木村拓哉、全国各地でサプライズ登場! 「レジェンド&バタフライ」チームが3日で4都市めぐり観客熱狂

2023年1月24日 13:30


1月21日~23日の3日間で、愛知、岐阜、福岡、京都の4都市へ
1月21日~23日の3日間で、愛知、岐阜、福岡、京都の4都市へ

木村拓哉が織田信長、綾瀬はるかが正室・濃姫(別名:帰蝶)を演じる映画「レジェンド&バタフライ」チームが、1月21日~23日の3日間で、愛知、岐阜、福岡、京都の4都市をめぐる全国キャンペーンに参加。木村、綾瀬らキャスト陣と大友啓史監督が、全国のファンの前にサプライズ登場し、作品の魅力を語り尽くした。

本作は、総製作費20億円を投じる東映70周年記念作品。NHK大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太が脚本を手がけ、「るろうに剣心」シリーズの大友監督がメガホンをとった。信長と濃姫の生涯を、いままで描かれることのなかった新たな目線で描き出す。


▽1月21日(愛知) 「映画ヒット祈願」(熱田神宮)

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キャンペーン初日の1月21日、まずは木村、伊藤英明、大友監督が熱田神宮を訪れ、映画の大ヒットを祈願。木村は「(映画の)公開前にお邪魔させていただき、役を演じるだけではない嬉しさがあります」と、感謝を伝えた。熱田神宮は、信長が桶狭間の戦いの前に戦勝を祈願したことでも有名で、戦に勝利をおさめた信長が奉納したとされている「信長塀」がある。木村は「その当時からある空間に監督と共演者とともに参拝できたことは、非常に清められた感じがして、すごくありがたかったです」と、感慨深げな様子。学生の頃、合格祈願のため熱田神宮を参拝したという伊藤は、「僕自身も信長ファンで熱田神宮にも特別な思いもあって、その神社に映画のヒット祈願を兼ねて、敬愛する木村拓哉さんと大友監督と参拝できて本当に良い思い出になりました」と、笑顔を見せた。

大友監督も、「撮影前に信長という存在を実際に感じたくて、信長に関わる場所をいくつか訪ねて回らせていただいたのですが、ここは来られなかったので、公開前のタイミングで信長様の良い霊気に触れたというのか、心が澄んだ気持ちになりましたね」とコメント。大安の土曜日、熱田神宮に訪れた多くの参拝客は、木村たちの姿に熱狂していた。


▽1月21日(岐阜) 「ぎふ信長まつり大成功御礼舞台挨拶」(TOHOシネマズ岐阜)

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続いて一行は、2022年11月に「ぎふ信長まつり」で訪れた岐阜に凱旋し、お祭りの成功を支えた関係者が参加した試写会に登場。木村は、「去年、信長まつりでは皆さんのお力添え本当にありがとうございました」と、御礼を伝える。岐阜出身の伊藤は、「お祭りの前日に木村さんと岐阜城に一緒に行ったのですが、木村さんが岐阜城から岐阜の町を見た時に、『信長と濃姫にはもう少し生きていてほしかったな』とおっしゃっていて、それがすごく刺さって、岐阜人としてその景色があるところに生まれ育って良かったと思いました。岐阜の皆さんにはこの映画をご覧になっていただいて、信長と濃姫に思いを馳せながら岐阜の町の良さを感じて欲しいなと思いました」と、熱くメッセージを伝えた。

木村が「去年(ぎふ信長まつり)の経験をさせていただいたので、他県という感覚がない。肉眼で岐阜城を確認できた時に『あ、帰ってきたな』という感覚はありますね」と話すと、大きな拍手が湧き上がる。伊藤が「ご自宅ですものね……?」と返すと、木村も「そうですね。あんまり大きい声で言えないけど」と即答し、軽快なやりとりを披露した。


▽1月21日(愛知) 「一般試写会舞台挨拶」(ミッドランドスクエアシネマ)

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一行は再び名古屋に向かい、一般の観客向けの試写会にも参加。午前中の熱田神宮への訪問について、木村と伊藤は次のように語る。

