イーロン・マスク、「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」を批判

2022年9月12日 11:00


イーロン・マスク
イーロン・マスク

世界同時配信されたAmazon Prime Videoのオリジナルドラマ「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」を、テスラやスペースXの最高経営責任者を務めるイーロン・マスクが批判している。

ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」は、J・R・R・トールキンの「指輪物語」を下敷きに、「中つ国」の第2紀を舞台にした物語で、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日譚にあたる。シーズン1だけで4億6500万ドルの製作費が投じられている。240以上の国と地域で同時配信され、初日の視聴者が2500万人に到達したと発表された。

だが、マスクは自身のTwitterで、「トールキンは墓の中でのたうち回っている」と投稿。「これまでのところ、ほぼすべての男性キャラクターは、臆病者か、嫌な奴か、その両方だ。ガラドリエルだけが勇敢で、賢くて、善人だ」

ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」には23人ものメインキャストが存在するが、これまでに配信された2話に関する限り、女性キャラクターのほうが魅力的に映る。だが、マスクの批判を額面通りに受け取るのは早計だ。なぜなら、マスクと「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」を手がけるアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスと宇宙開発事業においてライバル関係にあるため、マスクは機会があるごとに噛みついているからだ。

さらに、マスクのコメントについて意見を求められた英ファンタジー作家のニール・ゲイマン(「サンドマン」)は「イーロン・マスクは、Twitter買収に失敗したときのアドバイスを私に求めに来ていないし、私は映画やテレビ、文学の批評を彼に求めることはしない」とTwitterで返答。事業家のマスクは、映画やドラマの評論家としての資質に欠けているとの私見を述べている。

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