「戦場のメリークリスマス 4K修復版」坂本龍一さん追悼上映決定

（C）大島渚プロダクション

3月28日に死去した坂本龍一さんが出演、音楽を担当した「戦場のメリークリスマス 4K修復版」（大島渚監督）が、追悼ロードショーとして5月26日から期間限定で上映される。

同作は、2021年4月16日～2023年3月31日をもって、アンプラグドの配給上映権が終了を迎えたが、坂本さんの訃報の後、全国の映画館や映画ファンから追悼上映を希望する問合せが殺到。急遽特別に大島渚プロダクションの依頼と坂本さんの事務所の協力により再上映が実現した。

（C）大島渚プロダクション

松竹ヌーヴェル・ヴァーグを生み、差別や犯罪など、社会の歪みと闘い続けた大島監督による「戦場のメリークリスマス」は、坂本さんのほか、デビッド・ボウイ、ビートたけし、内田裕也さんら本業が俳優ではない顔ぶれをメインキャストに迎え大ヒットした、戦闘シーンが一切登場しない異色の戦争映画。ボウイ演じる捕虜ジャック・セリアズ少佐に、坂本さん扮するヨノイ大尉がいつしか惹かれていく様を、東洋と西洋の文化を融合とともに描く。

また、同作は坂本さんにとって、本作が初めて映画音楽に携わった作品であり、名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」ほか、劇中曲全てを手掛けた特別な作品だ。

5月26日より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか期間限定で上映。