ジョージ・ミラー新作「アラビアンナイト」　ヒグチユウコら7人がイラストを描き下ろし

「マッドマックス　怒りのデス・ロード」のジョージ・ミラー監督による最新作「アラビアンナイト　三千年の願い」をイメージし、画家のヒグチユウコらが描き下ろしたイラストが披露された。

本作は、「アラジンと魔法のランプ」で有名なイスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフに、ナラトロジー（物語論）の専門家アリシア（ティルダ・スウィントン）と長い間幽閉されていた魔人（イドリス・エルバ）の物語を紡ぐ。

イラストを描き下ろしたのは総勢7人。ヒグチユウコの作品では、アリシアと魔人の出会いが、まるで泡沫の夢かのような繊細なタッチで描かれている。画家・榎本マリコは、アリシアと魔人の眼（「眼」は本作を語る上で欠かせないキーアイテムでもある）を象徴的に描いた。

イラストレーター・金子ナンペイは、魔人が体験した3000年の物語をアリシアに訊かせる様子を蠱惑的に描き、イラストレーター・ごとうゆりかは、劇中に登場する書籍から着想を得て独自の世界観を表現。イラストレーター・サイトウユウスケは、横たわる魔人の物語に陶酔したかのようなアリシアの表情を、作家／イラストレーターのぬまがさワタリは、イラストと共に「ジョージ・ミラーという、映画史に名を刻む偉大な”語り手”について語るうえでも、本作は決して外せない重要作となるだろう」というコメントを寄せた。イラストレーター・100%ORANGEは、魔人の登場シーンを外国の絵本を思わせるようなチャーミングなタッチで描き出した。

あわせて本編映像も披露され、アリシアの前に巨大な魔人が現れるシーンを収めている。「アラビアンナイト　三千年の願い」は2月23日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

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