木村「今日は熱田神宮でヒット祈願をさせていただきました。(信長と)関係の深い神社にお邪魔させていただき、自分を招いてくれたという形でしたので非常に嬉しかったです。その当時から今日に至るまで同じ場所に同じものが存在してくれているということにも感動しました。あの神社のなかに足を踏み入れた瞬間に空気が違うなと感じましたので、あそこにはきっといらっしゃると思います」

伊藤「監督と木村さんの後ろを歩いていたんですけど、木村さんが歩かれると参拝のお客様がわっと分かれて幸せそうな顔で見てらっしゃるんですよ。信長も戦場へ向かう前、こうして兵の士気を高め勝利を掴みとったって、その時の僕自身の捉え方ですけど、信長は民や兵の士気を高めてひとつの目標に向かっていくんだなって。いつもの参拝とは違う雰囲気を感じながら公開も間近ですし、いよいよ始まるんだっていう緊張感と高揚感を味わっていました」

さらに大友監督は、撮影中の木村の印象を問われ、「途中から僕のなかでは木村拓哉と織田信長が一致していましたね。これは演出する上でとても大事なことで。信長だから“これは”やってはいけないという考えになると、せっかくの面白いアイデアができなくなってくる。ある段階から目の前にいる木村拓哉がイコール織田信長になりましたね」と、木村が演じた信長に自信を見せた。


▽1月22日(福岡) 「アライバルイベント」(アミュプラザ博多3階スタジオテラス)

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続く2日目には、木村と大友監督に加え、若い頃から信長に仕え続けた小姓、前田犬千代役の和田正人と長谷川橋介役のレイニが、福岡へ。当日の午前6時に公式SNSで、さらに午前9時30分からは博多駅前で号外が発行され、一行の登場がサプライズ発表されると、JR博多駅前のアミュプラザ博多には、当日の告知にも関わらず7000人が集結。木村が右手を天に掲げ颯爽と現れると、会場には割れんばかりの歓声が上がり、木村も「最高ばい!」と、力強く言葉を返した。続けて、「こんなにたくさんの人に集まっていただき、本当に嬉しか」と、博多弁を交えて挨拶。和田は「ビビってます(笑)。岐阜城の天守閣さながらのこの景色を眺められることが、夢のようです」、レイニは「こういったステージに立つこと自体が初めてなので、来てくださった方にも、(たくさんの方を)集めてくださった木村さんにも感謝しています」と、笑顔を浮かべた。

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劇中では、16歳から49歳という幅広い年齢の信長を全て演じ上げた木村。大友監督は、「若い頃を演じる時は、とにかくはっちゃけてもらいたかった」「和田くんとレイニくんが頑張ってくれたことによって、思春期の高校生みたいな雰囲気が出たと思います」と、現場での3人の絆を称えた。


▽1月22日(福岡) 「一般試写会舞台挨拶」(T・ジョイ博多)

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さらに一行は、一般の観客向けの試写会に、上映前のサプライズゲストとして参加。木村が「ひょっとすると、先程(JR博多駅前で)お会いできた方も中にはいるかもしれませんが、上映までの間、僕らと時間を過ごしていただければと思います」と声をかける。改めてMCが観客に、JR博多駅前に来ていた人がいるか問いかけると、多くの手がり、木村は驚きながらも喜びの表情を見せた。

最後に木村は「2時間48分後、このスクリーンが真っ暗になって音だけになる瞬間があるんですけど、その時に、みなさんに愛しい人や大切な方をイメージしていただくことができたら、本作は成功なのかなと思っています。なので、是非、その瞬間を体感してほしいと思います」と、アピールした。


▽1月23日(京都) 「京都プレミア」(T・ジョイ京都)

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名古屋、岐阜、福岡など各地でサプライズを成功させた木村が最後に向かったのは、本作の撮影の拠点となった東映京都撮影所がある京都。木村、大友監督に加え綾瀬はるかが、さまざまな装飾で、本作の世界観一色に染め上げられた映画館を訪れた。和装の木村と綾瀬は、「京都ということで、劇中衣装を着付けてくれたスタッフの方が、今日再び着付けてくださりました。今日のためだけに作られた着物で、非常に感傷に浸っております」(木村)、「1年前に京都で撮影をし、また今日こうして戻ってこられて、いよいよ皆さんに見て頂ける日が近づいてきていることを感じて、とても嬉しく思っています」(綾瀬)と挨拶した。

