にどんどん懇意になっていったそうで、伊藤が「おそろいのタンブラーをプレゼントしました」と告白。山口監督も、「現場の皆さんに自慢しまくりました」と笑顔をはじけさせた。静也に思いを寄せられる役どころの筧が「私はもらっていない。2人がラブラブで、私がヒロインなのに…」と嫉妬するほどだ。
後編は5月19日公開。だが伊藤は、「僕自身、もし違う誰かが静也をやったら凄く嫉妬してしまうほど大好きな作品。今の時代に必要な要素やシーン、セリフがある。皆さんの力があれば、来年もまた舞台挨拶ができるかもしれないので、いろいろな形で広めてほしい」とシリーズ化に色気を見せていた。