米動画配信HBO Max、「Max」に名称変更 目玉はドラマ版「ハリー・ポッター」
2023年4月15日 07:00
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、自社動画配信サービスの名称をHBO Maxから「Max」に変更し、テレビドラマ版「ハリー・ポッター」を含む豊富なコンテンツを提供することを正式発表した。
米メディア企業ディスカバリーは昨年、米通信大手AT&Tからワーナーメディアの買収を完了し、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーを発足させた。それに伴い、ワーナーメディアのHBO MaxとディスカバリーのDiscovery+というふたつの動画配信サービスを統合する意向を示していた。
4月12日(現地時間)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは新動画配信サービスの名称を「Max」にすると発表。アメリカでのローンチは5月23日(現地時間)で、毎月40以上の映画やテレビコンテンツを提供するという。
目玉となるのは、新たに制作されるテレビドラマ版「ハリー・ポッター」で、J・K・ローリングの世界的ベストセラーシリーズを1冊あたり1シーズンを費やして映像化する意欲作。映画版とは異なる新キャストを起用することになる。「視聴者の皆様にまったく新しい方法でホグワーツを発見する機会を提供できることを嬉しく思います」と、HBOのケイシー・ブロイズはコメントしている。
原作者であるローリングも、「私の本の完全性を保とうとするMaxの姿勢は私にとって重要であり、長編テレビシリーズならではの深みと詳細さを可能にするこの新しい映像化に参加できることを楽しみにしています」と述べている。