東京ドキュメンタリー映画祭2021グランプリ受賞作品「Yokosuka 1953」公開

2022年11月5日 07:00


「Yokosuka 1953」
「Yokosuka 1953」

東京ドキュメンタリー映画祭2021でグランプリを受賞した木川剛志監督「Yokosuka 1953」が、11月5日より東京K's cinemaで公開がスタートした。

作品は、映像作家・木川剛志の元に寄せられたSNSのメッセージを頼りに、戦後の歴史の波に翻弄された混血孤児の数奇な運命を静かな映像で紡ぎ出したドキュメンタリー。今年 5月にフジテレビ「奇跡体験アンビリバボー」でも取り上げられ大きな反響を呼んだ。

和歌山大学教授でもある木川監督のSNSに「木川洋子を知っていますか?」というメッセージが寄せられる。この不思議なメッセージをきっかけに、木川監督は歴史の波に翻弄された一人の女性の66年にも及ぶ悲痛な思いを知ることになる。彼女の日本名は木川洋子。その母・木川信子を探しているという。その祈りのような願いの一端を道標に、木川監督は北米に飛ぶ。神奈川県横須賀市にある洋子のゆかりの場所から縁者を探し、そしてその母、信子が終焉を迎えた地、東京・八王子までの足跡をたどる長い旅が始まった。

木川監督は「この映画は、私が創作したものではありません。ただ、ただそこにあった偶然と必然に引き寄せられ、向き合い、あがき、そして揺さぶられた魂の記録をまとめたものです。洋子さんの母を探す旅を一緒に見ていただくことで、現実にあった悲劇と、それと共にある『人間の強さと美しさ』をそれぞれに感じてもらえればと思います」と述べている。ナレーションは俳優の津田寛治が担当。

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