マーゴット・ロビー主演「パイレーツ・オブ・カリビアン」スピンオフ企画が消滅

Photo by Dimitrios Kambouris/Getty Images for WSJ. Magazine Innovators Awards

米ウォルト・ディズニーが、マーゴット・ロビーが主演する予定だった「パイレーツ・オブ・カリビアン」スピンオフの製作を中止したことがわかった。

新作「バビロン」をプロモーション中のロビーが、米バニティ・フェア誌のインタビューに明かした。「しばらく前からアイデアを練ってきて、これまでのシリーズとは違うもっと女性が活躍するタイプの作品ですごくいいと思っていたんだけど、ディズニーは乗り気ではなかったみたい」と語った。

ジョニー・デップ主演で大ヒットした「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン　呪われた海賊たち」（2003）から第5作「パイレーツ・オブ・カリビアン　最後の海賊」（17）まで、全世界累計興収45億ドル超の大ヒットを記録。その後、デップが元妻アンバー・ハードとの法廷闘争に巻き込まれたことから、20年6月にロビー主演、クリスティーナ・ホドソン脚本のスピンオフ企画が進行していた。

降板させられたデップは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズには何があっても戻らないと宣言。だが、今年6月にハードとの名誉毀損裁判に勝訴し、ディズニーはデップのシリーズ復帰を画策しているのではという噂もある。

ロビーは、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督・脚本の新作「バビロン」でブラッド・ピットと共演。アカデミー賞レースを狙う本作は、1920年代のハリウッドを舞台にした群像劇で12月23日から全米公開される。