3日間にわたる日本中での宣伝活動を、木村は「非常に濃厚な時間を過ごしました」「昨日の夜は、公開後にも見てくださった方たちと共に過ごせる時間を持ちたいよねという話を、監督として盛り上がっておりました」と振り返る。大友監督が「特に今回の作品は、見た方々の熱量をすごく感じました。僕らが出てきても『まだ出てこなくていいよ。浸らせてくれよ』みたいな空気を感じました(笑)」と話すと、木村も「映画を見終わった皆さんの、『もうちょっと、あの余韻を散らかさないでください』みたいな雰囲気をひしひし感じました」と共感。続いて綾瀬は、時代劇への思いを次のように語る。

綾瀬「京都太秦では、私が生まれる前から名だたる作品に携わってきた方が着付けをしてくださったり、歴史を感じながら、先輩方と一緒にお仕事をさせて頂きました。セットも時代劇ならではで、いまではもうないようなものがたくさん作られています。セットや着物、かつらだったり、そこに行くと急に戦国時代にワープしたような感覚にさせてもらえるようなところが、私が時代劇を大好きだなと思う部分です」

撮影は、世界遺産の仁和寺をはじめ、京都にある多くの国宝や重要文化財で行われた。綾瀬は「なかなか普段入れない場所で撮影させて頂いたのですが、メイクをしてお着物を着た状態で足を踏み入れると、グッとしまった空気感のなかで、実際に生きていた人生の大先輩を演じさせてもらうことへの緊張感を良い意味で味わえる貴重な経験でした」と述懐。木村は「その時間をずっと過ごしてきたもの自体に勝る説得力はないですし、その当時から続いている歴史をもった京都の重要文化財や国宝を歩かせて頂くことによって、フィクションの現場にノンフィクションのエッセンスを与えてもらえたなと思います」と、京都のさまざまな場所が、作品に深みを与えたと語る。また、本作で“魔王”という異名を持つ信長と、“帰蝶”と呼ばれる濃姫を演じたことにちなみ、互いの呼び名を聞かれると、綾瀬がとっさに「レジェタク」と答え、会場は大きな笑いに包まれていた。


▽1月23日(京都) 「一般試写会舞台挨拶」(T・ジョイ京都)

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最後に3人は、劇場で作品を見終えたばかりの観客の前に登壇。木村は「ようやくこの劇場で皆さんに手渡しすることができて嬉しく思っています」と喜び、綾瀬は「会場があったかいですね……熱い。熱気を感じます。何か皆さまの心に届くものがあったら嬉しいなと思います」と、胸中を明かす。

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イベント中盤では、京都ならではの出来事が。木村が「現場でともに作業をしてくださっていた『レジェンド&バタフライ』の軍勢が客席に紛れ込んでいたので、皆さんにも是非ご紹介させて頂いて、作品を見てくださった皆さんからスタッフに、いま一度拍手を頂けたらなと思います」と、客席のスタッフを見つけ、急遽紹介した。

「装飾の極並さんと、嶋さんです。このおふたりが僕に甲冑を着せてくださり、全ての美術部が作り上げたセットに飾り付けをしていただいている方です。本当にありがとうございました」「続いて、この作品の闇に光を当ててくださいました、照明部のチーフの永田さん。そして、濃姫が敦盛を披露するシーンの所作をはじめ、劇中の登場人物の動きを統括してくださった所作指導の峰さんです。そして監督の指示を現場に伝えてくださった、助監督の柏木さん」(木村)。綾瀬と大友監督も、久々に“戦友”に会えた喜びを噛みしめ、また紹介されたスタッフは、照れながらも嬉しそうに挨拶していた。

最後に綾瀬は、「少しでも皆さんの心を動かす何かが届いていたら嬉しいです」といい、木村は「たくさんのスタッフに支えられて、共演者と一緒に監督のもと作り上げた作品です。公開日をもって皆さんのものになります」と、力強い言葉で、イベントを締めくくった。

レジェンド&バタフライ」は、1月27日に全国公開。

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